VR空間で剣術比べをした夢

ただの自分向けまとめ
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にゅい @lanuit2012

ひさしぶりに8時間も眠れた。眠剤が足りないから、明日は病院に行かなくては。でも台風が直撃していないとはいえ、雨の中出ていくのは無理。明日にしよう。今日はいちにちゆっくり休養して過ごす。それよりも、ちょっと面白い夢をみたので、備忘録代わりに書き留めておくことにしよう。

2018-06-11 14:51:20
にゅい @lanuit2012

夢の中で私は「リーダーシップ」や「仲間と一緒に共通の目標を達成すること」についての講演会に出ていた。ただ話を聴いてノートを取るようなものではなく、全員が積極的に参加して体感するワークショップ形式。30~40人は出席していたと思う。年齢も職業もまちまち。

2018-06-11 15:16:13
にゅい @lanuit2012

SF映画、それも「エイリアン」シリーズでよく見かける宇宙船の休眠カプセルに似たVR装置みたいなものがあって、参加者は全員その中に入り、仮想空間の中でワークショップを楽しんで学ぶ、というもの。現実世界よりVR方面の技術はかなり進歩していたみたいだ。

2018-06-11 15:21:02
にゅい @lanuit2012

ワークショップの内容はこう。参加者を3~4つの小隊に分けた上で、それぞれの隊に小隊長を置く。さらに大隊長を置く。小隊長は全員が体験して、大隊長は希望者の中から抽選で選んで何人かに体験してもらう。目標はシンプルで、仮想空間内でドラゴンを倒して街に平和をもたらすこと。

2018-06-11 15:26:27
にゅい @lanuit2012

まるでMMOみたいだけど、主催者さんが遊び心豊かで、かつ何事も実践してみるべき、という考えの持ち主だった。彼は聴講者にただ静かにノートをとってほしいのではなく、楽しく、ゲーム感覚で学んでほしかったみたいだ。それにしても面白い試みだと思う。

2018-06-11 15:34:32
にゅい @lanuit2012

小隊長を全員に体験させるのは、リーダーシップと責任を学ぶため。大隊長を体験させるのは、さらに広い視野で戦況をみて瞬間判断力を発揮するため。VR空間は現実世界よりじっくり時間がとれるとはいえ、全員に大隊長を体験させるほどの時間はなかったようだ。

2018-06-11 15:36:41
にゅい @lanuit2012

夢の描写に入る前に、VRについてもう少し説明を。VR空間内で特殊で顕著だったのは、手を前にかざして魔法の名前を呼ぶと、発動するってこと。呪文とか詠唱みたいなのはなくって、ただ「ファイアーボール!」って言えばよい、ということ。でもそれ以外の物理法則や基本的なルールは現実世界と同じ。

2018-06-11 15:42:56
にゅい @lanuit2012

VR技術がまだそこまで発達していなかったのか、それともワークショップの主旨に合わないから外されたのか、未経験の人が上手に剣を扱えるようになることはなかったし、身体技能などを向上させるスキルもなかった。ソードアートオンラインのような世界ではなくて、もっともっと地味な現実の延長だった。

2018-06-11 15:46:17
にゅい @lanuit2012

ワークショップの主眼は戦いの技術を学ぶことではなくて、「リーダーシップ」と「仲間との共同作業」なのだから、これで充分だと思う。私が(夢の中で)眠りに落ちてVR空間に到着した時には、もう三々五々、参加者さんたちも到着していた。

2018-06-11 15:48:20
にゅい @lanuit2012

夢の本題に入る前に、もう少し説明しておいたほうがいいと思う。ひとつは、VR空間はインターネットに接続されていた、ということ。個人のプライバシーを守るためのセキュリティは確保されていたけれど、スタンドアローンの空間ではなかった。

2018-06-11 15:56:44
にゅい @lanuit2012

もうひとつ。ワークショップはVR空間内の貸会議室のような、いわば貸会場みたいなところで催され、パスワードを知っている参加者だけがアクセスできる、はずだった。

2018-06-11 15:57:47
にゅい @lanuit2012

実際に私がみた夢はここから始まる。私は、申し込みの時に選んでおいた軽戦士の出で立ちだった。軽くて動きの邪魔にならない皮鎧に、片刃のショートブレード。皮鎧と衣装はもうちょっと地味で渋いのが良かったけれど、思ったより明るめの色でひらひらしているのが気になった。

2018-06-11 15:59:25
にゅい @lanuit2012

なるほど、これは本当にMMOみたいだなあ、と私は周囲の参加者さんを見まわして思った。現実世界の会場で挨拶した人たちが、思い思いの装備に身を包んで楽しそうにしている。TRPGを知らない人たちには、さぞ新鮮な経験だろうな、と考えているうちに、騒動が起こった。

2018-06-11 16:02:55
にゅい @lanuit2012

どうやったかは知らないけれど、貸会場のパスワードを盗んだ20人弱の乱入者たちが、ワークショップ参加者さんたちに剣を抜いた状態で近づいてきていたのだ。落ち着いた感じの男性が話し合おうと前に出ようとしたけど、私はそれを手で制した。私は、こういう手合いを知らないわけでもないのだ。

2018-06-11 16:06:24
にゅい @lanuit2012

私はよくオンラインゲームで遊ぶ。接続元が日本限定のゲームでもトラブルは起きるのに、世界レベルとなると更に悪質なのが出てくる。彼らは利己的で共感性が欠落しており、自分以外の他者に痛み、嫌な思い、被害を与えて喜ぶ、理解しがたい人種だ。程度の差こそあれ、うんざりするほど見てきた。

2018-06-11 16:10:17
にゅい @lanuit2012

私は話し合おうと近づいたところでバッサリやられるのが分かっていたから、男性を押しとどめたのだ。代わりに前に出た。こういう手合いに必要なことは、たったひとつ。ぐうの音も出ないほどに叩きのめして戦意をへし折ることだ。会場提供サーバの管理人に通報してもいいけど、まあ間に合わないだろう。

2018-06-11 16:12:50
にゅい @lanuit2012

相手は何か言っている。外国だ、よく分からないし、それにろくなことは言ってないだろう。私は無言でブレードを抜いた。あちらも一気に色めき立って武器を抜く。ワークショップの参加者さんたちが私をなだめようとしたけど、無知な平和主義はこういう場では邪魔にしかならない。私は無視した。

2018-06-11 16:19:08
にゅい @lanuit2012

相手の構えを見る。どれもこれも、アニメか漫画でしかお目にかかれないような非実用的な構え。一人のがっしりした男が乱入者の群れから出てきた。一騎打ちをご所望らしい。なんとなく中段、というくらいのあやふやな構え。腰の入っていない構えはひと目で分かる。伊達に6年以上も剣道やってない。

2018-06-11 16:25:44
にゅい @lanuit2012

対する私は、まっとうな正眼の構えをとる。誰もが一度は目にしているはずの剣道の基本的な構え。腰を落として、両踵を上げ、膝をゆるめる。手元はぴたりと決まって、剣先は微動だにしない。地味で初歩的な構えだけれど、有段者がしっかり構えた時に正面から対峙すると、まったく隙が見当たらない。

2018-06-11 16:37:38
にゅい @lanuit2012

構えが甘いとはいえ実力が分からない以上、私は鉄則に従うことにした。先手必勝。すすっと二歩詰めると、剣先を相手の刀身に合わせ、くるくるっと時計回りに刀身をからめとって、全体重を乗せるようにして叩き落とす。相手の長剣は地面に叩きつけられる。私はブレードを納めると、相手の長剣を拾った。

2018-06-11 16:43:00
にゅい @lanuit2012

相手は呆気にとられたような顔をしていた。それはそうだろう。私が人生初の試合形式の稽古をやった時も、二年上の先輩にこの手でやすやすと竹刀をはたき落とされて、呆気にとられた。あの時の私も、こんな顔をしていたのだろうか、と私は思った。

2018-06-11 16:46:43
にゅい @lanuit2012

なんか書いていて飽きてきたし、皆さんも私が無双した夢の話なんか読みたくもないだろう。このあと何戦かして全て勝ち、結局彼らはすごすごと去っていった。肝心のワークショップに遅れてしまう、安くないお金を払って来たのに、とため息をついたところで目が覚めた。

2018-06-11 16:49:09
にゅい @lanuit2012

ちなみに、初の試合形式の稽古で私の竹刀をはたき落とした先輩は二段だったんだけど「突き三段」という異名を取っていて、正眼で構えられると、怖くて打ち込みにいけなかった。面や小手を打つためには一瞬とはいえ竹刀を振り上げて無防備な状態を作らないといけないのです。その隙を作るのが怖くて。

2018-06-11 17:05:54
にゅい @lanuit2012

試合を見ていると小手ばかりでなかなか面が少ないのは、小手狙いなら振りかぶりが小さくて済むからです。あと、一番自分から見て近い位置にある場所だから。正眼の構えは前に突き出された竹刀がやけに長く、ゆえに相手までの距離がとても遠く見えて、すごく攻め込みづらい構えなんですね。

2018-06-11 17:08:32