10周年のSPコンテンツ!
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小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
夜、帰宅するとベランダの窓が全開になっていた。 空き巣かと部屋を確認するも異常は無い。 部屋は7階だ、ただ戸締りを忘れていたのだろう。 念の為、ベランダの外も確認する。 突然背後で窓が閉まる。開かない! 何故か鍵が掛っている。 ベランダの手摺に手が掛かり、ナニか這い上がって来る。
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
夜中、帰路へついていた。途上、灯りも疎らで人通りも無い路地があるのだが、そこは変質者の目撃例が多々あるなど物騒な所だ。そこを通った時だ、それからずっと付けてくるヤツが居る。途中、何度か振り切ろうとしたが無駄だった。そいつは今も付いて来ている、頭上の電線を伝いながら付いて来ている。
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
床に就くと去年亡くなった祖父の顔が天井に現れ、自分を見てくる。何か訴えたい事があるのかと思考を巡らせた。今年はまだ墓参りをしていないので来いと言う事なのか? すぐに墓参りに行ったのだが、以降も祖父は現れる。その祖父の顔を何者かが掴んでいる。一体、祖父は死後どうなってしまったのか。
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
商業施設の駐車場で、対面に駐車している車の下に男が挟まっているのが目に入った。何か事故ではと慌てて駆け寄り、安否を問うが返答は無い。代わりに此方に視線を向けニカッと笑うと、車体底奥へと引っ込んで行った。怖くなり下を覗く勇気は起きなかった。それ以来、あの男は自分の車に挟まっている。
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
平凡な会社員である私の日々は、それも平凡なものであった。しかし、その平凡は突如砕かれた。就寝中、足を掴まれる感覚で覚醒し、其方に目をやると、そこには人影が居り、私を自らの元へと引き寄せて来る。そして途中意識が途絶えた。それ以降、奴は引き寄せてくる。毎晩、少しづつ自らの元へと……。
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
電柱の灯が夜闇を僅かに照らす中、前方にぬうっと項垂れた女が現れ吃驚した。微動たりとしない様子に薄気味悪さを感じたが好奇心もあり、すれ違いざまに女を瞥見する。驚愕した。女の頭がぱっくりと割れ、「オギャァァ」という啼泣と共に中から小さな手が飛び出し、それは外へ出ようとしていた。 #呟怖
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
桜が咲き誇る季節の夜だった。帰宅中に喧騒が聞こえたので其方へと目を見遣る。そこには満開の桜があり、人々が一席設けてるではないか。こんな所あったかと、疑問に思いつつも通過する。翌朝、見に行くと其処は墓地だった。桜を愛でるのに、死者も生者と変らないのだなと想える出来事であった。 #呟怖 twitter.com/neighbor00/sta…
小泉怪奇@怪奇ラヂヲ @kaikinotane
「桜の襖とはこれまた風流ですね」 私が旅館の女将にそう言うと、 「今ちょうど満開でして見頃なんですよ」 そう答える女将の言葉に疑問を抱き、どういう意味かと尋ねようとすると、襖に描かれた桜が花弁を散らし始めた絵に変化していった。 「もうすぐ散ってしまいますね」 女将が寂しそうに言った。

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