百合俳句鑑賞バトル2017

#百合俳句鑑賞バトル の記録です。 一回戦 課題句:人形のだれにも抱かれ草の花/大木あまり 参加者:yen @golden_wheat 松本てふこ @tefcomatsumoto 麻子 @asa_co 続きを読む
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Tsukie Byakudou @moonrisepath

「戯れの遺書は螢のことばかり」まずもって俳句への私的な感想があり、映った光景がある訳です。結論から言うと、その光景と合致したのはDでした。私の中では、句の主体は遺書を書く本人であり、まだ誰にも届けられていない遺書を諦念と微笑を持って書いている最中であり、=私自身でありました。

2017-04-30 17:24:05
Tsukie Byakudou @moonrisepath

A感想。遺書を書いて遊び、それを交換するという百合の光景はまあ清らかで、どうしても創作者視点となるけれども、自分には書き得ない光景で、寧ろ百合に王道や正道があればこのような景色であるかと思われて正直目が眩む、清らかすぎて触れない。少女たちの王国から雲間に階段を伸ばした先の光景か。

2017-04-30 17:33:50
Tsukie Byakudou @moonrisepath

A感想続き。そしてこんな光景を読み取る鑑賞者の心眼や、さぞ美しかろうなあ、と、文章を読んで恐れおののいていたのでした。 #百合俳句鑑賞バトル

2017-04-30 17:35:46
Tsukie Byakudou @moonrisepath

B感想。かすかな復讐心のリアリティが物凄い。遺書をこれから書こうと筆を走らせる時、叶わなかった今、断つことを決めた未来、その分岐点と共に現実を透かして揺らぐifの世界が「何を書き遺すのか」決断を迫る。他に書きたいことはあるんですよ!知ってる!選択されなかった言葉の存在があるのだ。

2017-04-30 17:41:50
Tsukie Byakudou @moonrisepath

B感想続き。遺書に関する情報が明らかにされていないこと、遺書が書かなかった言葉のことを明文化し指摘する。理知的な組み立てなのに酌まれるべき感情が刷かれていて、鑑賞とは、という勉強になった鑑賞文。 #百合俳句鑑賞バトル

2017-04-30 17:46:55
Tsukie Byakudou @moonrisepath

C感想。遺書を読んだ側のハッとした心情を詠んだ句という発想はなかったので、Aと共に私もハッとした鑑賞文。拗ねたと同時にハッとした、遺書の書き手の心を、遺書を読むまで気づかなかった。遺書の書き手・読み手の二人に触れ、二人の存在したであろう景色を浮かび上がらせる。

2017-04-30 17:52:41
Tsukie Byakudou @moonrisepath

C感想続き。遺書と遺書の中の言葉(螢)から景色へのイメージの導き、御美事です。それとまたAとも重なるけど、ごっこ遊びで遺書を書く間柄に…そんな間柄が本当に存在するんだなあ…って野生児は海の向こうの街に住む人々を眺める心地でした。 #百合俳句鑑賞バトル

2017-04-30 17:55:47
Tsukie Byakudou @moonrisepath

D感想。直截に言いますが、私は初読時泣いています。涙を流しましたということです。何故私が書くつもりだった(書く予定だった、書くかもしれなかった、書かずに過ごしてしまった)遺書の内容を知っているんです…? 落ち着きなさい私よ…、これは俳句の鑑賞文で、俳句に描かれたことなのですよ…。

2017-04-30 17:58:37
Tsukie Byakudou @moonrisepath

D感想続き。最後の一文の想像が自分の頭の中に描かれたものと違っていても問題はない。少女以外を見出すのは単なる私の好みの話だ。少女も三十路も還暦過ぎもその内側に抱くのは「そんなことは別に書きたくない」「もっとも役に立たないものを書き遺してみたい」だって誰より好きだから!なのである。

2017-04-30 18:04:08
Tsukie Byakudou @moonrisepath

D感想になってない個人的感傷か。泣いたのでDを選びました。 #百合俳句鑑賞バトル

2017-04-30 18:05:33
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