ウルトラマンガイアS】第60話(放送第36話後編)まとめ(ウルトラマンガイア×ファイナルファンタジーS2次創作)

ウルトラシリーズの中でも屈指の重厚なSF描写が特徴のウルトラマンガイアと、FFシリーズの中でも屈指の重厚なSF描写が特徴のファイナルファンタジーSが、奇跡のコラボレーション!!
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じょう @jou110

【ウルトラマンガイアS】第60話(1999年5月15日放送) #UGaiaS

2017-07-01 21:31:33
じょう @jou110

平成ウルトラマン第三部:不滅のガイアソウルより ザ・スカイ・ウィー・ミーツ・アゲイン  #3

2017-07-01 21:36:33
じょう @jou110

KRAAAASH!!ワームホールから現れた新たなるエントリー者は回転着地、コンマ0.1秒の素早さでオジギを繰り出す。「ドーモ、ウルトラマンガイア=サン、Xサバーガです」「ドーモ、Xサバーガ=サン、ウルトラマンガイアです」電撃的アイサツに堂々と答えるは我らが地球の守護者ガイア。

2017-07-01 21:41:33
じょう @jou110

これより始まるのは凄惨極まるイクサである。だが、アイサツは神聖不可侵な絶対の礼儀、されれば返さねばならない。太平風土記にも書かれている。「クク……ワームホールに侵入者と駆けつけてみれば、愚かな羽虫一匹とはな」戦闘機の残骸を指しXサバーガがあざ笑う。

2017-07-01 21:46:34
じょう @jou110

「そしてわが目の前には疲弊しきった愚かな猿がいるわけだ……労せずイサオシを得られるとはまさしくフィッシャーマンズ・プロフィット!」平安時代の剣豪、コジュウロウ・ニシキダの残したコトワザを諳んじてみせるXサバーガ、危険な知性だ。

2017-07-01 21:51:33
じょう @jou110

「ではその疲弊した猿へと打ち込んでみるがよい、臆病者の小雀め」ウルトラマンガイア――タカヤマ・ガムはXサバーガを挑発する。「んん?いやいや結構結構。見ればその体、危険なまでのカラテが満ちている」Xサバーガは決して挑発に乗らず、またウルトラマンガイアの間合いにも慎重に入らない。

2017-07-01 21:56:32
じょう @jou110

(((このままではらちがあかぬ……先のフォトンストリームで失った力は大きい)))ウルトラマンガイアは冷静に分析する。万全の状態であらば、いかようにも攻められたであろう。だが仮定をいくら追っても目の前の敵を殺せはしない。この厳しい状況をフーリンカザンせねば、勝機はないのだ。

2017-07-01 22:01:35
じょう @jou110

ウルトラマンガイアは大気中のエーテルからカラテを取り出し、手の中で光弾状に精製してゆく。必殺の投擲武器、スリケンである。「イヤーッ!」牽制射撃!だがXサバーガは涼しい顔でスリケンを回避!「イヤーッ!」ガムはさらにスリケン投擲!絶え間ぬ連続射撃で相手に行動の機会を与えぬ算段!だが!

2017-07-01 22:06:33
じょう @jou110

「バカメーッ!」Xサバーガは地面を強打!突如として地面がタタミめいてせりあがる!ドトン・ジツである!「ヌウーッ!」ウルトラマンガイアの放ったスリケンはすべてドトンタタミにより防がれる。弾着の噴煙でXサバーガが視認できない、ウカツ!

2017-07-01 22:11:33
じょう @jou110

ガムはバック転で距離を離す。噴煙の晴れた先にXサバーガは……いない、どこへ!ガムは危険を察知、とっさに身構えた。状況判断のミス、避けられぬ一撃が、真下から放たれる。「ドトン・ヤリ!イヤーッ!」地面から飛び出したのはXサバーガ、ドトンで地面を掘り直下よりアンブッシュを仕掛けたのだ!

2017-07-01 22:16:32
じょう @jou110

「グワーッ!」重い一撃、致命ではないが、すぐには動けぬ。「クク……この俺に傲慢にもスリケンを投げた者は皆こうなるのだ」「ヌウーッ……」ウルトラマンガイアはやっとのことで身を起こそうとする。「もう起きぬ方が身のためだというに……では俺のとっておきで貴様を葬ってやるとしよう」

2017-07-01 22:21:33
じょう @jou110

そしてXサバーガの体が左右にぶれ始める。大量出血による眩暈か?否、これこそXサバーガの決殺の奥義、ブンシン・ジツである。「ヌウーッ」ぶれたXサバーガの虚像は次第に見分けがつかなくなり、やがてガムを囲むように三体のXサバーガが出現した!「「「そして喰らうがいい、小サバーガ!」」」

2017-07-01 22:26:33
じょう @jou110

三体のXサバーガから放たれるのは小サバーガ、コンゲンテキ・インダストリ社開発の吸血テックであり、Xサバーガのジツと相互作用し危険な吸着カラテドレインスリケンと化す、恐るべき兵器なのだ!「グワーッ!」ガムの体から力が、光が失われてゆく!「死ね、ウルトラマンガイア=サン、死ねーッ!」

2017-07-01 22:31:38
じょう @jou110

KBAM!!「えっ……?」Xサバーガが驚き振り返る。脚部が見当たらない。なぜ?爆発痕、爆発?何が?視線の先には一人の人間の姿。「人間を……人間をなめるなぁーッ!」フジミヤ・ヒロヤ、身に着けていた自害用の爆弾を、Xサバーガへと投げつけたのだ。生きるために、生きて勝利するために!

2017-07-01 22:36:32
じょう @jou110

「き……貴様ァーッ!卑小な人間の分際でーッ!」怒るXサバーガは瞬間的にウルトラマンガイアから視線を逸らした。それで勝負は分かれた。「スゥーッ……ハァーッ……」「はっ……ウルトラマンガイア貴様」「スゥーッ……ハァーッ……根源的破滅招来体殺すべし、イヤーッ!」

2017-07-01 22:41:33
じょう @jou110

ウルトラマンガイアの全身に縄めいた筋肉が浮かび上がる!そして張り付く小サバーガを粉砕!「ば、バカナーッ!貴様には残された力など、無いはずなのにーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」投げる!「イヤーッ!」「グワーッ!」さらに投げる!「イヤーッ!」「グワーッ!」投げ落とし、叩き付ける!

2017-07-01 22:46:33
じょう @jou110

「アッ……アバッ……」「イイイヤアアーーーッ!!」ウルトラマンガイアは天高く飛びあがり、そしてXサバーガ目がけ蹴脚!あれこそ秘匿されしジュージツの奥義、流星キック!「アバババーーッ!!」Xサバーガの頭部が1080度回転!「サヨナラ!」Xサバーガは爆発四散!

2017-07-01 22:51:33
じょう @jou110

ふと気づくともとどおり「ふう、ワームホールも閉じたぜ・・・あっそういえばフジミヤ!」さがしてみるといた「フジミヤ、生きていたのか!」「死に底なっただけだ・・・」「甘ったれるな!」「なっ」「レイコさんとか、君のことを心配してくれる人がいるのだ、簡単に死んではダメなのだ」

2017-07-01 22:56:32
じょう @jou110

「くっだがいまさらどうしろと・・・」そして慢心相違のフジミヤはふらふらしながらかえっていった一方そのころレイコ「フジミヤ君・・あなたは一体・・・」するとどこからかピリピリピー「あら、電話ね、誰からかしら」死の電話・・・

2017-07-01 23:01:37
じょう @jou110

【ウルトラマンガイアS】第61話に続く

2017-07-01 23:06:32