《現在の東京は煤けていて、2年後に五輪を開催できる状況だとは思えない》

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

2018年8月8日から9日にかけて私が見てきた東京の感想を綴ろう。 なお私は1980年代前半に学生として東京都で生活していた。 生まれ育った福島県で就職後も、2010年までは年に1回以上は東京に１泊旅行してきた。311後は、2013年秋に１度１泊した。そして今年、５年ぶりに宿泊付きで行った。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

尚、311後は原発事故避難者として札幌から東京に日帰りで政府交渉等に参加するために、年に1回程度は行っていたのだが、観察する時間が短かったので、その話は参考程度にとどめておくことにする。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

まずは、一言の印象で言う。 東京の地上の街並み、家並みは、毎年確実に「煤けていっている」。 オフィスビルの外壁は塗装の塗り直しもされずに汚れ続けている。雑居ビルの外壁も同様だ。 線路横の民家はリフォームもされずに経年劣化が進行している。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

東京の煤け具合は、ビルや民家だけではない。 ここ数年激化した気象状況を考慮に入れても、駅と駅通路の劣化も、目を疑う状況だ。一見、新しそうに見える駅や駅通路の天井から、雨漏りや漏水がある。床面の清掃も雑で、行き届いていない。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

見た目以外にも、東京は煤けた印象が増すばかりだ。 行きかう人々に生気が、活気が感じられない。疲れ、倦んでいる印象だ。 活気が感じられるのは、観光客らしい外国人だった。彼らはそれぞれのお目当てがあるのだろう。しかし、電車内では座ることができない客が多く、不便そうだった。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

東京は、2年後にオリンピックを開催するつもりらしい。 今も継続している原発事故から避難して札幌にいる私にとっては、非常事態宣言中の国で、事故原発から数十キロの場所も開催場所にしてオリンピックを開催するとは、正気の沙汰ではない。 が、それは一旦横に置こう。

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

今回私が受けた印象を正直に書く。 この煤けた東京を外国からの客に見せるつもりなのだろうか？ 現状でも限界に近い交通システムにオリンピックの客を増やして、客の健康と安全が守れるのだろうか？ 今でもパンク寸前の宿泊業界に観光客が宿泊させる余裕があるのだろうか？

宍戸俊則（shunsoku2002) @karitoshi2011

東京オリンピック限定の「ハコ物」の建設は間に合うかもしれない。 アクセス交通も何とかなるかもしれない。 しかし、東京という町の容量、受容能力、活気、その他様々なものが不足、不適切であるようにしか思えない。 都知事や都庁がこれからネジを巻けば何とかなる、という種類のものではない。以上