朝の公園から学べること

uroak_miku @Uroak_Miku

１）「銀行預金より投資を！」が国策化しています。預金で金が増えるというのは、要するに国の力ですよ。どの銀行も背後に日銀があります。日銀は一応政府からは独立した株式会社ですが実態は国の機関です。もう国に財力がないから「預けるなら増やしてやる」システムを維持できない。

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２）「増やしたかったら各自の努力で増やせ」路線に国は舵を切った。自己責任論です。

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３）とばっちりは地方銀行に。預金しても増えないのに金を預ける意欲は大衆にはわかない。地銀もいろいろ投資しなくてはいけなくなった。多少不安でも金を出すようになった。

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４）今地銀が積極的に金を貸しているのは農業。全国での農業への貸付金の総額は横ばいですが、地銀による貸し付けは増えています。それでＪＡ（昔の農協）が押され気味です。ＪＡは金貸しにあたっていちいちトップの判断を仰ぐ仕組みなので地銀のフットワークの軽さに対抗できない。

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５）往年の国鉄みたいですね。ＪＲの前身。国営鉄道なので予算審議から国会でいちいち行わないといけないので身動きが取れなかった。

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６）それから製薬開発に銀行が積極的に投資しています。銀行本体ではなくその子会社経由でですが。製薬開発はばくちと同じです。認可に至るまでに気の遠くなるような淘汰が行われます。武田製薬の財務諸表をみればわかるように預金がやたら多いのは銀行が製薬会社には金を貸してくれないから。

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７）それがこのところ「貸付」ではなく「投資」として製薬開発ベンチャーに積極的に金を出しています。

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８）「寝たきり老人になんかなっちゃいけねえ、ほれ毎朝運動しろラジオ体操でも太極拳でもいいから」政策。朝の公園では事実年配者がラジオ体操や太極拳を皆でやっている姿をよく見かける。国策がこんなところに現れている。

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９）「銀行に頼るな、自力で増やせ」と「じじーばばーは病院にやたらかかるな、ラジオ体操しろ」の根は同じなのです。

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１０）こういう目線で朝の公園を歩いてみると、いろいろ学ぶところがあると信じます。