春が来た、

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、任意の「失ってしまう大切なもの」と「得なければならない大切なもの」を選べ

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、任意の呪いを解きなさい

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、宝物のようにそっと何度も取り出す大切な思い出を捨てる覚悟を決めなさい

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、気怠げな空気に掻き乱される胸。気付かぬうちに大切なものを失うのは、いつだってこの季節だった。「風で舞う桜の花びらを手で掴めれば、願いが叶うんだって」小さく萎れた薄紅は、正しかったと嘯く。変わっていくのは世界の方で、私は足を縫い付けられたまま。動けずに、ずっと。 #springhc

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、と 目を細める君が笑うから 君が、君が、君が だから世界は春でした どうしようもないくらいに、春でした 降り注ぐ日射しに落ちる睫毛の影 吸い込む息すらどことなく甘い 歌う鳥に告げられた自由 歩み、触れるのはこの手足 何にだってなれる、そう知っている さあ、進もう、 #springhc

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、桜が散り終わると安心するのは何故なのか理由を答えよ #springhc

青井 @aoi_ao_i_

暖かな春ですね、遊んでください。「春が来た、」で書き出し、spring has come の略である #springhc で締めてください。3月31日まで。後日、目に入った範囲でtogetterにまとめます。画像を付けるなりなんなり、ご自由に。では、楽しんで。

そると @iluvucuzuareu

春が来た、それは出会いか、はたまた別れか。あなたの愛した間取りを、私はもう思い出せない。柔らかな景色は、もはや虚ろでしかない。それでもまたやって来る。そして私は受け入れる。そう、受け入れてしまう。ぽかりと穴の空いた季節に安心してしまうこと、桜吹雪で隠しながら、私は、 #springhc

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、強い風に何かが奪われていく。なんだったっけ？分からないや、でも、確かに大切だった何か。しっかりと握りしめていたのに、10の指の間から零れ落ちてしまった何かが。 #springhc

愁夢 @s_shumu

春が来た、 鳥は天高く福音を告げ、 僕の世界を揺るがす花が開く。 だからもう空っぽな冬には戻れない。 重たい外套が地面に沈んでいく。 春の光がすべてを軽くしてしまうから 大切なものさえ手のひらから飛び立ちそう。 春が来た、 白い羽根が舞い覆う中 桜色に霞む空を抱えて僕は微睡む。 #springhc

そると @iluvucuzuareu

春が来た、君がいる、そして私は、もういない。 #springhc pic.twitter.com/svV7mrEi5k

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青井 @aoi_ao_i_

春が来た、懐かしい君は記憶の彼方に。かけがえのない思い出を、思い出さなくなってもそれは罪ではないのだ。呪いはいつのまにか解けていて、もう僕はあの日の悲しそうな顔ではない。時の流れは残酷だけれど、それは救いでもあって。もう、笑えるよ。 #springhc

青井 @aoi_ao_i_

春が来た、別れを押し付けるこの季節を私は一生恨んで、出会いをもたらすこの季節を私は一生嫌いになれない。 #springhc

晴 @a_ma_ga_e_ru_

春が来た、から履き慣れたスニーカーの紐を緩める。 僕が大切にしている記憶を 君は思い出にして もうどこかへさよならしてしまったらしい。 散り落ちる花弁がぎこちないように きっとそれを寂しいと言うのだって 渡されたマグカップぶんじゃ勇気が足りない。 置いていかれるのは、嫌だ。 #springhc

ハコ @amenohakoniwa

春が来た、雪は消えていた。ぬるんだ涙を浴びて、思い出したように咲いていく記憶。溶けて流れて散って忘れて。それでも暮れるのは悲しみではなく。ただ美しかった。未だ澄む夕空に見えるひとつ星のように。二度と来ない再会を誓おう。 #springhc

鍵の箱 @vortice__

春が来た、洗濯に春の空気がたっぷり入る。寒くはなくひんやりと冷気は残し包まれるのにとても良い。求めずに引き離したくもならず有り難さを感じられる。穏やかさは眩むように暁を覚えはじめた。 #springhc

涙 @rui_1634

春が来た、忘れられない記憶が呼ぶ声がする。大丈夫だよ。忘れてなんてあげないから、安心していいんだよ。もう君をひとりにしたりはしないから。もう二度と離さないからね。いつか死ぬなら春がいい。君が眠る季節に永遠になりたい。 #springhc

晴 @a_ma_ga_e_ru_

春が来た、花冷えの灯、切らす息、まだ白い、白い、白い、いつの間に追い抜かれたのか、いつも、そう、いつだって先をいってしまう、残酷を伴って、声、追いつかなきゃと、遠く過ぎていくだけの、浮き足立つ、希望、はっとして、振り返ったら、明日、辿り着く、一瞬、出会えた、再びの最後。 #springhc

晴 @a_ma_ga_e_ru_

春が来た、と感じるとどうしてこんなに嬉しいのに、どうしてこんなにも切ないのだろう。咲き始めた花も、吹きぬける風のやわらかさも、例えば吸い込んだ世界の全てがどこか優しくそわそわしていて。足踏みは止まず、記憶は思い出に変わる。私はそれが大好きで、どうしようもなく苦手だった。 #springhc

sodaame【#140字小説】 @sodaame140

#springhc 隕石みたいな破滅願望の震えを眺めている。桜を追いかけていると川に出た。ここはいつか渡ろうとした川だ。橋があり向こう側に渡れる。春の良い天気だ。さっぱり日常から音楽が消えて、鳥の鳴き声だけが残った。浮かれた団子みたいに、三つまとめて遊んでいる。写真に翳す光の角度、賛美歌。 pic.twitter.com/3KxyufPZJv

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青井 @aoi_ao_i_

春が来た、季節はいつの間にか移ろい行く。知りたくないのなら目をつむって、分かりたくないのなら私の声をよく聴いて。脱け殻になった心が溢れてしまう前に、言葉を紡ごう。そのために私は帰ってきて、いなくなるためにここにいる。また遊ぼう、あの星が消えてしまう前に。手を、繋いで。 #springhc