連続時間計算機科学II:分散プロセスの見かけ上の非決定性とクラウドの不変量としての情報エントロピー
- TuvianNavy
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まくら
生きてたのかまだ twitter.com/koheisaito0131…
2017-06-01 02:27:42いやー帰って来ましたが、最後のウォーラーステインの基調講演は「我々はなぜここに集まったのか? マルクスの文献学的な解釈をするためではない。今何をなすべきかを議論すべくここに集まったのだ」といってかなり期待させておいて、16世紀からの資本主義の話を延々としてましたw
2017-05-29 11:30:33ウォーラーステインは『ユートプティックス』出して数年後に亡くなったと勘違いしていました
どうも最近自分の記憶している物故者が実際には生きてることが多くて自分はボケはじめているのではないかと心配になる
2017-06-02 11:59:42ボケるって歴史を失うことなので、ボケが進むほど人格の個別性ってなくなるし、現在の状態を直近の状態で説明できるし、普遍的なものに近づいていくような感じはする
2017-06-02 12:01:46発端
@irobutsu @hottaqu クラウド計算機で仮想機械(VM)の退避(evacuation)というか動態移行(live migration)を行う場合の話に似ていますね。
2017-06-01 20:08:39リプライ先は量子テレポーテーションの議論です(自分の議論とは直接関係ないので引用は避けます)
本題
トランザクションの本質ってなんだろう、blockchainがトランザクションの概念自体をぐずぐずに崩しつつあるけど、基本は非同期で不可逆なプロセスが介在するはず、同意とか合意とか情報の消去とか
2017-06-02 11:40:26そして不可逆なプロセスがなければ「歴史」は成り立たない(実際には痕跡が消えたり、もっとドラスティックな忘却によって歴史が揺らぐことはある)
2017-06-02 11:41:47物質的でない情報というのは物理的作用としては本当に僅かなものだが物質に「意味」を与えるし、それを回収してかつてある物質が担っていた「意味」を別の物質に担わせることもできる(転生とかいうやつ)
2017-06-02 11:48:01線形論理とかで扱うような、同じもののコピーを二つ以上存在させないような制御って、もちろんコピーを作るのにも消すのにもエネルギーを使っているのだけど、情報の上ではユニタリ性をエミュレートしている感じはする
2017-06-02 11:54:12トランザクションや参照整合性の背景に決定論的な方法でエミュレートされたユニタリ性があるなら、クラウドの非決定的動作とかを量子論理で整理できるのでは
2017-06-03 05:19:17これって結局は「チューリングマシンとしてはテープは無限のように見えても実際システムを構成するレジスタ、主記憶、ストレージの最大エントロピーが既知」というだけの話?
2017-06-03 05:22:55クラウドを遠隔で使ってる人の想定してる(クラウドの動作から帰納した)状態機械は実際存在してなくて、クラウドの膨大な状態数から射影されてるんだけど、実はこの射影が敗れるところを見られる
2017-06-03 05:29:45少なくともログを見れない、サービスだけを受け取る人にとってはその系の中身が古典的な挙動をしてるかどうかって全く意味ないよね
2017-06-02 11:57:47過渡状態は実際はDBの参照整合性を保つための待ちが原因なんだけど、タイムアウトの導入で計算自体がニ値性をもてなくなってくる(非古典性が感染する)
2017-06-02 12:09:27もちろん一部のディスクだけが壊れてると単一のシステムでも同様の挙動が生じることはあるんだけど、それがクラウドだと物理的故障に起因せずに起こりうる
2017-06-02 12:26:46そしてその弊害ってすでに出てて、たとえばクラウドで「いま動いてるVMのリスト」を取得しようとすると無限に待たされる場合がある、もうそのリストは古典的に存在しているとはいえない
2017-06-02 12:06:49結局衝突を起こさずに割り当てられるマシンリソースが少ないなら確率的に非決定的動作にぶつかることが多いから貧弱なクラウドと貧弱な物理サーバなら後者のほうがましという事例が
2017-06-02 12:32:24計算途中で真空管のフィラメントが切れたり水銀遅延線に衝撃が加わると計算結果がおかしくなるとか、昔そういうの人類は散々経験したはずなんだけど、クラウドの面倒見ていると計算結果がシステム管理操作結果に変わっただけで何も変わってないのかもって
2017-06-02 12:36:24