BORDERBREAK　寝言ポエム集

準水 @jyunmizu

傭兵たちは、自らの運命を選択する。激しき流れと、待ち受ける風。その行き先は、誰も知らない。ただ弾頭に込めた、苛烈なる意思。 「Warheads」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

名も知らぬ、仲間と呼ぶにはあまりにも希薄な関係。背中を預け、時に競うは戦場の運命。鋼鉄を纏い、今日も戦いの幕が開く。 「Hang out」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

戦火へと向かう静寂の中、傭兵たちは何を思う。栄光か、不安か、信じるものの大きさか。握るレバーは冷たく、何も答えてはくれない。 「Stir Mix」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

反抗の狼煙が、眠る島に目覚めをもたらす。銃弾と、鉄塊と、敵意の雨の向こうに見えたものは。殺し合いには、夕焼けがよく似合う。 「Urban Crusher」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

喧騒を失くした街に、ただ響き渡る鉄の咆哮。炎の中を、傭兵が走る。重く、時に傷つき、しかし確かな足取りで。命を懸けた、単純な遊戯。 「Hide And Seek」

準水 @jyunmizu

追えば逃げ、引けば迫るは幻影にあらず。残酷な現実が、命を鉄屑にせんと襲い掛かる。此処は、羽ばたくには狭すぎる。 「MIRAGE」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

高揚した彼らに恐怖はない。ただ、前へ、前へと。我先に女神の前髪を掴もうとする、その行軍の果てに何がある。それを考えるのは、全てが終わった後でいい。 「Too Hot To Handle」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

互いの喉元に突きつけあった、その剣が貫くのは。安い命を担保に賭けた、空しく、されど愛すべきその矜持。最後の一撃は、誰の手に。 「Ultimatum」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

心がはやる。諦めるのか、あがくのか。迫られた選択を背負い、トリガーが震える。立ち塞がる全てを打ち据え、たとえこの身が砕けようとも。 「Nerve Block」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

命の対価は明日の糧。繰り返す先に、新たな道があると信じて。安いプライドでも、機体の錆を落とすには充分すぎる。 「The Greed」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

泥にまみれ、鉛玉で彩られた体を横たえ、それでもなお心は死なず。ただ、明日の光のために。一杯の酒か、千の歓喜か、永遠の眠りか。 「Be Ambitious」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

砲火に舞う一瞬の輝きを。千の道が連なり、鈍い輝きを目指す。儚く明るい、鉄の響きは島に満ち、捧げし供物は神に届くか、ただ朽ちるのみか。 「火蛾」 #boederbreak

準水 @jyunmizu

心無き兵器を操るのは、心を失くした街の住人たち。熱き風が襲い、無慈悲な雷が降り注ぎ、爪痕が影を落とす。まるで、証を残すように。 「銀漢」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

ここには安らぎはなく、炎と地鳴りの競演だけがある。押し寄せる悪意、絶え間なき嵐。付いてゆけなければ、ただ打ち震えるのみ。 「揺曳」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

全てを砕け。全てを纏い、全てを貫け。敗北を突きつける、それが明日の自分の姿だとしても。今だけは、昂ぶる波にその身を委ねて。 「鬨」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

鋼鉄が奏でる音色が、狂騒曲を形作る。炎と、破壊と、欲望の織り成す無骨な舞踊。そこに救いはない。ただ、立っていたものだけが鐘を鳴らす。 「繚乱」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

渇望がまとわりつく。祈りは届かない。救いは聞こえない。休息さえ、痛みの延長でしかない。それでも彼らは、遠い光を目指して。 「遙拝」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

一瞬の安息。銃身に星を刻み、意識に溜まる澱を吐き出す。帰るべき場所が、瞬きの中にしか見えないとしても。銃口は、冷たい笑みを浮かべる。 「捷報」 #borderbreak

準水 @jyunmizu

命一つを持ち帰る。他の荷物は、全て捨ててきた。夢も、誇りも、道標も。眠りから覚めれば、また集めて持っていく、ただそれだけの荷物。 「敗報」 #borderbreak