その先の光を求めて

名前 @ooo_nogi

｢その先の光を求めて｣ 主人公 齋藤○○ 妹 齋藤飛鳥 主なクラスメイト 高山一実 白石麻衣 設楽統 日村勇紀 etc…… これは俺と飛鳥があの日失った物を取り戻すまでの物語。 そう、あの日…

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ep1 朝起きると窓から光が差し込んでくる。 今日はいつもより眩しく感じるのは気のせいだろうか リビングにいくと、 飛鳥(お兄ちゃん、おはよう) ○○(飛鳥おはよう) 今日は俺達が転校してから初めての登校日 別に期待もしてないしワクワクもしてない

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ep2 朝ごはんを食べ終え ○○(飛鳥いくよ) 飛鳥(コクッ😆) 飛鳥は俺の腕にしがみついてトコトコ歩いてる 紹介が遅れたが俺は高校３年生 妹の飛鳥も3年生 わけあって一緒暮らしている

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ep3 ○○(飛鳥！俺は何があっても飛鳥から離れないし飛鳥の味方だからね？) 飛鳥の表情が一瞬曇った。 飛鳥(うん😞) マンションを出て少し歩いていると ？｢あ、齋藤くんおはよう！｣

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ep4 ○○｢あ、白石さんですよね！おはようございます｣ この人はうちのマンションの隣に住む白石さん。 昨日挨拶をしに行ったんだ。 きっとゴミ出しにいった帰りだったんだろう。 白石母｢そういえば今日から学校だったね！うちの娘もう行っちゃったみたい｣

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ep5 そう、白石さんの娘さんは俺らと同じ高校に通っているらしい ○○｢そうなんですか！それじゃ行ってきます｣ 白石母｢行ってらっしゃい😄｣ 高校につくと職員室に案内されいろいろと説明を受けた

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ep6 ？｢おはよう！｣ ○○｢おはようございます｣ 飛鳥(ペコリ) ？｢今日から担任の新内眞衣です。宜しくね｣ 笑顔がとても爽やかだ。優しそうで良かった 新内｢いろいろと事情は聞いてるよ、、とりあえず行こっか。クラスのみんなに話さないといけないことあるもんね｣ ○○｢はい、｣ 飛鳥(、、)

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ep7 その頃教室では、 設楽｢おい！知ってるか！今日転校生来るらしいぜ！それも2人！｣ 白石｢聞いた聞いた！珍しいよね2人なんて｣ 高山｢どんな人かな〜｣ 日村｢可愛い子がいいよな！｣ 設楽｢え？なんでおばさんが！？｣ 日村｢いやおばさんじゃないわ！(笑)｣ 4人｢(笑)｣ すると、ガラガラー

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ep8 新内｢はーい、これから転校生紹介するから静かにしてねー｣ 俺が行こうとすると ギュッ 飛鳥に裾を掴まれた。 飛鳥(😞) ○○｢大丈夫だよ！｣ 俺は飛鳥の頭をポンポンとした そして教壇の前に立った

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ep9 みんなの視線が○○達に集まる ○○(あー苦手だなこういうの) ○○｢齋藤○○です！埼玉からきました。んで妹の飛鳥です！｣ 飛鳥(ペコリ) 新内｢じゃ齋藤くんたちはあそこの…｣ 男子｢なんで飛鳥さんは喋らないんですか？？｣

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ep9 ○○｢…！？｣ すると飛鳥が泣き出してしまった。 女子｢あー泣かせたー！｣ 女子｢緊張してるんでしょ！女心分かってないな〜｣ 男子｢ほんと、さいてー｣ クラス｢www｣ クラスのみんなが騒いでる 飛鳥は俺の手を強く握りしめた。 新内｢○○くん、(小声)｣ ○○｢大丈夫です(小声)｣

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ep10 ○○｢飛鳥は！｣ ○○が大きな声で言うと、クラスは静まりかえった 飛鳥(お兄ちゃん？) お兄ちゃんの手が震えていた。 ○○｢飛鳥は、喋らないんじゃないんです。喋れないんです｣ クラス｢え？｣ 設楽｢まじかよ、｣ 白石｢！？｣

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ep11 話は遡り5年前 親の再婚でやってきた飛鳥 最初の頃は話しかけても素っ気ない態度ばかりだったけど、半年する頃には仲良くなっていた。 そんなある日、義父(飛鳥の父)が突然家を出ていき3人で暮らすことになった。 そんなある日、この家族が崩壊する事件はが起こった。

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ep12 俺らは家族3人でショッピングに出かけていた。 俺は欲しかったものを買ってもらいテンションが上がっていた。 ○○｢はやくはやく！｣ 俺は横断歩道を渡って手を振った。 信号が赤なのに気づかす。

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ep13 飛鳥｢まってお兄ちゃん！｣ プー🚚 母｢飛鳥っ！｣ ｶﾞﾁｬﾝ！ 俺は何が起きたのか分からなかった。 俺はそのまま気を失った。

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ep14 目が覚めた時には病院にいた！ ○○｢…母さんは！飛鳥は！｣ 医者｢齋藤○○くんね？ちょっときて｣ 医者の足取りが重い。 俺は医者の背中でなんとなく予想がついた。 そこには抜け殻になった母の姿が。 ○○｢母さん！母さん！｣ 即死だったそうだ。

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ep15 俺はしばらくして気づいた ○○｢飛鳥は？おい！飛鳥は！｣ 医者｢妹さんね？それならこっち｣ そこにはぐったりと寝ている飛鳥がいた 医者｢命に別状はないわ。ただ…｣ 打ち所がわるく、もう声が出ないという。

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ep16 ○○｢ごめんな飛鳥、俺のせいで。お前のことは一生をかけても守るからな。｣ 俺は一晩中飛鳥のそばで寝た。 そしてそれから飛鳥も普段通り生活をできるようになった時。 母の葬式。 親戚のおばさんたちは俺達をどうするか話し合っていた。

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ep17 親戚｢どうする？○○くんならまだしも飛鳥ちゃんまでは、、｣ みんな飛鳥は…といって引き取ってくれない。 飛鳥(😞) ｷﾞｭｯ 飛鳥の手を握った ○○｢飛鳥は俺が守ります。なので結構です｣ そうして俺らは2人で暮らすことになった。お金は親戚の人から毎月貰っていた。

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ep18 俺はそれから飛鳥のためならなんだってした。バイトだって頑張った。勉強も教えた。手話も覚えた。 次第に飛鳥に笑顔も増えた。 そして俺らは高校生になった。 初めての登校日。 あの時もこんな感じだったな。

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ep19 みんな最初の頃は、一生懸命飛鳥を支えてくれた。 ○○｢よかったな、飛鳥😄｣ 飛鳥(ｺｸｯ😆) 俺も嬉しくてたまらなかった。 そう、最初の頃は…

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ep20 所詮は人間。月日が経つにつれ なんで喋れないの！ なに言おうとしてるの！ スムーズに進まない会話に苛立ちを覚えたクラスのひとは飛鳥をいじめるようになった。 俺の見えないところで。

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ep21 俺が発見したのはいじめから数週間たってから。 自分でも不甲斐なかった。 大切にするって決めた人を傷つけてしまった。 ○○｢お前ら許さないから(小声)｣ クラス｢ん？｣ ｷｬｰ！！！

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ep22 何人の奴を殴ったのか覚えていない。 気づいたら職員室にいて、退学やらなんやらと話していた。 そんなのどっだっていい。俺に何があろうが関係ない。 俺にとって飛鳥より大切なものなんてない。 ○○｢飛鳥ごめんな？｣ 飛鳥(大丈夫だよ…😞)

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ep23 それから俺達は転校を繰り返した。 どこへ行っても同じだった。 最後は結局見放す。 俺は人を信じなくなった。 外面だけは良くしていたが、相手を思いやったことなんて記憶が無いくらいだ。