村上信五×紫【コタツで…】

えいと@ぱられるわあるど @BRPOBYG_eighter

【コタツで…・1】(´Д｀) 毎年、冬になると、コタツに潜ってゴロゴロ・ヌクヌクするのが楽しみだった。 だけど、今年は、厳しいお目付役が… 「コタツでゴロゴロすな！ そのまま寝てもうたら風邪ひくやろ！ だらしない…」 何度そう怒られたことか…

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【コタツで…・2】(´Д｀) でも、今日は遅くなるって言ってたし、ちょっとぐらいなら大丈夫のはず。 DVDをセットして、枕替わりのクッションとともにコタツに潜り込む。 ああ…シアワセ♡ 「おい！」 頬をペチペチと叩く冷たい手で目を覚ます。 ヤバッ、いつの間にか寝ちゃってた…

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【コタツで…・3】(´Д｀) 頭元に、信ちゃんがしゃがみ込んで、私を見下ろしていた。 私は、反射的に視線を逸らしてしまって、その後も目を合わせられてないでいた。 「お前な…何度も言うとるやろ、こんなとこで寝たらアカンて。寝るなら布団に行け」 「ヤダ‼︎」 「は？」

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【コタツで…・4】(´Д｀) 「私は、コタツでゴロゴロするのが好きなの！コタツで寝たらいけないのくらい、私だって知ってるよ！でも、これが好きなの！」 「おい…」 「信ちゃんは、だらしないって言うけど、好きなものはしょうがないじゃない！もう、ほっといて‼︎」

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【コタツで…・5】(´Д｀) 売り言葉に買い言葉、ってこういう事を言うのかな… こんなこと言うつもりはなかったのに、気づいたら口に出していた。 信ちゃんがため息をついて立ち上がる。そのまま、寝室に行ってしまった… 流石に、呆れたよね… 見つかって、気まずくて、つい…

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【コタツで…・6】(´Д｀) さっきまで、シアワセだった気持ちが、一気にしぼんでいく。 コタツでゴロゴロしてるのも、虚しくなってるんだけど、妙な意地を張っちゃって出ることもできなくて。 どうしていいか分からなくなって、涙が滲んでくる… 「お前なぁ…」 耳に飛び込んできた声。

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【コタツで…・7】(´Д｀) 「泣くくらいなら、意地張らんけりゃいいのに」 いつの間にか、信ちゃんが戻ってきていた。 泣いてるのを見られて、恥ずかしくて、頭まで潜り込む。 「…もういい加減…」 「やだ…だって…信ちゃんのばかぁ〜！」 「分かった、分かった。ほら、もう寝るぞ」

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【コタツで…・8】(´Д｀) そう言うと、スイッチを切って、私を引きずり出す。 そのまま抱きかかえて、寝室まで運ぶと、ベッドに寝かされた。 当然、ベッドは冷えていて、 「冷たい！寒い！」 って文句を言うと、 「そのうち、温もる」 と言って、隣に入り、私を抱きしめた。

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【コタツで…・9】(´Д｀) その体温が気持ち良くて、すり寄ってウトウトし出した、私の耳に届いたのは… 「言うこと聞かんかった奴は、お仕置きせんなな。今日は、もう寝られんと思っとき。さっきまで、寝とったんやから、大丈夫やろ？」 それからの事は、ご想像にお任せします♡