水野解説委員 「原発報道 あの時どう伝えたか」

2017/4/20 NHK福井ローカル枠番組「教えて!原子力」~NHK原発報道 あの時"フクシマ"をどう伝えたか をtokuyamamura さんが書き起こしてくれました。
9
むら @tokuyamamura

次は月に一度お伝えしている「教えて!原子力」今月はこちらです。 今年2月、NHK福井放送局で全国アナウンサー原発勉強会を開催しました。 pic.twitter.com/AYWG8yhTHF

2017-04-20 18:48:40
拡大
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

武田真一アナウンサーをはじめ、全国15の都道府県のアナウンサーや福島県浪江町の職員、そして福井大学の安田仲宏教授など30人余りが参加し、福島第一原発事故をふり返り、いざというとき私たちは何を伝えなければならないのか話し合いました。 pic.twitter.com/HDQzaYlDDk

2017-04-20 18:49:20
拡大
拡大
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

その勉強会で講師を務めたのが水野倫之 解説委員、福島第一原発の事故の際は第一線で解説を担当しました。 pic.twitter.com/QmNNk2VdXr

2017-04-20 18:51:46
拡大
むら @tokuyamamura

「教えて!原子力」12回目の今日は、この水野 解説委員に当時の原発報道はどうだったのか、また福井県の皆さんは原発とどう向き合えばいいのか聞きました。 アナウンサー:6年をふり返って、あの事故をふり返ってみて水野さんは今、どういうふうに感じられますか。 pic.twitter.com/MbtA03kNwe

2017-04-20 18:55:26
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:6年って非常に長い年月で、えー、当時小学生1年生でもしも新入生で入った子がいたとしたらもう中学生になっちゃうようなそういう長い年月なんでね、でー、長い年月が経っても、まだその被害ってのがずっと続いている、これがやっぱり原子力災害の最大の特徴なんだなと。 pic.twitter.com/GcarujWP9a

2017-04-20 19:00:22
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:6年経っても、まだ帰れるか帰れないかわからないっていうことによって、もうふるさとへの帰還を諦めちゃってる人もいる、ふるさとが分断されるとかね、ふるさとを忘れなきゃいけないみたいな状況もあるので pic.twitter.com/Ln6mNkBQSY

2017-04-20 19:04:50
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:それとあと例えば風評被害、福島のお米がね、なかなか値段がつかないとかいう問題もあったりするのを見ると、他の災害だと、早く終息して、大体みんなそれ忘れて、風評被害っていうのも収まるんだけども、6年経ってもというのはやっぱり原子力災害ならではというか、それの特徴かなと。 pic.twitter.com/RcOzHylMGj

2017-04-20 19:08:54
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員は、全国放送で原発事故の解説を担当。 今、ふり返って、当時の原発報道はどうだったのかを聞きました。 pic.twitter.com/UcBLmWqcBx

2017-04-20 19:11:17
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:原子力の教科書的にはすべての冷却手段を失えば、あのだいたい2時間で、えー水位が下がって、炉心の燃料の一番上まで来ちゃうんで、そのままほっとけばそこからメルトダウンが始まる、というのは、ま、その通りで。 pic.twitter.com/r05OcNnKhS

2017-04-20 19:15:33
拡大
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:去年ようやく東電が、あのー、メルトダウンについて触れなかったのは隠蔽でしたということで謝罪したけども、東電の原子力をかじったことがある人であれば、あれはみんなメルトダウンだよな、と多分思っていたとは思うんだよね。 pic.twitter.com/Dwtyf5oB81

2017-04-20 19:20:31
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:うちであのそれをはっきり言えたかどうかということに関しては、んー、正確な情報が分かっていれば。 pic.twitter.com/PsC8NR0w94

2017-04-20 19:23:59
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:もう絶対に現場では水が入ってないんだと、いうのが分かれば、今政府は言っていないけども、この状態が続けばあと1時間でメルトダウンに至るよとか、もうメルトダウンが始まってる可能性は十分あるとか、いう言い方は出来たかも知れないけど。 pic.twitter.com/6sIMoEcaDE

2017-04-20 19:25:59
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:入ったという情報もあれば、いや入ってないという情報もあるんで、なかなかそのー不確かな事は、ちょっと言えないという状況はあったんで。 pic.twitter.com/e6vkUdGL79

2017-04-20 19:29:52
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:もちろん政府や東電に対しては、東電というか電力会社に対しては、あのー速やかに、あの分かってる情報を発表するというのはもちろんなんだけども、我々としてもその情報ソースをもうちょっと持つとかね、そういったことは当然必要だとは思うけど。 pic.twitter.com/EaKKbArz1n

2017-04-20 19:32:36
拡大
むら @tokuyamamura

Q:福島の取材もよく水野さんされてらっしゃいますけれども、今の福島の状況っていうのは、あの水野さんから見てどういうふうにご覧になっているんですか、復興の状況とか。 pic.twitter.com/sZppwkxPiB

2017-04-20 19:36:41
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:あの6年経ってですね、なかなかそのー全国のニュースに出来る機会っていうのもちょっとだいぶ減ってきてはいるんで、あのー相当な変化が無いとなかなかニュースになりにくいと。 pic.twitter.com/Fr3Vqkr0oZ

2017-04-20 19:39:34
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:まだ、あのー深刻な状態は続いているんだけども、何というか深刻な状態の高止まりみたいな、のがあったりするんで。 pic.twitter.com/cqpK89hhYl

2017-04-20 19:42:24
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:そこをどううまく伝えていくのかという部分で、手を変え、品を変えというか、ちょっと見方を変えたりして、こうすればうまく、あのニュースとかニュース解説も含めてね、はまるんじゃないかというんで、日々現場に入って、その変化を感じ取って、それを伝えるようにはしていますけども。 pic.twitter.com/1E46mFW2a5

2017-04-20 19:46:08
拡大
むら @tokuyamamura

長年、原発報道に携わってきた水野解説委員、どういう思いで原発を取材しているのか聞きました。 pic.twitter.com/yiQbIFR17E

2017-04-20 19:48:06
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:政府の方針としては規制委員会の審査に合格した原発については再稼働していくんだという方針があると。 やっぱりそこで重要になってくるのは、果たしてその、安全なのかと、それからいざという時に住民の安全が確保できるのかと、いう部分はあるので。 pic.twitter.com/rxOjuuDOKb

2017-04-20 19:51:57
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:安全性がきちんと確保されているのかというのを、あのー常に見続ける。 それから何かあった時の住民の安全、つまり避難計画が本当に実効性があるものなのか、っていうのは、あの当然見続けていかなければいけないと。 pic.twitter.com/6MCDDxuJDI

2017-04-20 19:56:04
拡大
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:あんまりその原発をどうすべきだという部分についてはいろんな意見があるんで、なかなか言えない部分はありますが pic.twitter.com/tHhfoeNDT5

2017-04-20 20:00:46
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:現状その最低限、その再稼働するにあたっては、こういう所だけは絶対に譲れないねって言う部分を見出して、その点について、課題があるんであればそこを突いて、提言をしていくというような、日々そういうふうな活動を、解説をしてますね。 pic.twitter.com/eqLoDItLFr

2017-04-20 20:02:36
拡大
むら @tokuyamamura

最後に、全国最多の原発を抱える福井県の皆さんへ、どう原発と向き合えばいいのか語ってくれました。 pic.twitter.com/WA3pl6xSR7

2017-04-20 20:04:31
拡大
むら @tokuyamamura

水野解説委員:幾らそのー基準が厳しくなって、それに合格した原発しか再稼働しないとは言いつつも、あのー原子力規制委員会も言っているように、あのー事故は起こらないってことはないわけで、あのー、ま起こりうるっていうことを前提にやっぱり色々考えていかなきゃいけないと思うんですね。 pic.twitter.com/EloF7t3KPM

2017-04-20 20:08:06
拡大