日台交流のアンバランスさに関する考察

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今年2月の台湾東部・花蓮の震災でも、早い時期に日本の救援隊が現地入りしたことが話題になったが、地震のみならず、火山、土砂災害、豪雨災害など、自然災害の様相がそっくりな日台間では、関係が親密になってゆくにつれて、災害時の共感も増しているように思う。wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

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蔡英文総統も他国に先駆けてお見舞いの言葉を自身のツイッターで発信した、しかも「日本語」で。国際社会の外交にありがちな紋切型から大いにはみ出していく日台のこうした友好は大歓迎だけれど、今回の蔡英文総統のツイートには、特に温かいものを感じた。wedge.ismedia.jp/articles/-/134… twitter.com/iingwen/status…

蔡英文 Tsai Ing-wen @iingwen

西日本を中心に発生した豪雨に遭われた日本国民の皆様にお見舞い申し上げます。被害に遭われた方々の回復と被災地の早期復旧をお祈り申し上げます。 台湾でも豪雨被害は頻発しており、我々もその被害の深刻さを身をもって経験しています。 台湾は日本が必要とするあらゆる支援を行う用意があります。

2018-07-07 20:08:46

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台湾の人々が日本の災害を他人事と思えない理由がまだある。それは日本への「身近さ」だ。2017年の統計でも、台湾人のおよそ5人に1人が一回は日本を訪れた計算となる。日本酒「獺祭」の蔵元が大変なダメージを受けたことも台湾で大きな話題となった。wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

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7月12日には謝長廷氏（台北駐日経済文化代表処・駐日代表）により、日本側の窓口を通して2千万円の義援金が送られた。謝氏は京都大学に留学経験があり、日本の各都道府県すべてに訪れているほどの日本通。wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

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日本のSNSでも、そうした台湾の対応に対して「ありがたい」「真の友人」という言葉を沢山みかける。それを見る度に、嬉しくなる反面、苦い気持ちも混じる。「台湾の真の友人」といえるほど、そして台湾人が日本について理解しているほど、果たして日本人は台湾のことを知っているだろうか？

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例えば先日も、台湾で出版された拙著について日本の大手新聞社の地方版で「台湾語で書かれた」書籍と表現されていた。ややこしい話ではあるが、台湾の公用語は一応「中国語」（北京官話）である。wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

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台湾ブームと言われ、台湾を訪れる日本人が増加しているが、それでもまだまだ少ない。2017年は台湾の約2,350万人の人口のうち日本への旅行者数は過去最高の456万人。一方、台湾を訪れた日本人は190万人程度。人口比からいえば、かなりアンバランスな相互交流である。wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

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現在、史上最高に良好だと言われている日台関係だが、これからも台湾のエンタメを楽しんだり、実際に台湾を訪れる日本人が増えることで台湾理解がすすみ、友好が更に深まっていくことを願わずにはおれない。wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

栖来ひかり🏳️‍⚧️🏳️‍🌈/7月新刊！『台湾りずむー暮らしを旅する二十四節気』 @rorarininyo

記事中で問題提起した「台湾の公用語は『台湾語』ではありません」という話について。拙著を日本で取材してもらった中で、台湾の公用語である中国語（台湾華語）を「台湾語」と表記した新聞社さんは、一紙だけではありません。 wedge.ismedia.jp/articles/-/134…

栖来ひかり🏳️‍⚧️🏳️‍🌈/7月新刊！『台湾りずむー暮らしを旅する二十四節気』 @rorarininyo

その際にも間違いを指摘したが、「最初に中国語と書いたが、台湾で使われている中国語と、中国大陸で使われている中国語を分けるために、デスクから『台湾語』に修正するよう指示された」「台湾における公用語の表記については、未だ各新聞社で統一できておらず対応はまちまち」との返答

栖来ひかり🏳️‍⚧️🏳️‍🌈/7月新刊！『台湾りずむー暮らしを旅する二十四節気』 @rorarininyo

特派員の手による記事ならば有り得ないだろうし、たまたまその新聞社地方支局の方たちが台湾に来たこともなかったのかもしれないが、「言葉」を生業にしている新聞社さんでさえ、お隣の台湾の公用語についてこの程度の理解なのだから、世間一般的に台湾理解が深まっていかないのは仕方がないのかもと

栖来ひかり🏳️‍⚧️🏳️‍🌈/7月新刊！『台湾りずむー暮らしを旅する二十四節気』 @rorarininyo

個人的には「台湾華語」が一番しっくりくるが、「中国語（台湾華語）」などから始めてもいいと思う。「言葉」は異なる文化への入り口。いま問題になっているKolasさんへの誹謗中傷も、日本語を故意に悪用しその価値を損なうもの。自分たちの言葉を大事にするためにも、他者の言葉や言語を尊重したい

みんとり（飯大将） @Mint_Lee

RTした栖来ひかりさんの記事、日台両想いに近付いてはいるけど、相手国に対する認識とリアル体験に関しては、まだまだ日本側は足りないとわたしも思う。「韓国に比べて」「日本のものがこんなに！」みたいな、比べるような贔屓のしかたや喜び方で停まって悦に入ってないで1歩踏込む理解に進むとよいね