【観劇と企画参加の感想】名古屋発0泊8日の旅 空宙番外地-5ゆき 短編クリエイションツアー
- kuhchu_kuhchi
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→ …先生の贈り物は…生徒の成長をもって…本当の意味で届き…完結した。 贈り物は…贈る者だけが賢者であれば意味を成すのでなく… 受け取る側も賢者でなければ完成しない…という現実がとても深い。賢者ならぬ身としては非常に耳が痛いね。→
2018-04-23 01:17:52→ それにしても、女子中学生たちの嘲笑の声が非常に印象的で、これを「来た道」として微笑ましく見れるのか… 社会の恐ろしい縮図として響いてくるのか… 結構、二面性を持った作品ですね。 この空気のバランスを積み上げていった女優陣、良い仕事をしました。⇒
2018-04-23 01:18:13③脱出ゲーム(#空宙空地 #空宙番外地-5 #0泊8日)感想】いやもう痛てぇじゃねーか、生き地獄(笑 特に今津さん役の…理性と感情、己が拘りと内なる欲望に涙(笑 何となく関戸さんが学校で内なる何と戦っているかも想像してしまって面白い。 そして、ごみ箱兄さんのおっさん表現が痛いぐらいに凄い。→
2018-04-23 01:18:39→女優が化けるのはよく目にするが、こういう化け方もあるかぁ…と感心。カッコいい印象しかないダンサーがこういう方面に力を発揮する…落語や芝居で彼に蓄積されているモノが窺える。そういえば、この役と…ベクトルが少し違うおっさんがG/W「この短」で観れますね。また別の印象が楽しめるかも。⇒
2018-04-23 01:19:10④乙女心(#空宙空地 #空宙番外地-5 #0泊8日)感想】これを果たして「乙女心」と言って良いのか… いやそれは幻想なのだろう…これこそ「乙女心」なのか(笑) 非モテがギリギリのところで繋ぐプライドと…もしかしたらという仄かな希望を…コミカルにテンポ良い笑いで包む。…→
2018-04-23 01:19:44→ある意味「脱出ゲーム」の女版でもあり、空宙空地の愛が、今、非モテにも注がれようとしているのか?(笑) あおきりみかんでは、決して見れなさそうな真崎さんの真面目な滑稽味が楽しい。 そして、暗躍する女の仄かな怖さが…かえでさんにピッタリやった…ニッコリ笑って人を斬りそうな感じ(笑) ⇒
2018-04-23 01:20:16⑤雨とゾンビとワンダーウーマン(#空宙空地 #空宙番外地-5 #0泊8日)感想】雨シリーズ新作なのかな。今回の7作品の中ではこれが一推し。他にもそういう感想を漏らす人が結構いたので、客観的にも高評価なのかと。見た目のギャップに反して…背景に浮かんでくる人間関係の機微がとても味わい深い。→
2018-04-23 01:20:39→佐藤佐吉大演劇祭2018で衝撃俳優賞にノミネートされて、注目度が一躍増した野田雄大さんの…やはり衝撃的な登場っぷり(笑) その装いのバカバカしさに比して…挫折寸前の傷つきやすく繊細な人物描写が非常に愛おしい。 ナイフの角度を変えたりとかも細かい芸も効いていたね~。→
2018-04-23 01:21:51→一方、その男を冷静に…時にはシニカルに眺めながら、自分の身にも冷静な目線を向ける林揚羽さんの演技は、彼女の背景と心の揺らぎを幾重にも感じさせてくれて良かった。関戸さんの作品に…雨シリーズにすごく合う演技だった。確か廃墟文藝部「アナウメ」で演出助手もされたりしていたはずで、…→
2018-04-23 01:22:10→…脚本解釈の深さを感じさせます。 色んな悪態からテンションを上げ… それとのギャップとして映えていく… カギを隠すところとか… スポンジボムへの嘆きの切なさとか… 彼の得意なゾンビの話を引き出してあげる慈しみとか… いいなぁ。→
2018-04-23 01:22:41→そして、雨シリーズにしては珍しく…最後に二人の間に滲んでくる優しい空気がとても好きです。 戯曲集が先に売り切れたのにも納得。(←買えなかった人)⇒
2018-04-23 01:22:56⑥全力応援隊(#空宙空地 #空宙番外地-5 #0泊8日)感想】バカバカしさの奥に…凄まじいシニカルさ。全力で応援といいながら「応援している自分を愛してる」感じがどんどん膨れ上がり…慈愛の化けの皮が剥がれていく過程がドぎつい。 「あなたが幸せなはずがない」という展開に現代社会の闇を見た。…→
2018-04-23 01:23:37→…それを意識せず…雷同する集団の怖さを4女優がコミカルに演じ上げ、真剣であればあるほどシニカルに映るのが面白かった。 そして何故か女性に優しくされる役が回ってこない織田さんの本領発揮(笑)、必死の抵抗と…壊れていく自尊心の表現が面白…いやいや切ない(°_°) 最後の電話の味がいいね。⇒
2018-04-23 01:23:57⑦深い眠りのその前に(#空宙空地 #空宙番外地-5 #0泊8日)感想】「如水」「轟音」「波の音の聞こえる場所で」…の系譜を感じさせる…母娘の関わり・女の一生を描く作品。 4つの時間を並行して積み重ね…互いの意味を補強していく仕組みは強力。何かが何かの過去エピソードなのではなく、…→
2018-04-23 01:24:22→…各々が確固たるドラマになっていて、互いが相乗効果として機能して、短編なのに大河ドラマになってしまう密度の高さ。 中でも特に一つ上げるとすれば、高校受験前のエピソードが印象深いかな。 親と子ではなく、人と人とのぶつかり合いで心を融かす… →
2018-04-23 01:24:53→…母親がむき出しの心で娘に接したシーンが強烈でした。 そういえば、「アタシの命と引き換えにしても…」って強いワードもあったね…。 母は強し…文字通り、体の中から子を捻り出してくるからね…敵うはずもなし。
2018-04-23 01:25:12そうやって考えると空宙空地の0泊8日ってのは良い企画だわな。 いろんな役者さんに一斉にお目にかかれるからな。 個々の本公演 見に行くっていってもどうしても限界はあるから。 適切な言葉かどうかはわからんが「役者さんを知る」という意味でも良い機会だったな。
2018-04-28 08:49:06