レーベもマックスも、ろーちゃんですら朝食は自分で用意できるのに、あのドイツ戦艦はまじ……かわいい(かわいい)
2017-09-19 12:55:06ビス子と結婚してあげたい。仕事はできるけど自己管理できない嫁に対して「あーあーあーあー、もーしょーがねーなー」って呆れながら面倒見てあげたい。くたびれてしまっても「いつもありがと♡貴方じゃなきゃ私のこんな姿とても見せられないわね♡愛してるわ♡」って熱い抱擁とキスで全てを許したい。
2017-09-19 13:36:01仕事バリバリできて仕事中はキリッとカッコよくて男性社員を圧倒するくらい気の強い同僚ビスマルクを、ひょんなことから日常生活がダメダメなことを知ってしまって以来、野良猫に餌やる感覚で面倒見てやったらやけに懐かれてそのままなし崩し的に同棲して結婚したくない? 僕は結婚したい(迫真)
2017-09-19 13:48:09ビス子を叱りたい。叱ったら仔犬みたいにふるふる震えながら反省してるのを見て「ちくしょうかわいいなてめえ! 許すッ!!」ってキレながら許す関係になりたい。
2017-09-19 13:57:15「貴方がいなきゃ私は生きていけないわ」を物質的な意味でも言ってくるビス子……かわいいなちくしょう……休日とか二人で出かけて一日ラブラブイチャつきたい……
2017-09-19 14:12:18金髪ロング碧眼美女ってだけで既に強いのに仕事はできるけど日常生活ポンコツみたいなギャップがあるとさらに強さが上がるからね……
2017-09-19 14:16:25同僚に「鉄血」とあだ名される女性社員がいた。 なんでもドイツ人のハーフだかクォーターだかで金髪碧眼の日本人離れしたものすごい美女なんだが、性格がキツくてとにかく仕事ができる女だった。パリッと決まったパンツスーツ姿は同僚でなければ素晴らしく眼福なのだが。
2017-09-19 18:43:48ある時同じチームのリーダーになった際、他部署との競争に勝つためにチーム内だけでなく部署内までもまとめ上げ、グダグダだった部署内システムを改革してしまった。それ以来ウチの部署はそのシステムで運営されている。その改革がドイツ統一を思わせたのと、レバーが好物らしいので「鉄血」である。
2017-09-19 18:44:08よくある美女特有のお高く止まった感じはなかったが、人を寄せ付けない雰囲気があって交友関係はわからなかった。人物像が把握できなかった俺は、仕事のできる美人の同僚ではあるが、自分の私生活には無縁の存在だと思っていた。 あの日、ほぼ寝巻姿でコンビニ惣菜とビールを買い漁る姿を見るまでは。
2017-09-19 18:44:28「あっ」 お互い相手に気付いたのはほぼ同時で、声をあげたのも同時だった。何故お前がこんなところに、と思ったのも同時だっただろう。ある休日、普段利用するコンビニで目当ての物が品切れだったため少し遠くの店舗まで足を運んだのだが、そこで同僚のこんな姿を見るとは想像していなかった。
2017-09-19 18:44:52「お前それ、一人で食うのか」 「そうよ。なに、悪い?」 「お前の身体だから悪かないが。身体壊すぞ」 カゴに無造作に放り込まれた商品を見ると、鉄血はムッと眉間に皺を寄せた。弁当にビール缶数本、ツマミらしきソーセージとチーズ、菓子パン、申し訳程度のサラダ。生活習慣病まっしぐらだ。
2017-09-19 18:45:10「……自炊できないんだもの。仕方ないじゃない」 不満そうに視線を落とし、鉄血はぼやいた。普段からこんな食生活を送っているということがわかり、せっかく美人なのに性格も含めてつくづく勿体無いと思った。よく見ればエナジードリンクもカゴの隅に転がっている。
2017-09-19 18:45:26「自己管理も仕事の内って自分で言ってただろ。自分もしっかりしてくれよリーダー」 溜め息と共に呆れてやるとさすがにカチンときたのか、いつぞやクソ上司の胸ぐらを掴んで理不尽な要求を却下した時の表情を一瞬見せたが、すぐに肩を落として元の表情に戻った。
2017-09-19 18:45:41「そうね。気をつけるわ」 そう言ってカゴからビール缶を二本ほど戻して、代わりに野菜ジュースのボトルが入った。違う、そうじゃない。 「……まぁいいや。また会社でな」 何か言いそうになったがやめておいた。家族や友人ならともかく、相手はあくまで同僚だ。他人には他人の生活がある。
2017-09-19 18:45:58しかし休み明け、鉄血はマスクをして咳を繰り返していた。ほんのりと耳も赤く、どう見ても季節の変わり目特有の風邪だった。だから言わんこっちゃない、と思ったが言わないでおいた。他の社員もきっと自己管理云々のフレーズが頭に浮かんでいただろうが、誰も進んで見えている地雷を踏みには行かない。
2017-09-19 18:46:20翌日高熱で欠勤と連絡が入った。こうなることも想定していたのか、幸い鉄血が引き継ぎを完璧にしていたので業務には差し支えなかったが、リーダーが欠員はチームとしてまずい。加えてあの生活習慣なら復帰まで時間がかかるのは想像に難くない。 そう考えた俺は、一昨日のコンビニに再度足を運んだ。
2017-09-19 18:46:44予想通りいた。 一昨日と同じ時間帯を選んで正解だった。マスクに冷えピタ姿の金髪美女がフラフラしながらカゴを提げている。阿呆かと思った。 「おいリーダー。生きてるか」 背後から声をかけたせいか、鉄血は飛び上がるように驚いた。 「な、なな、何よ!? なんでまたいるのよ!?」
2017-09-19 18:46:58お前こそコンビニで何もかも済まそうとするな、仕事はできても生活能力皆無か、と言いそうになったが我慢した。 「お前が心配になって来たんだよ」 一昨日の様子と普段の言動から考えると、頭ごなしに正論を言って従うとは考えにくかった。なので気遣ってやるポーズを見せる方針を取ることにした。
2017-09-19 18:47:17「……そ、そう。なら仕方ないわね。ご覧の通り、大丈夫じゃないわ」 誇らしげに言われても困る。 「病院は」「……行ってない」「……。薬は」「飲んでる。市販のだけど」「熱は」「八度六分」「飯は」「……あんまり」 こっちまで頭痛がしそうだった。そんなので治るわけがなかろう。
2017-09-19 18:47:33「誰か世話してくれる人はいないのか。家族とか、友達とか」 「……いないわ。両親も遠くに住んでる」 鉄血は普段からかけ離れた弱々しい姿だった。いい年した大人が情けないと思ったが、一人暮らしで病気して弱るのは仕方ない部分もある。 「OKわかった。家はこの近くだな?」
2017-09-19 18:47:48「すぐそこよ。……え、何、来るの!?」 こちらは最初からここに来た時点で必要ならそのつもりだったのだが、鉄血は明らかに動揺していた。 「ダメ、ダメよ! 来ちゃダメ! 汚いから!」 「そんな興奮するな、熱上がるぞ。一人で復帰できるなら行かんけどな」 「……わ、わかったわよ……」
2017-09-19 18:48:12同僚ビスマルクの面倒見る話。 | さくらい #pixiv pixiv.net/novel/show.php… Twitterだけで終わらせとくのは勿体無い気がしたんでpixivにも投稿しときました。そのうち続きも投稿します
2017-09-19 19:24:47