自分同士7

Twitterで書いた自分同士ssのまとめ
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ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

なんか、書きたくなったので書く いま、私の腰周りには女性がくっついている。 私の腰に手を回して、背中で手を組んで、私の足に体重を掛けている。 それはもう一人のあたしだった。 私と同じ、そっくり同じ顔が 私の恥ずかしい部分に顔を近づけて鼻をそこに埋めている。 「恥ずかしいよっ、ぅう」

2018-01-10 19:23:12
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

その場所にいる女性はその言葉を無視して、日常の排泄物の匂いしかしない、そこに顔を埋めている。 「だから、恥ずかしいって」 「なによっ」 ようやくその場所に顔を埋めた女性がこちらに向いた。やっぱりいつも鏡で見る顔で声も同じに聞こえた。 「あたしは、あんたなんだから何したっていいでしょ」

2018-01-10 19:26:36
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

「それとこれは、話が別だって」 と私が言うも相変わらずその女性は、また顔を埋めてしまって、聞こうとしない。 「いいかげんにー、ひゃぁ」 急に変な声が出た。女性に快感を感じる部分を舐められたことによる反応だった。 「ひゃぁ、っぅう、んんぁ」 小さくだが確かに聞こえる声で

2018-01-10 19:30:10
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

私の口から声が漏れる。 「ひゃあ、ぁ、だから、きゃっ」 私の下半身から制御できない刺激が襲ってくるそれはいつも感じている感覚だが他人からの刺激では、感覚の意味が違ってくる。 その部分から女性の声がした。 「感じてるんだ?」 「違うって!!」 「そっかー」 勿体ぶったようにその女性はいう

2018-01-10 19:33:12
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

また、その女性はこちらに喋るのをやめて舌を私の下半身に這わせる。 何が楽しくて、こんなことをやっているのか!? でも、刺激は純粋で一番身近な人からの丁寧な愛撫は、私を燃え上がらせるには十分過ぎた。 「いやぁ、やめ、やめって、って、いってるぅぅ、ああぁ」 「そう?」 イキそうなのを

2018-01-10 19:37:14
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

考えてか、刺激が弱まる。 イキたかったのにーー こいつはーー(怒) でも、やっぱり声から出る言葉は拒絶よりも扇情的な印象が勝るのだった。 「だかぁ、ら、やめてぇ、っって、言ってる、っっのぉぉっ、ぃぃい」 腰を抱くように上から下に体を愛するように相手の女性が手を這わせる。

2018-01-10 19:41:58
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

自分が一番知っている女性なだけに、彼女からの愛撫が私の体に合っていることをしみじみ感じてしまう。 いやらしい声がその事を証明する。 同じように相手の女性からも何度も抱いた体の弱点など、すべて知っているとでも言いたそうな自信に満ちた刺激と同じく自信に満ちた声が、 私の奥の方から

2018-01-10 19:45:38
ものくろ@分身分裂 @monochrome_pom

抗えない快感を呼び起こす。 最初に自慰を始める時はこんなはずじゃなかったのにと既に過ぎたことを嘆く。 どうしてこうなったのか? 目の前の自分と同じ顔の女性は、夜が過ぎるまで、絶頂には至らない程度の快感を、一晩中私の身体に刻みつけたのだった。 終わり

2018-01-10 19:48:24