現職陣営が「汚い手」を使い放題の自民党総裁戦について

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

高橋乗宣「聞き捨てならないのは、日本記者クラブ主催の総裁選討論会における安倍首相の発言だ」（日刊ゲンダイ）nikkan-gendai.com/articles/view/…「『デフレ脱却』や『２％の物価目標』を掲げたのは『日銀と協力をし』た結果である旨を言ってのけ、物価目標の未達については、黒田日銀に『しっかりと対応して

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（続き）いただきたい』と注文をつけた」「金融システムの軸心である中央銀行は、時の政治権力と一線を画す存在でなければいけない。安倍首相の発言は『中央銀行の中立性』という基本をわきまえていない」「超低金利政策を続けても、黒田総裁のもくろみ通りに景気は上向かず、物価もてんで上昇しない。

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（続き）異次元緩和の黒田バズーカは、その名の通り金融システムの破壊効果しか生んでいない」「不正に走らなければ、生き残れない状況に地銀を追い込んだ責任はまず黒田総裁にあり、結局は安倍首相に行き着く。その点を石破元幹事長には総裁選で追及して欲しかった」 欺瞞と粉飾は、いずれ破綻する。

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東京で何人かの記者とも話したが、石破氏陣営はなぜ総裁選で、安倍氏陣営が一番触れられたくない問題、すなわち安倍晋三氏の健康問題に触れなかったのだろう。与党総裁は現職首相も兼ねるのだから、国民にとっては重要な問題で、安倍氏陣営が使う「汚い手」に比べれば、持ち出す大義名分はあったはず。 pic.twitter.com/2OVVwkFkqy

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第二次大戦の終盤、ドイツの独裁者の感情の起伏が激しくなり、突発的なヒステリーや支離滅裂な言動が目立ち、自信満々の時とオドオドした時の落差が大きくなったが、侍医が処方した薬物が原因だったという説がある（異説もある）。国のトップを務める人間の条件には、平常心や論理的思考が求められる。

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錯乱答弁を連発 テレビ討論でバレた安倍首相の薄っぺらさ（日刊ゲンダイ）nikkan-gendai.com/articles/view/…「とりわけ酷かったのが、安倍首相が加計学園の加計孝太郎理事長とゴルフや会食を重ねていたことについて、司会者が『加計さんは、いずれ利害関係者になる可能性があった。まずかったという気持ちはある

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（続き）か』と質問した時の安倍首相の答えだ」「司会者は、首相という絶大な職務権限を持つ身であるならば、知人であっても利害関係者とのゴルフや会食は控える必要があったのではないか――という倫理観や認識をただした」「ごく一般的な中学生レベルの国語力があれば『慎むべきだった』とか『今後は

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（続き）襟を正して国民に不信感を抱かれないようにしたい』などと答えるだろう。それが『ゴルフはオリンピック種目』ときた」「石破氏が『適材適所』の人事の考え方や内閣人事局について触れた時も、司会者の制止を聞かずに顔を紅潮させて反論」「一方的にまくし立ててブチ切れ」 首相の器ではない。

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石破氏は、近い将来に再び日本の社会や政界に「良識」が取り戻される「揺り戻し」があると考えているのかもしれない。そうなった時、なりふり構わず目先の飴と鞭に尻尾を振って「非良識」に走る者は立つ瀬が無くなる。いま「良識」的に振る舞うことは、短期的には損だとしても、長期的にはどうなるか。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

「鉄柵やカラーコーンで仕切られた、安倍応援団がひしめくそのスペースに一般の人が入ろうとすると、付近のスタッフが呼び止め、『自民党総裁選』と書かれたシールを衣服に貼っているかを確認」（日刊ゲンダイ）nikkan-gendai.com/articles/view/…「事前にスタッフが配ったシールを貼っていない人は、ことごとく

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（続き）門前払いされた」「なぜこんなに厳重なのか」「警備担当の男性が次のように明かした。『昨年の都議選や衆院選のときは、ほとんど規制はありませんでした。誰もが足を止めて、演説を聴くことができた。しかし、今回は『安倍ヤメロ』とコールする集団を排除するために、規制を強化した』」「総裁

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（続き）選は事実上、次の首相を決める選挙。投票権のある党員・党友でなくとも、聴衆は皆、国民なのだから演説を聴いて当然である。実際、石破陣営は誰ひとり排除していない。国民の前に堂々と姿を見せられない政治家が、総裁＝首相に選ばれる時点で異常なのだ」「自民党の感覚はマヒしている」

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「支持者だけに来てほしいプライベートな演説なら、会場を借りてやれ」 まったく想田さんのおっしゃる通り。ではなぜわざわざ秋葉原駅前を一政党の一国会議員が事実上私物化して、警察もそれに全面協力していたのか。安倍晋三様をいい気分にさせる以外の目的が何かあるのか。 twitter.com/KazuhiroSoda/s…

想田和弘 @KazuhiroSoda

全くもっておかしい。支持者だけに来てほしいプライベートな演説なら、誰もが通れるはずの街頭ではなく、会場を借りてやれよって話。安倍晋三には公共性という観点がない。何でも私物化してしまう。→首相の街頭演説、支持者以外は制限…公共の場なのに？：朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASL9P…

2018-09-22 12:58:25

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

「勝つためならどんな汚い手でも使う」という政治家は、昔から一定数いるにはいたが、総理大臣が陣頭に立って公然と、あらゆる汚い手を党首選挙や地方選挙で使う光景は異常だろう。そんな汚い手で権力を手に入れる人間が「綺麗な政治」を行うわけがない。メディアも「汚い手」に適応してしまっている。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

自民党の総裁選で、安倍氏側があれほどの恫喝と脅迫を行ったにもかかわらず、党員算定票の結果は安倍224票対石破181票。議員の石破票は73票。非議員の党員の45％、全投票者中の254人が、安倍氏の恫喝と脅迫を無視した。安倍氏はさらに焦っているだろう。歴史が教える通り、恫喝では人を支配できない。 pic.twitter.com/ZEsb4Y6sWi

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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

私も以前「オレに刃向かった奴は絶対許さない」という執念深い人に、運悪く関わってしまったことがある。派閥のような徒党を組んで、執拗に悪口を流して潰そうとする。しかし実際には、そんな人間の影響力は見かけほど大きくない。悪意丸出しの中傷は逆に周囲を呆れさせ、それを流す側が信用をなくす。

山崎 雅弘 @mas__yamazaki

「あの人を敵に回したらこの業界で生きていけない」と周囲が言う相手とも衝突したが、全然そんな展開にはならなかった。威圧感を醸し出し、周囲にそう信じ込ませるのも一つの才能だろうが、それを信じてしまう人が思っているほど世界は小さくない。世界は大きくて広い。萎縮しなければ乗り越えられる。