富士山宝永火口近傍の地質討論

宝永火口縁には灰色の角礫からなるあやしげな地層がある。これを、氷河が残したモレーンであると解釈する私と、宝永噴火の最初期堆積物であると解釈するうさはかせとの時間をかけた討論。
東海
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早川由紀夫 @HayakawaYukio
馬の背のこの白いのはモレーンではないかしら。 pic.twitter.com/mauHz6heDA
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早川由紀夫 @HayakawaYukio
落石斜面と火山弾斜面。間に楔形にあやしげな白い層がある。氷河が残したモレーンでなかろうか。 pic.twitter.com/Tzv0nuJsu6
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うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
@HayakawaYukio 宝永火口とその周囲にしかないので(とくに風下側で厚い)、宝永噴火テフラが二次的に移動した堆積物ではないかと思っています。
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
先日も書きましたが、「モレーン堆積物」は宝永テフラの火口近接相ではないでしょうか?御殿庭は行ってませんが、1.5kmほど東の幕岩の上の沢には類似した厚さ5m以上の堆積物があり、その底が見えます。最下部には軽石と埋没林があります。twitter.com/usa_hakase/sta… twitter.com/HayakawaYukio/…
早川由紀夫 @HayakawaYukio
@usa_hakase 構成物は発泡したスコリアではないです。れき以上は急冷されたガラス質が多い。宝永スコリアは一粒も入っていません。比較写真をいまからご覧に入れます。
1年後、うさはかせが現地を調査した。
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
馬の背をおおう灰色の角礫層には、宝永噴火の火口近傍堆積物に特有のハンレイ岩片がたくさん含まれていた(みんなが行く第二火口縁の展望台にある灰色角礫層と同じ)。手前の黒色スコリアが第一火口内壁に張り付くようにその上をおおう。 pic.twitter.com/l3tPnIgeSI
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うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
この黒色スコリアには少しだけ白色軽石が入っている。これも宝永噴火の特徴。
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
赤岩は黒色スコリアに直接おおわれるから、灰色の角礫岩が積もってから隆起して地上にあらわれたのだろう。赤岩の少し下には灰色角礫岩が積もっている場所がパッチ状にあってハンレイ岩礫が含まれる。 pic.twitter.com/4u7MZDrAEh
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うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
第一火口内壁にへばりつくように赤岩をおおう黒色スコリア、さらにその上を赤色スコリア、その上を再び黒色スコリアの順で覆う。 pic.twitter.com/jfEEcJuM2P
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早川由紀夫 @HayakawaYukio
@usa_hakase 私の解釈では、それも、第二火口縁のも、モレーンです。 pic.twitter.com/B1cevfb1wZ
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早川由紀夫 @HayakawaYukio
@usa_hakase ▼この堆積物が、宝永噴火最初期のものであるとは考えられない理由 1)軽石が混じっていない。 2)遠方の宝永軽石のなかにハンレイ岩が混じっていない。 3)赤岩の上に、この堆積物を欠いてスコリアが直接重なる。 4)この堆積物がつくる御殿庭の凸地形が説明できない。
早川由紀夫 @HayakawaYukio
@usa_hakase 赤岩が、宝永軽石とスコリアの間で隆起したから軽石相当層を欠いていると考えるのは無理です。軽石噴火とスコリア噴火の間に休止はありませんでした。昭和新山は、上長和れき岩を表面にのせたまま隆起しています。隆起したから軽石がなくなったと考えるのは無理。スコリアは堆積しているのですから。
早川由紀夫 @HayakawaYukio
@usa_hakase 従来の宝永山(赤岩)隆起説は、不自然なモデルです。想像の産物もしくは思い込みだと評価します。宝永山(赤岩)は、宝永噴火の前からそこにそのようにあった。もともとは、2万年前に氷河で削られてできた。ホルンと呼んでよい。 pic.twitter.com/2eEF7CfuaA
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うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
@HayakawaYukio まだ現地調査中ですがコメントします。 1)は事実ですが第1火口縁でしか確認していません。宮地さんが軽石のソースだと考えた第2,3火口の周囲をこれから調べます。 2)もこれから確認します。 3)は一部そうなっていますが、赤岩の東側に灰色角礫岩が直接重なる部分があります。
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
@HayakawaYukio だとすれば軽石を含む火口近接相がどこにも見当たらないことになります。それはいかにも不自然でしょう。
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
@HayakawaYukio 4)は砂沢スコリア火口丘が下に隠れていると考えていますが、これから確認します。砂沢スコリアはたった3000年前ですから火口地形が全く見当たらないのはおかしい。
早川由紀夫 @HayakawaYukio
@usa_hakase 遠方の宝永軽石は、須走口からまぼろしの滝に向かうとよく露出しています。 twitter.com/HayakawaYukio/…
うさはかせ調査2回目
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
赤で囲んだとこ、もしかして軽石層?と思って行ってみたんだが、軽石は見つからなかった。 pic.twitter.com/8xXPFS8qyI
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うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
でも第二火口縁の灰色角礫岩の中にハンレイ岩は(玄武岩に取り込まれたものも)見つかる。
うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
第二火口と第三火口の間に行ったら、第一火口縁にあるものと似た白色皮膜のある玄武岩礫がたくさんあった。かなり広い範囲に分布している。分布と大きな粒径から考えて、第三火口から出たように見える。 pic.twitter.com/YhTJHvbfUZ
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うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase
第二火口と第三火口の間のリッジ。白色皮膜礫はこのあたりから第三火口内壁にかけて分布する。付近にはハンレイ岩礫も見つかる。 pic.twitter.com/epUXJLrx9T
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