-
toshi3636_1
- 1473
- 12
- 0
- 0

レスリング、体操、ボクシングなど、スポーツ界で次々とハラスメントの事例が出てきて驚く。日本には「体育」と「スポーツ」があって、問題は、「スポーツ」ではなく「体育会系」的な体質から生まれてきているようにも思われる。
2018-09-03 07:57:34
スポーツは、本来、それぞれのアスリートが自ら課題を見つけ、練習で取り組み克服していくもので、コーチはその手助けをする。コーチの存在でぐんとのびる選手も多い。チームでやる競技の場合、お互いのコミュニケーションが大切になる。フラットな関係でないと、うまいコミュニケーションがとれない。
2018-09-03 07:59:04
ところが、「体育」となると、秩序だとか、団体だとか、先輩後輩だとか、上意下達といった文化になって、スポーツのアスリート文化とは違う。それはそれで固有の文化として価値があるという人もいるかもしれないけれども、いずれにせよスポーツとは違う。日本の部活は、体育会系の価値観が色濃い。
2018-09-03 08:00:26
日本の社会では、先輩後輩、上意下達のような「体育会系」の文化が、就職活動などで重宝されてきたところもあって、本来一人ひとりのアスリートが取り組み、コーチがそれを支えるスポーツの文化が十分に根付いていないところがある。その不整合が、このところの不祥事で表れてきているように思う。
2018-09-03 08:01:42
自分で課題を見つけて取り組んで克服していくというスポーツのアスリート文化は価値のあるもので、esportsや将棋チェス囲碁、さらには人生一般にも活用できる。もっとスポーツの文化が広がっていって良いし、アスリートに対するリスペクトももっと高まって良い。
2018-09-03 08:03:28
一方、「体育会系」的な文化は、過去において一定の役割を果たしたのかもしれないが、そろそろ賞味期限が切れてきているようだ。とりわけ、オリンピックなどの国際的なアスリートの祭典と体育会系的メンタリティは相容れない。そろそろ「体育」はフェイドアウトする時期なのだろう。
2018-09-03 08:04:44