怪文書(肆)

性欲の奔流
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ガサキ🔞 @face_was_dead

初めて他人に射精させられた。 「その……どうか緊張なさらず……誰にでも、初めてというものはあります……落ち着いて……♡私に身を委ねてください……♡これはご褒美です……何も考えずに、気持ちいい、だけで大丈夫ですから……♡ほら……♡我慢する必要もないんですよ……♡」

2017-04-09 12:28:39
ガサキ🔞 @face_was_dead

初めて、その……舐められた。 「んぶっ♡ぐぷっ♡ぢゅっ♡ぐっぽ♡ぬりゅっ♡ぐぷんっ♡ぶぢゅんっ♡がぽっ♡っぷ、はぁ……っ♡♡気持ちよさそうだね……♡ふふ♡大丈夫♡ちゃんと勉強頑張ったもんね♡ちゅっ♡……だから、美波のおくちに♡"まだ"童貞さんの精液、捨ててください♡は、むっ♡」

2017-04-09 12:32:03
ガサキ🔞 @face_was_dead

たくさん気持ちよくされた。フレデリカさんには恋人みたいに、鷺沢さんには優しく、新田さんにはちょっと乱暴に。手や口や、顔や胸やお尻や、きっと体の中まで、僕の精液がかかってない場所なんてないんじゃないか。……ただひとつを除いて。そこを目指した。目差さざるを得ないじゃないか、こんなの。

2017-04-09 12:35:55
ガサキ🔞 @face_was_dead

「……合、格……」 自分の口から漏れた言葉の意味を理解するのにすら、少し時間を要した。 「や……」 「「「やったーーーっ!!!」」」 「わっぷ……」 3人が一斉に僕に飛びかかる。まるで自分のことみたいに喜んでくれるのが、本当に嬉しくて。……鷺沢さんも、やったー、とか言うんだな。

2017-04-09 12:38:40
ガサキ🔞 @face_was_dead

とか。 考えてたら、空気がずん、と変わった。……慈愛と色欲とをかき混ぜた、ほとんど媚毒と言っていいそのどろどろの感情をたたえた3人の顔を見て、思い出す。……フレデリカさんが、僕の耳元に口を寄せ、 「……ベッド行こっか……♡」 囁いた。

2017-04-09 12:42:15
ガサキ🔞 @face_was_dead

「ふーん……そっかー♡アタシがいいんだぁ……♡」 正直、初めてのキスが忘れられなかった。テレビの向こうの人だったフレデリカさんが、自分と同じ人間だと気づいてしまった。 「……ってカオしてるね♡」 「っえ……」 咄嗟の反論は、唇で塞がれた。 「っ……ふ」 ぬるりと口に侵入する感触。

2017-04-09 12:56:22
ガサキ🔞 @face_was_dead

柔らかくて生暖かい舌が、口内を優しく蹂躙していく。耳を塞がれると、もう水音しか聞こえなくて、すぐ横で見ている二人すらわからなくなって、キスが世界の全てになっていく。脳が落ちていく感覚。掌握される快感。全部現実だった。 「……っは……ふふ♡これ好きだもんね♡いっぱいしよっか♡」

2017-04-09 13:00:44
ガサキ🔞 @face_was_dead

時間にしたら、たった数分だったと思う。その数分ずっと、フレデリカさんとキスをしていた。させられていた。僕の意思なんてなくて、一方的だった。体の芯の芯までぐずぐずにされて、頭の奥がどろどろになってしまった。僕を現実に繋ぎ止めるのは、翡翠色の瞳と、体温だけだった。

2017-04-09 13:02:46
ガサキ🔞 @face_was_dead

不意に、とんと肩を押される。力なく倒れ、組み伏せられ、 「……♡」 鼻が触れ合った。 「……もう、ガマン無理じゃない?♡」 途端に、ぞわぞわと背骨に走る電流。細い指が、がちがちに屹立したそれを撫でていた。 いつもなら、このまま手で弄ばれ、射精。それがご褒美だった。でも。

2017-04-09 13:06:48
ガサキ🔞 @face_was_dead

「……じゃ、しよっか♡」 その一言で、全身が強張った。が、 「……って、もう、そんなガチガチにならないでよー!笑っちゃうじゃん、あはは」 笑われ、顔がもっと熱くなってしまう。取り繕おうとなにか言おうとしたが、 「ん……♡」 やっぱり、塞がれる。 「……大丈夫♡緊張しないで♡」

2017-04-09 13:10:23
ガサキ🔞 @face_was_dead

僕の左手と、フレデリカさんの右手の、指が絡まった。それだけで、だいぶん楽になった。緊張は、流石に完全には拭えないけど。 「……♡」 優しく笑ってくれた。 左手は僕のそれにあてがわれる。鈴口に温かく湿った感覚。それだけで、もう頭が弾けそうだった。それが、ゆっくりと、下がってきて、

2017-04-09 13:14:44
ガサキ🔞 @face_was_dead

「っ……は……♡♡」 「っうぁ……!」 ずし、と、腰にフレデリカさんの体重を感じた。初めての感覚に包まれる。 「ふふ……♡おめでと♡これでキミもオトナだね……♡」 フレデリカさんは目を細め、慈しむように笑った。 「……じゃ、ここからは……」 言って彼女は、僕の両手を強く抑え、

2017-04-09 13:19:30
ガサキ🔞 @face_was_dead

「オトナには容赦ナシ、ってことで♡」 ずるり、と一気に引き抜かれ、その快感に気をやられる暇もない内に、ずん!!と、全体重をかけられた。 「っっ………!!」 声も出ない。狂いそうな快楽。先から根元までを一気に柔らかい肉に擦られ、腰が抜けるかと思った。それが、2回、3回、4回、5回、

2017-04-09 13:24:08
ガサキ🔞 @face_was_dead

6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、止まらない、まだ止まらない、脳が焼ける、体の中身を全部持っていかれる、ずっと情けない声が出続ける、彼女の顔すらぼやけてきて、衝撃が意識を繋いで、またキスをされる、抽送は続く、指が絡められる、止まらない、

2017-04-09 13:28:09
ガサキ🔞 @face_was_dead

「っ、ぷは、ちょ……っ、もう……」 早くも昇ってきてしまった衝動を訴えるのが精一杯だった。このままだと、中で果ててしまう。流石にその責任は僕には大きすぎる。でも彼女は、 「ふふ♡なーに♡赤ちゃんできちゃうの気にしてるんだ♡ジェントルマンだねー♡」 とか言って、抽送を止めない。

2017-04-09 13:31:36
ガサキ🔞 @face_was_dead

「なんっ……」 まずい、本当にまずい、本当にギリギリだ、何で…… 「あのね?」 ぴたり、と、あと少しでも動けば限界を迎えるところで、抽送は止み、フレデリカさんは耳元に顔を寄せて、そして、 「それくらいちゃーんと考えてるよ♡薬飲んでるから……」 告げた。 「……中でも大丈夫♡」

2017-04-09 13:35:51
ガサキ🔞 @face_was_dead

それを聞いた瞬間、電流が走った。びぐん、びぐんと全身が跳ね、僕の中身が一斉に暴れ出した。 それを抑えつけ、なだめるように、ぎゅうっ、と僕を強く抱きしめ、頭のてっぺんまで包んでくれるフレデリカさん。 「ぁ……♡♡」 全部許されて、これ以上ない多幸感の中で、全て吐き出して、果てた。

2017-04-09 13:40:44
ガサキ🔞 @face_was_dead

「……ふふ……♡きもちよかったね……♡お疲れサマ♡」 ドラマでも見たことないような優しい微笑みで、フレデリカさんは僕の顔を撫でて、キスをした。唇が触れ合うだけの、優しいキスだった。 「……でも〜……」 言って、彼女は横を見る。つられて同じ方を見ると、

2017-04-09 13:43:33
ガサキ🔞 @face_was_dead

「「……♡」」 ……鷺沢さんと新田さんが、顔を真っ赤にして指を咥えながらこちらを見ていた。 「……はい、フレちゃんのターン終了〜♪バトンタッチ!」 言って、僕からフレデリカさんが離れるのとほぼ同時に、二人が僕に飛びついてきた。

2017-04-09 13:46:09
ガサキ🔞 @face_was_dead

鷺沢さんが耳を、胸を、首を、口を、全身をねぶり尽くしてくる。教えこまされた快感に反応してしまった陰茎は、鷺沢さんのキスで塞がれた僕の視界の外で、どうやら新田さんのそこに挿れられたらしい。呼吸もままならず、鷺沢さんの唾液を飲まされながら、乱暴な抽送を繰り返す新田さんの中で果てた。

2017-04-09 13:50:55
ガサキ🔞 @face_was_dead

次いで鷺沢さんが、息つく間もなく僕のそれを包んだ。二人とは違う、ゆっくり、ねっとりとしたピストン。ずっと舌を絡ませ、両の乳首を指で弄ばれ、だらしない声を聞かれ、情けない顔を至近距離でじっくりと見られながらゆるゆると射精させられてしまった。鷺沢さんが身を引くと、また新田さんが……

2017-04-09 13:54:14
ガサキ🔞 @face_was_dead

……どれほど繰り返されただろう。気づくと4人で汗だくになって、セミダブルのベッドにぎゅうぎゅうだった。両端に新田さんと鷺沢さん、繋がったまま僕に覆いかぶさるフレデリカさん。汗の甘い匂いが部屋に立ち込めていた。 「……ほんと……がんばったね……♡」 フレデリカさんの声を最後に、

2017-04-09 13:59:15
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