封仙娘娘　道具の業等について

potu @kuugen

封娘のパオペイには道具の業というのがあってそれに縛られるらしいが、先生と大帝にはそんなの無さそうにみえる。あと轟武（字間違っとるかも）も。殷雷も。それぞれ方向性（やその程度）は違うっぽいけど。

potu @kuugen

気になるのが九鷲と深霜の差。業はあれど、その発揮の違いというか。酒が作れるとっくり（……だったよねえ？）である九鷲は、主（酒師はそう呼んでもいい存在じゃないかなって）に正体を明かさず酒を作り、それを人々に振舞う事で満足感を得ていた。

potu @kuugen

正体をばらさずに、自分がとっくりだと認められなくても、それで満足だった。深霜は刀で、主の事は好きだったけど刀として使用されて認められたかった。……でもまあ、大体封娘に登場するパオペイは失敗品ばかりなので、当然として深霜にも欠陥があり、刀として使用される場合には問題があった。

potu @kuugen

これは九鷲と深霜の性格の違いや、その欠陥に対する感情の違いから発生するのかなと思ったが（そして一般的なパオペイはどちらかというと深霜タイプが多いんじゃないかと）そもそもとっくりと刀……というか宝精系（であってるかな）と武器のパオペイの役割の違いに起因するものなのかもしれない。

potu @kuugen

九鷲はとっくりのパオペイだが、とっくりとして使用されるのがそもそもの目的という訳では無いっぽく感じた。まあ、ただのとっくりに特別機能を付けても、いつでも熱燗になる機能とか入れた水を酒に変化できるとか（これは九鷲の機能まんまだが）その程度しか思いつかない。

potu @kuugen

そして、九鷲は無から（正確には水は要りそうだが）妙なる酒を作る能力を持つとっくりとして生まれた。もちろんとっくりとして利用されることもできるだろうが、その能力だけを発揮して、自分は人間体で居ることもできるのではないだろうか。酔っ払いをあしらう能力とか持ってたし。

potu @kuugen

深霜は人間に変身すると、凄腕の武人となる刀のパオペイだが、あくまで刀として利用される事にこだわった。……判断するに欠陥（の否定）が理由でもありそうなのだけれどそれを引いても、そもそも刀のパオペイは刀としての能力が自分の存在価値に掛かっている部分が大きいんじゃないかなと。

potu @kuugen

殷雷の言葉から想像すると、武器（刀）のパオペイに武人としての腕を仕込むのはどうやら珍しい事らしいし。武器に武芸仕込みやがったんだぞあいつ（パオペイ製作者）は。とは殷雷の言だ。まあだから、人間の姿で役に立つだけでは無く、刀の形で役に立たなければならない。……んじゃないかなーって。

potu @kuugen

そもそも道具の業が薄いと感じられるパオペイに関して考えていて、九鷲って他のパオペイと違うくない？という事から色々思ったのだが、なんか自分の中で説明できてしまった。宝精系とその他の違いか。まあ宝精系は、元々お宝ざっくざっく（あの酒がお宝かどうかはともかくとして）が目的だしな。

potu @kuugen

道具の業という点では、織り機のパオペイ（名前ど忘れした）も無いよね。先生や大帝以上に（この二人には見方次第でまだあるように見える…それを通り越した問題にも見えるが）無さそう。ただ道具としては実に優秀なんで（外伝含むと）何故欠陥パオペイとされてしまったのかが…いや性格なんだろうけど

potu @kuugen

性格なんだろうけど、それが失敗（欠陥）の原因に繋がってない、少なくとも決定的には……なんだよなあ。他のパオペイが性格に欠点がある場合、仕事（役割）に差しさわりが出る（と判断された）点も多いのだが、流麗（やっと名前思い出した）は仕事自体は完璧なのよね。定義にもよるが。

potu @kuugen

あんがい護玄さんのところにあずければ（プレゼントすれば）ぶつぶつ言いながらも、ずっと働いていたかもしれない。まあ、それはそれとして、なんとなくだけど流麗の欠陥は性格だけじゃ無くて、「道具の業」の欠如が問題視されたんじゃないか、なんてこともつらつら考えていてふと。まあ性格だろうけど

potu @kuugen

しかし道具の業うんぬんの問題だと、他の宝貝以上に殷雷がという気もしてくる。だって最初に残ったんだぜ、他の宝貝皆逃げたのに。道具の業だとかを性格（的欠陥と作り主に判断された部分）があっさり凌駕した実例のようにも。和穂の役に立つ事で道具の業を満足させたんだとかこじつけもできるけど。

potu @kuugen

しかし、後を全部見た後だと、大帝（やその他のいくつかのパオペイ）も最初のパオペイ大逃走の折にきっちり逃げたんだよな……ということに変な感慨と言うか、何かが湧いてくる。一番は大帝だが、先生や踏み台も。