三国志アナザーストーリー【だが刺客】

横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

横三講座のお時間です。今回は周瑜率いる呉軍が曹軍を攻めます。一方、赤壁での大敗のショックから立ち直れない曹操を励まそうと、荀彧が曹操を応援するアイドルグループを結成するためにオーディションを開催。しかし、その中の一人が曹操を狙う刺客だった…

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【横山光輝「三国志」講座154「呉軍のつまずき」】のまとめはこちらです。 togetter.com/li/1198953 次回は、曹仁の勝利の報に気を良くした曹操が、オーディション決勝で優勝者を自ら選ぶ。最後の一人に選ばれたのがあの女刺客。【だが刺客】第155話「チャンス！取るのは恋？命？」お楽しみに！

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【「だが刺客」あらすじ】 許都で駄菓子屋を営む家に生まれた娘、鹿紅。明るく美人な彼女の裏の顔は暗殺術を仕込まれた闇の刺客であった。曹操暗殺の機会を狙っていたところに、曹操応援アイドルK6のオーディションが。美貌を活かし順当に勝ち上がっていく鹿紅。ついに曹操暗殺の機会が訪れる。

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【「だが刺客」あらすじ2】 暗殺対象である曹操の顔を初めて見た鹿紅は驚愕する。幼き頃、実家の駄菓子屋を賊が乱暴狼藉を働いた時に助けてくれた憧れのあの方だったのだ。うちに秘めたる恋心と、果たさねばならない使命とで、鹿紅の心は揺れ動く。K6オーディション決勝会場に曹操が現われ…

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【第18回大喜利三国志のお題】 【だが刺客】赤壁大戦で大敗した曹操を励ますために荀彧によって結成されたアイドルグループ「K6」。駄菓子屋出身の鹿紅の他にも魅力的な5人の娘がメンバーに。果たしてどんな娘がK6に？ #大喜利三国志18曹操を励ますために結成されたアイドルグループK6のメンバー紹介

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【だが刺客】 曹操応援プロジェクト・6人組アイドルグループ「K6」が本格スタート！銅雀台ステージでデビューコンサートを飾ることになった彼女らのファーストシングル曲の素晴らしすぎる歌詞とは！？ #大喜利三国志19曹操応援プロジェクトK6のファーストシングルの歌詞

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【だが刺客】 曹操応援プロジェクト・6人組アイドルグループ「K6」が本格スタート！銅雀台ステージでデビューコンサートを飾ることになった彼女らのファーストシングル曲の素晴らしすぎる歌詞とは！？ #大喜利三国志19曹操応援プロジェクトK6のファーストシングルの歌詞

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横三講座のお時間です。今回は、牛金救出に成功した曹仁。その吉報が届き大喜びする曹操。お祝いの歌舞踊を披露するK6のメンバーたちだったが、ステージの脇に新たな刺客の影が…。【だが刺客】第154話「刺客VS刺客」です。

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次回は、刺客同士の戦いを制するも、大怪我を負ってしまった主人公・鹿紅。生死をさまようも奇跡的に回復。見舞いに来た曹操と1対1で向かい合う。これは大チャンスだが… 【だが刺客】第156話「告白する？VS暗殺する？」。お楽しみに。

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横三講座のお時間です。 今回は、城に閉じ込められてしまった甘寧を救うために周瑜が立ち上がります。一方、曹操と結ばれた最後の女から受け取ったプレゼントとは？【だが刺客】最終回「生きて…」。では、どうぞ。

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【だが刺客：最終話「生きて…」32】 「曹操様、長生きしてくださいましね…」 弱々しく首にかけられた鹿紅の腕から力が失われた。曹操が愛した女は満足げな微笑みを浮かべたまま事切れていた。 「鹿紅…」 呼びかけようとした曹操は首筋にチクリとした痛みを感じた。 「！」

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【だが刺客：最終話「生きて…」33】 「曹操様、どうなさいましたか」 首筋を抑える曹操。異変を感じた楊修が駆けつける。女の亡骸の手には薄っすらと血筋。そして、細い針が仕込まれた指輪が。 「こ…、これは…。医者を、医者を呼べっ」 「ぬうう…、まさか、鹿紅が…」 寝台に倒れ込む曹操。

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【だが刺客：最終話「生きて…」34】 その後、懸命な治療がおこなわれるも、曹操は数日の間、意識を失っていた。魏王宮は上や下への大騒ぎとなる。しかし、曹操の生命力は凄まじく、5日のち、配下の武将たちが見守るなか、目を見開いた。 「…。どうやら、再び生きて舞い戻れたか」 「曹操様…」

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【だが刺客：最終話「生きて…」35】 「鹿紅の亡骸はどうした…」 「曹操様を殺めようとしたあの刺客は、死してなお鞭打ち刑の上、八つ裂きの上、打ち捨ててあります」 「…。そうか…。ワシが寝ている間の国の状況を順次知らせい」 曹操は感慨にふける間もなく、政務に復帰する。

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【だが刺客：最終話「生きて…」36】 かくして、曹操暗殺未遂事件は闇に葬られた。魏王として精力的に活動する曹操。しかし、この頃から頭痛が激しくなってくる。それでも、数々の戦役で曹操はその実力をいかんなく発揮していた。

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【だが刺客：最終話「生きて…」37】 ある戦役で、つい「けいろく」と口走った曹操。その意を組んで兵を帰還させてしまった楊修を処刑するという事件が起こる。曹操応援団の「K6」に会いたいから都に戻る、という意味だと言い出した者がいたが、ついでに処刑された。

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【だが刺客：最終話「生きて…」38】 そして、頭痛に悩まされる曹操のもとにやってきた名医師、華佗。その華佗は曹操の様態を見て言った。 「これは…。曹操様、命を長らえましたな」 「なに、どういうことだ？」

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【だが刺客：最終話「生きて…」39】 「頭の中で悪い腫瘍が暴れまわる病故、通常ですと、とっくの昔に命を落としておいてもおかしくはございません」 「なんだと？」 「ただ、私が納めし秘法、薬を小針にて首筋より挿入いたします術式により、腫瘍の侵攻を遅らせることが出来ましてござる」

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【だが刺客：最終話「生きて…」40】 「まさか…。おぬし、その秘術とやら、誰かに伝えたか」 「はい。数名ほど」 「その中に若い女はいたか」 「はっ。鹿紅と名乗っていたのが…」 「なんたることだ。…なんたることだ…」 うなだれる曹操。思わず首筋に手を当てる。華佗は全てを悟った。

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【だが刺客：最終話「生きて…」41】 「死の間際に余に施した術。確かに効果はあったようだ…」 「しかし、それも限界のようです。頭を開け、腫瘍そのものを取り除かねば…」 「もうよい。…、何もせずともよい」 華佗はその場を辞するが、曹操暗殺に関わりのある者と勘違いした側近により投獄される。

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【だが刺客：最終話「生きて…」42】 曹操の知らないところで華佗が秘密裏に処刑される。曹操に施したとされる秘術が記された医書も焼き捨てられてしまった。歴史を闇に葬ったのは、曹操の側近か、はたまた闇の刺客団か…

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【だが刺客：最終話「生きて…」43】 曹操は死の間際、全てを息子達や配下の部下たちに託して目を瞑る。 「鹿紅よ。おまえのおかげで、生を全う出来た。功多く、また失敗も多かったが、どうやら悔いなき人生を送れたぞ…」 曹操の手には、かつて鹿紅がつけていた指輪が握りしめられていた…。 （完）

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ということで、【だが刺客】は完結です。 ご愛読ありがとうございました。なお、書籍化は永遠に未定です。