竹富島パワースポット伝説 4

仲筋御嶽の神司、唐マイチの話
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たけとみ @tktaketomi

竹富島のパワースポットの御嶽(ウタキ)では、カンツカサ(神司)と呼ばれる神女(琉球でいう「ノロ」に当たります)を中心に神事が行われます。これはナカスジウタキ(仲筋御嶽)のカンツカサ(神司)で、中国帰りの唐マイチと呼ばれる方の話です。

2011-03-10 03:04:16
たけとみ @tktaketomi

唐マイチは中筋御嶽の今から八代前のカンツカサです。琉球王国時代、八重山から那覇への年貢は船で運ばれていましたが、その航海安全を祈るためにカンツカサも年貢を運ぶ船に乗船するのが普通でした。ところが、唐マイチが船に乗っていたとき、不運にも暴風に遭い、中国まで流されてしまいました。

2011-03-10 03:07:08
たけとみ @tktaketomi

唐マイチは、中国でしばらく生活した後、竹富に代えることになりますが、中国でお世話下さった方も、霊感のある御方だったので「あなたの実家の未申の方角(南西)の森は、霊力のある場所なので、守り神として祀りなさい」と言いました。

2011-03-10 03:08:55
たけとみ @tktaketomi

唐マイチは竹富島に帰ってから、そこの場所を「ハニヤ」と名付けて拝むようになり、おかげさまで、健康で繁栄しました。今では、仲筋村で拝む聖地となっており、十五夜の夜に村での月見会などが行われたりする場所でもあります。

2011-03-10 03:09:29
たけとみ @tktaketomi

その場所は、仲筋村の集会所羽山会館の北にあり、「伝統芸能継承の碑」とともに「ハニヤ由来の碑」が立っています。御嶽ではないですが、ここも竹富島のパワースポットの一つでしょう。竹富島にはこのような聖なる場所がたくさんあります。

2011-03-10 03:10:31