2014年バレンタイン＆ホワイトデー

えいと@ぱられるわあるど @BRPOBYG_eighter

【バレンタイン・プロローグ1】 遡ること3日前… 朱姉さんの家に集まって、彼女たちはチョコレートを作ってました。 当日は、いっぱい貰って来るだろうから、作るのは小さいものを1個。 その代わり、材料は奮発して、とびきりの想いを込めて…

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【バレンタイン・プロローグ2】 チョコレートが固まるまでの間、少し休憩しようということになり、みんなでリビングに移動。 そこに、何処からか謎の人影… 翡翠さん、登場www せっかくなので、こっそりイタズラを… 当たりが3つ、大ハズレが1つ。 厳選なるあみだくじで決定…

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【バレンタイン・プロローグ3】 そして、逃げる ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ …さて、何も知らない彼女たちが戻ってきて、ラッピングを始めました。 そして、迎えた今日の日。 何が起こるのでしょうか？ あまり期待せず、お待ちを♡ pic.twitter.com/LfHxelM4k2

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(｀д´)×碧【1】 「ただいま〜！」 「おかえりなさい。寒かったでしょう？」 「寒かった〜！今日は何？」 「お鍋にしようかな…と思って。もうすぐ準備できるから」 「ホンマ？嬉しいわ〜。着替えてくるな」 寒い雪の日。 だけど二人でお鍋つついて、まったりして…

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(｀д´)×碧【2】 ふと思い出したように彼女が立ち上がると、部屋を出ていく。 どうしたんやろ？ と思う間も無く、戻ってきた彼女の手には小さな包み。 「あのね…章ちゃん、これ…」 「これ、もしかして？」 「姉さんとこで、みんなで作ったの」 「手作り！ホンマに？嬉しいわ…」

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(｀д´)×碧【3】 「な、な、食べていい？」 「うん」 包みを開けて、口に入れる。 「うわ〜、これ、美味しい！美味いわ〜」 「ホント⁈」 「うん、俺、シアワセ〜♡ あ、そうや、このシアワセ、お前にも分けたる」 抱き寄せて、唇をかさねる…

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(｀д´)×碧【4】 舌を滑り込ませ、まだ少し残っていたチョコレートを彼女と分け合う。 「な？美味いやろ？」 「うん…」 「もう少し、欲しい？」 「…欲しい」 何度も繰り返すキス。 そして、彼女を抱き上げると… 「チョコレートのお礼、しとかなな」 と、ベッドに運んだ。

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(｀д´)×碧【5】 「今夜は、離されんかも…覚悟しといてや」 そう囁いた俺は、返事を聞く前に唇を塞いだ…

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(´д｀･)×琥珀【1】 今日は、バレンタインデー。 実は、ものすごく楽しみにしている。 チョコ、くれるよな。 もちろん、俺、もらえるよな… 言えへんけど… 昨日から、あいつ泊まりに来てるんやけど、俺が帰って来た時はもう来とって、持ってるのかどうか確認できんかった…

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(´д｀･)×琥珀【2】 朝起きた時に枕元にあるかも…と思ったけど、なかった。 ま、まだ朝やし… 今日一日一緒におるんやし… なのに、あいつ、食事作ったり、洗濯したり、掃除したりで、全然俺のとこ来うへん… 俺が気になって、チラチラ見てんの気づいてるはずなのに…

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(´д｀･)×琥珀【3】 昼過ぎになって、やっと隣りに座ったかと思ったら、雑誌開き出した… 俺、こんなにドキドキして待っとんのに、知らん顔で。 「どうしたの？さっきから何か言いたそうだね」 「…別に」 「そう」 と、また雑誌に目を戻す。 しょうがないから、俺も雑誌を見る…

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(´д｀･)×琥珀【4】 ふと、肩が重くなって。 そしたら、あいつが俺の肩にもたれて眠っていた。膝に雑誌を開いたまま。 でも、安心したような顔で眠ってるお前を起こしたくなくて、そのままにする。 「…愛してる」と呟いたら、幸せそうな顔になった…

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(´д｀･)×琥珀【5】 いつの間にか俺も眠ってて。 気づいたら、お前が隣りにおらんかった。 キッチンからいい匂いがする… 俺は立ち上がって、彼女の元に向かった。 「何作ってんの？」 「わ！びっくりした…起きたんだ」 「うん」 「今日は唐揚げだよ。もうすぐできるから、待ってて」

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(´д｀･)×琥珀【6】 後ろから抱きつくと、 「亮ちゃん、動けないよ…焦がしちゃう」 と笑いながら言う。 「…なぁ…」 俺、もらわれへんの？ 「ん？」 「…なんでもない。あっちで待ってるわ」 そう言って、リビングに戻った俺には、あいつが嬉しそうに微笑んでたのに気づかなかった。

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(´д｀･)×琥珀【7】 食事も終わって、あいつは後片付けしてる。 もうすぐバレンタインデー終わるな… 俺、結局もらわれへんのかな… 誰でもない、お前からのチョコ欲しかったんに… 「亮ちゃん」 目の前に出される小さな包み。 「これ…」 「今日…バレンタインだから…」

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(´д｀･)×琥珀【8】 「チョコレート？」 「うん…」 「何や…あったんや…俺、もうもらわれへんのかと…ひどいわぁ、今まで隠しとったん？」 「だって…」 「何？」 「亮ちゃん、たくさんもらうし、ただ渡すだけだと、埋れちゃうような気がして」 そんなこと、気にしてたんや…

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(´д｀･)×琥珀【9】 「そりゃたくさんもらったけど…欲しかったんはお前からだけやで。朝からずっと待っとったのに」 「知ってた…でも、渡しちゃったら終わりかと思ったら、なかなか渡せなくて」 「そんなわけないやん…」 包みごと抱きしめたあいつは、いい匂いがした…

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(´д｀･)×琥珀【10】 「な、食べていい？」 「うん」 包みを開いて、大切な一粒を口に入れた。 それをずっと見ていた彼女に、 「美味い」 と告げると、ホッとしたように笑う。 その笑顔に誘われるように、もう一度抱きしめると、彼女の手を引いて寝室に向かう。

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(´д｀･)×琥珀【11】 そして、ベッドに押し倒すと、 「今日一日、ドキドキさせられた分、お礼させてもらうからな。覚悟せえよ」 と告げた。

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(｀ヽ´)×若葉【1】 「ただいま…」 誰もいないはずの部屋に向かって呟く。 あれ？リビングに電気付いてる… 俺、消して行ったはずやけど。 不思議に思ってリビングに行くと、ソファにもたれたまま眠ってる彼女がいた。 今日、何時に帰れるか分からんやったから、約束せんかったのに…

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(｀ヽ´)×若葉【2】 こんなところで寝たら風邪引くやろ。 そう思って起こそうとしたら、大切そうに包まれたものに気づいた。 これ…もしかして？ そっと引き抜くと、その小さな包みは彼女の手から離れた。 開けてもええやんな… 包みを開くと、小さなチョコが1個。

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(｀ヽ´)×若葉【3】 ありがとう…遠慮なくいただきます。 俺は手を合わせると、大切に口に入れるて味わう。 めっちゃ美味いわ… 彼女を起こさないように気をつけながら、その美味しさにのたうつ。 やがて溶けてしまったチョコレート。 俺は改めて手を合わせて、「ごちそうさま」と呟いた。

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(｀ヽ´)×若葉【4】 さて…このままじゃ本当に風邪引くよな… 俺は、静かに彼女を抱き上げて、寝室に向かう。 起こさんようにしたつもりやけど、ベッドに下ろした瞬間に、目が開く。 「あ…忠義、おかえりぃ〜♡」 「ただいま…あんなとこで寝たら風邪引くで、それに」

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(｀ヽ´)×若葉【5】 「あれ？ ねえ、忠義、私、何か持ってなかった？」 手の中に包みがないのに気づいて、慌てだす彼女。 「持っとったなあ…」 「何処？それ、何処にある？」 「何処やったかな〜」 「ただよし〜」 困ったように俺を見つめてくるお前に、笑いが止まらなくなる。

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(｀ヽ´)×若葉【6】 「ねえ…何処？」 「俺の腹の中」 「え？」 「食べちゃった。ごちそうさま♡」 「え〜‼︎」 「あれ？俺にじゃないの？」 「そうだけど」 「めっちゃ美味かった」 「…ちゃんと自分で渡したかったのに…」 「ちゃんと受け取ったよ…お前、大事そうに持っとったもん」