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@kemo_trpg 「ミズっち!引き出しが開いてたぞ!中は黒い液体が入った小瓶と…朝夫さんの日記か?」と伝えてみます
2018-02-02 22:39:47【1961年4月6日】 今日、入学してきた生徒にすごくきれいな子がいた。 その子を見た瞬間から目が離せなくなった。 他の生徒や先生もその子を見ていた。 それぐらい美しかった。 俺が受け持つ生徒だったのは運命と言う他ない。 これからの五年間楽しみだ。
2018-02-02 22:43:27【1961年6月13日】 生徒の会話が聞こえてきた。 佐々木さんには、好意を持っている相手がいるらしい。 なんだ? この気持ちは…。 まさか生徒にこんな感情をいだくとは。
2018-02-02 22:43:37ここから1966年まで、日記らしい日記はありません。 『俺はどうすればいい』…… 『佐々木さん』…… 『俺を見てくれ』…… そんな短文ばかり。
2018-02-02 22:43:441966年に近付くと、『なぜ俺じゃない』『俺も学生だったなら』『俺を愛さないならいっそ』といった、過激な文が目立つようになります。 そして……
2018-02-02 22:43:50【1966年3月4日】 もう和子は卒業してしまう。 卒業したら、恋人と結婚するとかほざいている。 昨日の誕生日に会っただの告白されただのうるさい黙れ吐き気がする。 もう時間がない時間時間時間時間時間
2018-02-02 22:43:56【1966年3月6日】 和子のご両親を家までお連れして、二階の部屋に入っていただいた。 ちょっと扉の立て付けが悪くなってるだけなのに、まるで俺がお二人を閉じ込めたかのような物言いだ。 こうしてる今も暴れ続けている。和子に似ず、土人のような方々だなあ。
2018-02-02 22:44:05【1966年3月7日】 あまりにもうるさかった から二人とも殺した 俺を和子の許婚にしたら許してやろうと思ったのに畜生 もうあとには戻れない
2018-02-02 22:44:25【1966年3月8日】 父と母と弟が死体に気付いた うるさいので殺した あの本に書いてある通りにやろう あと五体は適当にその辺のを捕まえて殺す
2018-02-03 11:02:11以前にも『それ』を見たことがあるあなたは、『THE KING IN YELLOW』……『黄衣の王』の存在を、理解できてよいです。
2018-02-03 11:06:28