包茎手術というなかなか世に出回ることのない出来事の一部始終を伝えたい。

おしりtheeDaddy @npmshn

包茎手術というなかなか世に出回ることのない出来事の一部始終を伝えたい。 その一心で今から長文を連投します。お許しください。

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大学二年生まで僕は真性包茎だった。いや、正確には仮性包茎だった。しかしそれは僕にとって真性に思えるほど剥くことに困難さを感じていた。剥こうとするとピイィと悲鳴をあげる皮と実。年齢を重ねるごとにその現実は僕から男としての自信を奪っていった。

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だから女子から告白のようなものをされても硬派のふりをして断っていたし断りきれずに付き合ってしまった時などは敬虔なクリスチャンのふりをしてセックスはしないアピールをしていた。おかげで聖書に少し詳しくなった。

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ホットドッグプレスで包茎は汚いという情報を得てから数年間は毎日皮と実の間に水を入れて先っぽをつまんでから中の水を振って洗うという涙ぐましいちんちん洗浄を行った。 当然オナニーはすべて皮オナであった。ｿﾘｬｿｳﾀﾞｰ。

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どうしてもセックスしないといけない場面では部屋を暗くして２秒くらいでコンドームをつけて何とか行った。しかしセックスをするとどうしてもコンドームの中でちんちんの皮が開こうとする方向に引っ張られるので(イメージしてください。いやしなくていいや)かなり痛かった。

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高校三年生の僕は決意した。包茎手術をしようと。しかしその直後とてつもない壁が目の前に立ちはだかった。未成年は保護者の同意なしに手術を受けることができない……！！！！ 親に、包茎手術を、受けさせてくれ、と言えだと…無理だった。 僕は諦めて虚しくちんちんを揉んだ。

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僕は二十歳になるのをひたすら待ち続けた。成人とともにちんちんも成人するのだ。 二十歳の誕生日。僕は起床と同時にホットドッグプレスの後ろの方の深いタートルネックを着た男が謎のポーズをしているページを睨み付け携帯電話を握りしめた。汗ばむ手と高鳴る鼓動。成人へのバンジージャンプ。

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その電話の後のことはあまり覚えていないが気がついたら僕は名古屋駅近くのビルに入りその一角にある病院の個室で医者からカウンセリングを受けていた。不思議と緊張感はなかった。矢沢が東京に出てきたとき不安ではなくこれから始まる自分の伝説に震えたと言っていたがまさにそんな気持ちだった。

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医者は僕を立たせ(ちんちんじゃなくてね)ズボンを脱ぐよう指示し、僕のちんちんをちょっと触るなり一瞬にして剥いてしまった。痛かった。やはり僕のちんちんは一筋縄では剥けないようだ。痛いですかと聞かれはいと答えた。すぐちんちんの皮はもとに戻され、重度の仮性包茎ですね。と言われた。

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医者からの説明は以下のようなものだった。 重度の仮性包茎 切開が必要 亀頭を固くする施術を勧める 合計五十万 学生ローンを組める 包茎のわりに中がきれい(ホットドッグありがとう) 僕はここまできたらすべてを受け入れる決意をした。

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手術の手順は至ってシンプルだった。 麻酔→切る→縫う→包帯 ちんちんに三本の針を刺す麻酔はさすがに痛かった。それ以降はただただちんちんを何かされている感触だけが伝わってきた。 それより気になったのは執刀医の軽さだった。二人の医者は僕のちんちんを切りながらずっと世間話をしていた。

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医者の世間話は時おり僕にも振られた。サーフィンの話などを振られた時にはこいつ包茎のくせにサーフィンもやらねぇなんてクソダセェなと思われたくなかったのでやったこともないサーフィンの話をがんばってしてみた。波にも話にも乗れていなかっただろう。そんな軽い感じで手術は終わった。

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終わりましたよーと言われてちんちんを見ると見事に先っぽだけを残してミイラのように包帯がぐるぐる巻きにされていた。美しく露出した亀頭に僕は謎の興奮を覚えた。これから始まる成人したちんちんとの生活に胸が踊った。五十万のローンを月々一万五千円返していくことなど気にもとめなかった。

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医者からの帰り道はまだ麻酔が聞いていたので痛みは感じなかったが家に着くころに徐々に痛みを感じ始めていた。切り傷のジンジンとした痛みとこれまで皮に守られていた亀頭がパンツと直接擦れる痛み。しかしそれらの痛みは僕にとっては成人への通過儀礼に過ぎなかった。名誉の痛みだった。

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しかし本当の恐怖は「勃起」だった。成人したばかりの若きちんちんは隙あらば無意味に膨らみ自らの傷口を広げた。僕は勃起を鎮めるために嫌いな男の顔を思い浮かべるという技を編み出した。その時はよかったがその後条件反射的にその男に会うと勃起してしまうようになったというのはまた別の話。

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もうひとつ苦しんだのは亀頭の露出による痛みだった。試行錯誤の末僕はちんちんをラップで巻くことを思い付いた。ラップの表面は凹凸がなく僕の新芽を柔らかく包み守ってくれた。一緒に大学の授業を受けている人達もまさか僕がちんちんにラップを巻いているとは思いもしなかっだろう。

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そんなこんなで約１ヶ月を過ごし抜糸の日を迎えた。あの医者に備えてサーフィンの知識を少し蓄えていた。だが僕は行かなかった。ちんちんを縫い合わせている糸を見ていたら自分で抜糸できる気がしたからだ。日本酒で消毒し自分で抜糸をした。思いの外簡単に糸は抜けた。

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無事抜糸も終わりちんちんを使うことも可能になった。僕のちんちんを見ることになった女子達も意外と気にしなかった。(気をつかってくれたか) 一度「この傷なに？」と聞かれた時は焦ってしまい「裸で寝ているときに犬に噛まれた」と謎の返事をした。

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一番のピンチは一年後ローンの返済を忘れてしまった時に親に連絡が行ってしまったことだ。何のローンを組んだのか詰問され正直に包茎手術をしたと言わざるをえなかった。親は一瞬にして黙りそれ以上話すことはなかった。責任の一端を感じると同時に孫の成人を内心喜んだのかもしれない。

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以上になります。二夜にわたり僕の包茎手術についての話をさせていただき本当にありがとうございます。教訓もアドバイスも何もありません。ただ伝えたかったのです。 タイムラインに何度も現れて申し訳ありません。本当にありがとうございました。

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追記 包茎手術に５０万円は高いとのご指摘を数件いただきました。細かい内訳は忘れてしまいましたが 切開だけで２０万 亀頭を固くする注射１０万×２ 諸費用数万 くらいだったような気がします。 実は亀頭を固くする注射済のドーピングちんちんなんですよﾃﾞｭﾌﾌ

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腐女子の皆様は僕が勃起をおさめるために嫌いな男の顔を想像していたらいつの間にか「嫌いな男に会うと不覚にも勃起してしまうようになった」という部分に興奮してくださったようです。ありがとうございます。