Rocket Hybrid 1220 の簡易レビュー
…承)、SSDキャッシュはまだたくさん残されているため、ReadBackCache的な挙動で読み込みが頻繁なものを再キャッシュしてくれるようなアルゴリズムがあるかどうかは、さらなる追試が必要になりそうだ。
2011-03-20 21:36:41なお、おそらく現在のCiv5起動48秒というスピードはおそらくSSDキャッシュが全く効いていない、HDDからの読み出しと等価と思われる。当初の67秒は内周を使っていると思われるので、仮想HDDとして組み込まれたものは外周から使われたことによる差だろう。
2011-03-20 21:38:48RH1220追試③ 面白いことが起きた。Civ5の起動&終了を12回ほど繰り返したが、45秒と悪化したまま。もしかしてOSのキャッシュ機構が悪さしているのかも知れないと思い再起動してみたら、起動時間が23秒(18秒)に急激に回復した。これは謎挙動…ちょっと考察が必要か?(…続
2011-03-20 22:00:08…承)先程の挙動からするとCiv5はSSDキャッシュから追い出されてしまい、HDDから直接読み込みをしているように見受けられた。しかし書き込んだデータ量とSSDの容量からまだゆうに30GB以上は余裕があったはずで、これはこれで不可解な挙動。(…続
2011-03-20 22:02:40…承)しかもReadBackCacheからの再キャッシュを期待しての起動終了の繰り返しでも速度は回復しなかったため、RH1220にダメだしをしようとしたが、OS再起動で状況が一変。昨日と同じく起動がSSDから行われていると思われる23(18)秒起動。(…続
2011-03-20 22:05:17…承)このような状況と製品の性質を考えると、RH1220はやはりReadBackでの再キャッシュ機構を備えているのではないかと思われる。検証経過としてはたしかにCiv5は一旦SSDキャッシュからは削除されてHDDからの起動になっていたであろうことは想像できる。
2011-03-20 22:09:59おそらくSSDの何割か、実験によれば容量の2~3割?をWriteBackによるキャッシュ構築として使い、残りをReadBackによる再キャッシュとして使っているのではないだろうか? 再起動まで速度が回復しなかったのはおそらくセクター変換テーブルの構築に絡む問題だろうと。
2011-03-20 22:13:33RH1220の仕組み的に言って、起動中にリアルタイムにReadBackキャッシュを再構築しつつセクター変換テーブルを変更することは、いくらOSから隠蔽されている部分とはいっても安全性に問題があるのではないだろうか?これを比較的安全に切り替えられるのが再起動時という事になるのだろう
2011-03-20 22:19:48また数日中にRH1220の追試はするとして、2日としてはやや驚きも含めつつ合格点。 Rocket Hybrid 1220の評価は紆余曲折もあったが、二日目も良好。買う価値アリと判断したい。
2011-03-20 22:22:12Rocket Hybrid 1220レビュー③開始 本日で導入4日目。本日もあえて意地悪にRH1220にゲームを2本追加インストール。そして削除も2本して37GB使用中の状態にし、ここから録画TSを30GB上書きして計67GB使用済みの状態をつくりだした。 テストはCiv5起動。
2011-03-23 01:13:02まずは書き込み終了直後の状態でテスト。 Civ5起動時間は23秒(18秒)で相変わらずSSDキャッシュから起動できているようだ。前回はRH1220に書き込みを行ったらCiv5がSSDキャッシュ追い出された?ような挙動で起動時間が大幅にのびたのだが、今回は発生していない。
2011-03-23 01:15:18ついでDAOのインストールを行ってあるので、セーブデータを読み込んで表示されるまでの時間を計測したが、20秒程度。HDDインストール状態では35秒ほどかかっていたので、これもSSD領域にキャッシュがあると見て間違いなさそうだ。
2011-03-23 01:17:36ここ数字のの観察からRH1220の挙動をまとめると ①インストール直後のソフトの起動はかなり早い&書き込み速度がSSD上限であることから、WriteBackCache機構がそのままSSDキャッシュとして残ることは間違いなさそうである。
2011-03-23 01:20:54ただし、この方式でキャッシュされるのはSSDの3割程度の容量しか利用されないようであり、WBCは先入先出法的に新たな書き込みが発生すると押し出されて消える(追試②で検証済み)
2011-03-23 01:22:16当然ながらキャッシュが押し出されて消えるだけじゃなく、HDDの方にも書き込みはされているので、実際にデータが消えてしまうわけではない。 おそらくRH1220のconfigureではcompareモード、いわゆるミラーリングか、SSDキャッシュモードかしか無いが、
2011-03-23 01:26:28特徴的なのがHDDに格納されていると思われるデータ読み込みが発生したときに、それが頻繁に発生すると自動的にキャッシュが生成されていく挙動を示すことと、それが発揮されるにはOSの再起動が必要であることの2点。
2011-03-23 01:30:32このReadBackで生成されたキャッシュは、WriteBack動作とは独立しているようで(本日の検証)あり、一旦生成されたものは簡単には消えないこともわかった。
2011-03-23 01:32:33これはスリープ運用での挙動が気になるが、私はスリープ運用が大嫌いなので検証予定は無し。 Rocket Hybridは通常通りの使い方をしていれば、勝手に恩恵が受けられるような賢い製品であることがよくわかった。 内部のアルゴリズムが公開されているわけではないので、
2011-03-23 01:34:22多分に稚拙な検証と予想を交えてレビューしましたが、Oliospecさんの商品案内では次回入荷が6月になるとのことなので、しばらくは手に入らないかも? 見かけたら即IYHで間違いなしだと思います。
2011-03-23 01:36:09RocketHybridを単純に超大容量のSSD作成キットだと幻想をいだいて使うとガッカリだろうし、正しい使い方も見えてこないだろうな。 自分で色々考えて検証して使えない人は宝の持ち腐れになってしまいそうだ。
2011-03-23 01:47:36RocketHybridってよくよく考えてみたら、Windows VistaでMSとIntelが導入をめざしたWindows ReadyBoostとほぼ同じ仕組っぽい。 それをOS管理下から隠蔽してハードウェア対応したものだと思えば位置づけも分かりやすいかな。
2011-03-23 01:52:41