朝菊オフィスパロbot　結婚式イベント

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菊「…って、どう言う事ですかね。」朝「何にか不満でもあるのか？」菊「確かに結婚は了承しましたとも、ええ、ですが！私はドレスなど！着たくないんですよ！そもそも、会社の方々も来るのなら見られる訳で…ああ、もう消えてしまいたい」朝「…大丈夫だ、お前は綺麗だからな」

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菊「そんな事は、どうでもいいんです…！タキシードで無ければ私は着ませんからね！」朝「…俺の為には着られないと？」菊「そう言う訳じゃ…良いですか？私は男なのです、貴方より年齢を重ねた、それがドレスを着て何が楽しいんです」朝「楽しい、楽しくないじゃない。一生の誓いの事なんだぞ？」

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菊「…私だって、女性であればと、思う事だってあるんです、よ」朝「…お前の性別なんか拘るなら、最初からお前を選んだりしない。胸を張って俺の傍にいろよ、菊？これは社長としてじゃない、アーサー・カークランドとしての、願いだ。聞いてはくれないか？」菊「…だから貴方は、ずるいんです」

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朝「何とでも言え、お前を想うが故の言葉だ」菊「ああああ、もう！恥ずかしい方ですね！私だって、貴方以外の方でしたら、とっくに断ってますよ！それ位分かりなさい、このお馬鹿ちん！」朝「…それだけ言う元気があれば大丈夫そうだな、さてもう心は決まったか？」菊「それしかないなら、着ますよ…」

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菊「…い、行って来ます」朝「おう……あー、馬鹿はどっちだ、好きな奴の一生に一度の晴れ姿を見たくない男なんか、居る訳ねぇだろ」菊「聞こえてます、からね！馬鹿！」朝「聞かない振りしろ！お前はなんで・・」菊「…貴方のタキシード、笑える位、似合ってましたよ」朝「…そりゃどーも」

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菊「…あ、開けないで、下さい、絶対、開け…」朝「早くしろ」菊「ああああああ！！！人でなし！！！！」朝「・・・」菊「ほら、その反応が嫌だったんですよ！」朝「似合ってる」菊「…は？」朝「似合ってるって、ほら、来いよ」菊「…も、嫌です、羞恥プレイにも程があるじゃないですか…」

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朝「ったく、お前はもう少し…ん、ルージュ引いたのか？」菊「…緊張の余り唇が、紫に、なってしまった、ようで」朝「…んなの引かなくても、色戻してやるよ」菊「いいえ、遠慮します。」朝「いや、遠慮すんなって」菊「ほら、呼ばれてますよ！」朝「…そうだな、じゃあ俺は行くが、浮気するなよ」

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耀「行ったアルな…菊、嫌になったら帰って来るアルよ？」菊「ふふ、ええ、分かっています」耀「もう何も言わねぇアルが、いつの間にか育った弟に、我は嬉しいアル」菊「…珍しいですね、貴方が」耀「…弟の幸せ願うのが、兄の最後の務めアル。雛もいつかは巣立って鳥になり、営みを続け生きていく」

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耀「その摂理を崩すなんて、我には無理アル。ならせめて幸せを願うって、決めたアルよ」菊「…耀さん、いいえ、兄上。今まで、有難う…御座いました」耀「…全く、最後までお前は泣き虫アルね…笑うアル、折角の晴れの日に泣くなんて、勿体無いアル、泣くのはもう少し後、アルよ」

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耀「さて、保護者としての役目アル、行くアルよ。」菊「…はい(腕相手と組んでは笑み)」

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「新郎新婦、貴方達は、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか？」　朝「誓います」菊「誓い…ます …」「では、誓いの口付けを」菊「(…)」

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朝「おい、身引くな」菊「ソンナ事、ナイデスヨ」朝「全く…(相手の手を引き寄せては口付け)」菊「(・・死んでしまいたい)」「おめでとうございます、社長」朝「有難うな？」菊「…もう、良いですか…」朝「さて、行くか」菊「は？」朝「新居だよ」菊「…も、もう、もうやめてくださいよおお…！」

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朝「と、言う事でこれから晴れて俺達は夫婦だ、な！」菊「…ええ、もう…社長と秘書で飽き足らず家族になってしまいました、が！一切名前は変わりません、ので悪しからず。」朝「ッチ…」菊「遅くにお付き合い頂き有難う御座いました。世話人からの宣伝がありますので其方もお願い致します」