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相手は既に服を脱いでいて、ベッドの上で待ち構えている。俺は緊張しながらもベッドに乗り、彼に覆い被さる。「…キスしていいですか?」彼はニヤリと笑うと、その目を閉じた。無言の許可に、俺も目を閉じて唇を重ねる。「触っても、いいですか?」離れた唇から、懇願が零れた。 #twblnovel
2017-03-03 01:01:49「あの、乳首、弄りますね…?」「舐めてもいいでしょうか…?」「指、挿れますよ?」「そ、そろそろ、挿入してもいいでしょうか…?」俺がそう聞くと、急に彼は大声で笑い始めた。なにか気に触ったのだろうか。それともへたくそだったのだろうか。慌てる俺に、彼は言った。 #twblnovel
2017-03-03 01:02:47「ホントにお前は。自分のオモチャで遊ぶのに、わざわざオモチャの許可を取ったりするのか?」その言葉が、俺の最後の理性を奪った。 #twblnovel
2017-03-03 01:07:38目の前で咲いている桜と、去年咲いていた桜が同じだと、どうして証明ができようか。今ここにいる僕と、去年ここにいた僕が同じだと、どうして証明ができようか。僕らは変わってしまう。今目の前にいる君が、去年の君とは別人であるのと同じく。僕らは変わらずにはいられない。 #twblnovel
2017-04-04 01:45:55ゴールデンウィークに何処かへ遊びに行きたいと伝えたいものの、いつも忙しいあの人にそう伝えるのは申し訳ないし、やっぱり(ここ重要)まだ(ここも重要)子供だなと思われてしまうのが癪。しかし、あの年上の恋人と、二人で過ごしたい。ああ、僕にできる方法は何だろうか。 #twblnovel
2017-04-23 01:15:13GWが終わろうとしている。こんなにも長い休みを与えられていながら、結局アイツを遊びに誘うことはできなかった。いっそ、向こうが誘ってくれればよかったのに。恨み言を呟けど、アイツにだけそんなことを求めるのは間違ってるわけで。あぁ。明日、学校で顔が見られたら。 #twblnovel
2017-05-08 02:15:33「うあっ…!くっ……!」頭の上から聞こえてくる興奮の声に、気分が良くなる。咥内を満たす肉茎を、愛おしむように舐めしゃぶり愛撫を加えれば、押し殺した吐息は甘く蕩けた淫らな声になる。「どこで練習したんだ…?」練習した訳じゃ無い。ただ、舐めるのが好きなだけ。 #twblnovel
2017-05-08 02:24:13梅雨を前にして、クローゼットの中を整理していた。夏物を引っ張り出し、冬物をしまい込み。その途中で出てきた、いくつかの服。「…」彼の匂いは、防虫剤の臭いに上書きされて、もうわからない。サイズが違うから、僕には着ることもできない。なんと迷惑な置き土産だろう。 #twblnovel
2017-05-29 02:04:10