『嫌なこと・人』の解釈・新人に教える・『ありがとうございます』の効果

林 宗弘 @hayashimunehiro

僕「『好きなこと・楽しいこと・感謝できることに意識を向けましょう』ってメッセージに対して『嫌いな人のことが頭から離れません』って意見をよくもらいます。」 ◯◯「はい。」 僕「どうすればいいの？」

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◯◯「『嫌いな人のことが頭から離れません』という表現は正確ではありません。」 僕「(´･ω･)『嫌いな人のことを考えると選択してしまいます』か？」 ◯◯「『嫌いな人のことを考えると選択しています』ですね。」

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僕「(´-ω-`)『離れない』とか『してしまう』という自分ではどうにもできません的なやつは認めてくれないのね。」 ◯◯「はい。あなた方はそんなに無力な存在ではありません。」

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◯◯「他人や社会に対してなら『これは自分ではどうにもできない』と思うこともあるでしょう。ですが自分の思考や行動が自分の思い通りにならないということはありえません。誰にもあなたの思考と行動をコントロールすることはできません。」

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僕「(´-ω-`)そうかな〜？小さい頃から学校で宿題を出されたからやるとか、親に起きなさい・食べなさい・行きなさい・寝なさいって言われて行動させられてることって結構あると思うんだけど…」 ◯◯「良い疑問ですね。」

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◯◯「全くもってその通りです。あなた方は小さい頃から『大人たちの言う通りにしなければならない』という思い込みの枠に閉じ込められているのです。それは他人の運転で人生をドライブするようなものです。」

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◯◯「小さい頃、あなた方は一人ではどこへも行けません。親の判断で行く場所が決まり、親の運転でどこかへ行きます。」 僕「こないだ妹が子供連れて来たけど、まあそれが普通だわな。親の判断と親の運転でどこかへ行くわ。」

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◯◯「しかしあなた方は成長します。親のクルマを降りて自分で歩いて行くこともできますし、自転車やバスや電車を使ったっていいのです。あなた方がクルマを降りようとすると、『クルマの方が速いし楽よ。乗っていった方がいいわ』と言われ、やはり他人の運転でどこかへ行こうと選択してしまいます。」

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◯◯「仕事でもそうです。『この会社に勤めていた方がいいよ』『転職は難しいよ』『他の会社も大変だよ』と言われ、やはりそれもそうかと思って他人の運転で人生をドライブすることを継続してしまいます。」

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僕「知らず知らずのうちに他人の言う通りにするのが正解のように錯覚してるのか。」 ◯◯「それどころか、だから私がしたいことはできないという無力感まで付属してきます。」

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◯◯「あなたがしたいことはできます。あなたは考えたいことを考えられます。今すぐ他人の運転するクルマから降りることができなくても、今の時点で自分にできることを確認してすぐに実行することです。そうすると『人生を自分で運転する感覚』が戻ってきます。」

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◯◯「今すぐ会社を辞められなくても、今すぐできる範囲でやりたいことをやるのです。嫌な人のことも『今から嫌な人のことを考える』と自分の意思で決めて考えるのです。あなた方の人生は自分ではどうにもならないものに振り回される絶望的なものではなく、自分で運転できるあなただけのクルマです。」

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◯◯「『△△が頭から離れない』『✖️✖️がしたくてもできない』という感覚が強い人は、『△△について考える』『✖️✖️をする』と決めて実行して下さい。最優先で自分の人生の主導権が自分にあることを思い出して下さい。その感覚を取り戻して下さい。」

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僕「親の運転で出掛けるのは楽で速かったけど、初めて自分で自転車こいでちょっと遠くへ遊びに行った時は確かに達成感あったな。」 ◯◯「その感覚です。『もっと自分の思う通りにできるかもしれない』とワクワクしていたその感覚を取り戻して下さい。」

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◯◯「他人や会社が思い通りにならないのはよくありますが、自分の思考と行動が思い通りにならないというのはありえません。それは単なる呪縛です。解除しましょう。あなたの人生はあなたのものであり、あなたの自由です。その感覚を取り戻しましょう。」

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どこかで失くした大事なものを取り戻しに行く。 .∧__,∧ (.　　　） (　　n　） .｀u―u´ ｽﾀｽﾀ…… 　　ﾊﾟﾀﾝ ヾ'＿＿＿＿ 　||　　　 | 　||o　　 |　 　||　　　 |　　 　 ￣￣￣￣

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◯◯「あなたが正しさを盾に進むなら、相手も正しさを盾に構えてぶつかるでしょう。あなたが愛を盾に進むなら、相手はあなたを受け容れるでしょう。」 僕「(´･ω･)どしたの？」 ◯◯「独り言です。」

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バイト先に新しい子が入ってきた。高校一年生の女の子である。もちろんアルバイトは初めてだ。 僕「(・ω・)初めて働く子に、何から教えたらいいでしょう？」 ◯◯「自己紹介してはどうでしょう？」 僕「名前なら初出勤の時に言ったよ？」 ◯◯「いえ、そうではなく…」

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◯◯「私の言う自己紹介とは、『私は何者です』ということを伝えましょうという意味です。」 僕「何者って…」 ◯◯「『僕はあなたにとってこんな存在ですよ』と伝えることです。それも一番伝えたいことを伝えましょう。」 僕「(*´-`)俺が一番伝えたいことか…」

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仕事を教える時に切り出した。 僕「今から僕はAさんに仕事を教えるわけだけど、最初に大事なことを伝えておくね。」 A「はい。」 僕「僕は、君が何度同じ質問をしてきても教えるから。僕には何回でも同じ質問をしていいということを覚えておいてね。」 A「(*ﾟ▽ﾟ*)はい！」

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女の子は表情が柔らかくなった。『僕は君の味方である、仲間である』というメッセージがうまく伝わったと思った。 僕「自己紹介したぞ。」 ◯◯「ちゃんとあなたが何者であるか伝わったようですね。」 僕「安心とリラックスしてる状態が一番パフォーマンスが上がるからな。安心して欲しかった。」

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安心して質問ができるというのは、仕事でも勉強でもとても大事なことだと思っている。 子どもを育てるのは親だけの仕事ではない。教師も、友達も、近所の人も、アルバイト先の先輩も、出会う人すべてが人を育てる。

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妻にさっきの話をしたら、妻も以前の職場で全く同じように「何回でも質問していいし何でも聞いていいからね」と新人の子に言ってあげていたらしい。 僕と妻は趣味も趣向も真反対なものが多いのだが、たまに珍しいところで一致している部分がある。

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◯◯「あなたの天職は教師なのですが、そうだと知ってどう思いますか？」 僕「( ´Д`)学校や塾で教師をすることに意義は見出だせん。確かに教えることに魂の振動を感じることはよくあるが、現代社会で教師になっても喜びより葛藤が増えそうだ。」

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◯◯「学校や塾以外で勉強以外のことを教えればいいではありませんか。生き方とか考え方とか。」 僕「(´･ω･`)それ、教師じゃなくて教祖じゃろ。仕事や技術を教える講師よりずっと宗教に近い。あやういよ…」 ◯◯「あなたの感じ方は理解しました。この話はここまでにしましょう。」