【VOCALOID】被災地から綴るフィクション【折れない心】

初代前説屋 @shodaimaesetuya

RT @nekogaeru: フィクションの世界に一回行くと気持ちが多少リセットされるようです。マンガや小説が手元にある人はなんでもいいのでちらりと読んでおくと落ち着くかもしれません。自室の惨状等に途方にくれてる方は是非。

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職場から、ケータイで書くので、何話いけるか分からないけど……ｗ

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【フィクション】男は悲鳴のような声をあげた。それこそ自分の助けを求めるように。「めーちゃん、早く避難してよ！ミクたちは僕に任せて！」「バカ言わないで！一家の長が真っ先に逃げられる訳ないでしょ。」「え、それ僕じゃないの？」

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【フィクション】「カイ兄ぃ頼りねーな〜」「頼りないよね〜♪」「リン、レン。あまり核心をつくもんじゃないわ。後で役にたつこともあるし、モチベーションだけは維持させておかないと。」「(-_-;)」

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【フィクション】「お、お兄ちゃんは頼りになると思うよ！」「例えば？」「え、えっと、その……ひ、卑怯なとことか？」「ミク、その優しさ逆に痛い。」

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【フィクション】「皆さま、何をのんびりしてらっしゃるの!?さぁ、早く避難しますわよ！」「いやルカ姉ぇ待ちだったんだけど」「ついていらっしゃいフォローミー！」「仕切りはじめた！」「でもルカが無事で良かった。僕」「カイトさんが一番危ういですわ。本当に頼りないんだから…」「えぇぇぇ」

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【フィクション】「ぐぬぬ…」「ルーディ･堪えて下さい。サンタが災害に干渉するのは･ルール違反です。」「…私の名前を言ってみろ！」「ミキ･です。」「アダ名は？」「…発光体のルーディ…」「サンタじゃないから恥ずかしくないもん！」「まったく訳がわからないよ！」

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【フィクション】MEIKO「おはよう。避難所生活もまだ4日よ。疲れたりしてない？」KAITO「こ、腰が痛い…」 「歳だな」「歳だね」「歳ですわね」「お、お兄ちゃん…歳なの？」

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【フィクション】MEIKO「(皆に毛布を分け与えて、自分は床で寝てるもんね……さすが歳……じゃなかったｗ　さすが一家の長！)」

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【フィクション】KAITO「この停電で、どれだけの罪のないアイスが溶けて消えていったんだろう……！」 MEIKO「そんな心配してんのはお前だけだ」

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【フィクション】「ねぇ、ルカお姉ちゃん、この災害でいったいどれだけの罪もない命が奪われたんだろう？ 私たちにできることは、なかったのかな……？」「―――ミクさん、それは卑屈ですらない。ただの傲慢です。思いあがるのもいい加減になさい。」　　　「え。」

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【フィクション】「リンリン！すごくね？これすごくね！？　ボットン便所最強説 急浮上！」「いやいや、レン？何言ってんのレン？」「こんな状況でも使い方に変化がない！なんという災害完全対応型！ってかもうエコ！！」「…あたし一応女の子なんだけど。」

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【フィクション】「なぁリン、なに怒ってんだよ！？」「怒ってないもん！」「怒ってんじゃん！」「…怒ってるわよ！だいたいレンは、デリカシーがないのよ、いっつもいっつも！」「い、いつもはあれくらいの話のってくるだろ！？」「いつもは我慢してるの！今日はもう我慢する元気がないの！！」

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【フィクション】「リン、どこ行くんだよ！？」「レンのいないところ！！」　　「……！！　す、好きにしろ！！」

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【フィクション】「ねぇ、めーちゃん、リンとレンが…」「みんな疲れてるね。…放って、おきましょう。リンとレンなら大丈夫よ。」

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【フィクション】「ルカお姉ちゃん酷い！何でそんなこと言うの？」「事実よ。私達に何ができたの？私達はVOCALOIDよ。歌で戦争が止まったことが歴史上一度でもある？歌で死んだ人が蘇る？歌で…地震が止められる？」「出来ないのと、やらないのは違うよ！」「それで？」「それで…それでも…」

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【フィクション】「フフフ、事態が混迷を極めし今この時こそ、拙者の如き、強く気高く眩しいくらいイイ男の出番でござ」「あれ、お兄ちゃん、今日はもうこの辺で続くってよ？」「なんとな。」

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【フィクション】「めーちゃん、けっきょくリン、昨日は帰らなかったね…ルカとミクも雰囲気良くないし…」「大丈夫よ…家族なのよ、私たち。リンだってもう子供じゃないわ。」　　　　　　　　　　　　　　　「……子供じゃないから、心配なんだよ」

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【フィクション】「なによ、レンの奴！　…大っキライ。皆も何よ、一人くらい……さ、捜しに来て、くれたって…。　う、ううん、別にいいもん！　デPの歌で知ってるもん、その気になれば、あたし一人でも、生きていく方法は……あるもん。　　　　ココ、誰もいないなぁ。」

初代前説屋 @shodaimaesetuya

【フィクション】「おい、アレ。」「…まだガキじゃね？」「だから“イイ”んだろｗ」「ロリコンかよｗｗｗ」「バっカお前、知らないからだよ。パネェぞ、マジで。こう、ブチブチ、っていくとさ。裂け目とかザラザラして、とーぜん濡れてこないけど、血とかでヌルヌルだしよぅ…」「…ヘヘヘ」

初代前説屋 @shodaimaesetuya

【フィクション】「やめてよ…近づかないで！ひ、人を呼ぶわよ！？」「ハハ、かーわいーいーねー。でもたぶん誰も来ないよ？」「犯罪よ、こんなの！私、一度憶えた顔わすれないもん！」「あちゃー、それは困ったなー」「まーイイんじゃね？どーせ、行方不明者の数字が１コ増えるだけだし。」「！！」

初代前説屋 @shodaimaesetuya

え？　中途半端で「続く」しちゃダメ？　フフフ、どーしよっかなー？ｗｗｗよし「続ｋ　【フィクション】「ちょっと初代！」「あ、ちょ、MEIKOさん、いきなり話しかけてこないでくださいよ、こんなメタな展開はいささか」「レン知らない？いないの！！」「え？　いや、彼の出番はだって、え？？」

初代前説屋 @shodaimaesetuya

【フィクション】「この……ッッッ！」「ガッ！？　い、痛ぇ…！！」「リンから離れろ！！」「レン！？」「この、ガキ…！」「落ちつけよ。アレだろ？つまりさ……行方不明者、一丁追加、ってことで♪」　「…こいつら！」

初代前説屋 @shodaimaesetuya

【フィクション】「残念だったね、ぼうや。カッコよく登場したのにね。」「レン…！」「リン、に、逃げ」「なんで、なんでこんなところにいるの？なんで私の居場所…」「すぐ、追いかけたからに、決まってるだろ…」「レン…」「力不足だったねー」「そこで見てろよ“大人の営み”ｗ」「やめろぉぉぉ」

初代前説屋 @shodaimaesetuya

【フィクション】「フハハハハ！　バカめ！　そのレンは残像だ！！　本物のKAITOはこっちにいるぞ！！」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「…ん？」「…え？」　「いまだ！隙あり！ドリャ（ｒｙ」「ギャ（ｒｙ」