PointOmega感想まとめ
話によっては何回も読み返さないと理解できないようなというかそれでも理解できないかもしれないものもあるが、うん、濃厚というか闇鍋フルコースといった趣で時間をおいてじっくり味わうべき作品群なんだろうな。
2011-03-22 03:18:12合同で短編連作とかそういうわけじゃないけど、これ複数作品間で微かに繋がりがあるように感じられるのは意図的かな? 完全に偶然の結果なのか、あるいは、わりと早い段階から動いてたみたいだから、初稿後に色々追加したのか。なんか意図的にやってそうな気がするけど。
2011-03-22 03:25:20文字数は42*17の電撃文庫仕様で、たぶん余白も電撃参考にしてる。この文字数って意外と多くて、他の文庫同人誌だと文字サイズ大きくて余白が狭くて残念なことになってるのも多いんだけど、その点これは文字サイズ小さくして余白に行間たっぷり取っている。でも、文字サイズが小さすぎる。
2011-03-22 03:29:3810Qくらいしかないような(電撃はたぶん11.5Q)。決定的なのが字間空いてることで、小塚ならまだしも、リュウミンでこれはちょいと読みづらい。あとは均等配置(行の一番上と一番下の文字が綺麗に横に並ぶ)のでなく、上揃えになってるのも不思議。
2011-03-22 03:32:47なんかそこら辺諸々で、ルビふってもおかしくなるし、禁則かかってるとこも変だし、段落頭のインデントのサイズも(たぶん字間のアキ分)足りなくて、こまかいところが、うん。もったいない。組版はラテックス使ってるんだろうけど、ラテックスだと不可避なのか設定がおかしいのかは知らん。
2011-03-22 03:36:16まずカタストロフ読了。感想としてはオープニングとしては完璧だな、と。他の作品を読んでいないのでなんとも言えないのだけれど、すばらしいと言おう。そしてこれは私の勉強不足なんですが、◯◯◯がこんなにも美しく世界を描くとは思いませんでした。すげえ……これすごいよ鼻血出る
2011-03-23 08:31:40お話としては××だけど、個人的にはその手の作品群と比べて圧倒的にフォーカスの当て方がうまいと感じる。いや、単にぼくがこういう手法に慣れてないだけか。特筆すべきは全体の統一感。カタストロフのうねりが見事に制御されており、得体のしれない巨大な化物が見える。このあたり作中のあれとダブる
2011-03-23 08:34:55物語中の———の様子が読み手とシンクロしてる感。つまり———の見ていくものと結末、そして読み手が感じていくものと読了後がすごく似てるような。なんだろうな……なんなんだろうな(おい とにかくもう一作目から興奮が止まらないのです。つくし先生ェ……
2011-03-23 08:38:29××もので美しい風景を描く(+キャラの残り香をにおわせる小物)っていう手法はまさにぼくの人生を変えたマリみて小説同人誌「花標」がそうだったのでベタと言ったが、東方では先行作品ないのかな?
2011-03-23 09:08:55夜郎の童と琳磬の架かりて読了。カタストロフとはうってかわっての重厚な文体ながら、読みやすく心地よい文章。土台としての設定を歴史的な背景と絡めるペンギンさんお得意の作中ながら、これがなかなかどうしてぐっとくる。地に足が着いてるとでも形容するような、堅牢さが見事です。
2011-03-23 11:12:31これは両方読むと特に面白い。お話としては付属の解説がしっくりくるので、同じことを並べるわけにはいかず省略。一度はこういう作品書いてみたいと思わされる。こんぺのうさぎのかがみもそうだったけど、ペンギンさんは舞台の上の役者の背骨を補強するのがうまい、と思った。などなど。
2011-03-23 11:16:29