- KCin_Tokorozawa
- 5703
- 4
- 0
- 0
すしざんまい… 「今合体させますから」って言ってた pic.twitter.com/X1ZSwIR7Ld
2018-09-30 23:36:49昨日のお店の注意書きが面白かった お客様は神様ではありません。ていうのほんとよね pic.twitter.com/5FAYJW63M3
2018-09-30 12:21:51New laser-cut version works more reliably than the previous version. A bit more tweaking and then I’ll share the DXFs pic.twitter.com/qs7kDqscoY
2018-09-29 16:25:22ディズニー史上、ある意味あってはならないことだったww YouTubeで見てて固まってたw pic.twitter.com/jjt5yluZ6y
2018-09-29 14:15:55“Opocot mak kau tergolek” - Raja Rimba 🤣 pic.twitter.com/M32ZvncGiw
2018-07-02 00:26:37MTVの図書館で借りたDamien Lewis "The Dog Who Could Fly"を読んでいた。第二次大戦中、亡命チェコ人で構成された英空軍No.311爆撃隊に所属したロバート(バクラフ)ボーディッチと、彼の愛犬アンティスの物語。
2018-09-29 09:22:07ボーディッチはドイツ軍のチェコ侵攻から逃れてフランス外人部隊に志願、ポテ63双発機の機銃手として従軍していた1940年の冬に対空砲によって撃墜され、戦線後方に不時着。そこで逃げ込んだ無人の農家で一匹のシェパードの子犬と出会い、以後運命を共にすることになる。
2018-09-29 09:25:48ドイツ軍はチェコの外人兵を戦争犯罪者として定義し、捕虜として扱わなかったという。独仏停戦協定後、彼ら外人部隊とフランス航空兵の有志は継戦を誓い、イギリスへ渡るためジブラルタル行きの船が出る港を目指す。
2018-09-29 09:29:29この逃避行の途中、彼らは親独派のフランス軍人がパーティーを開いている現場に出くわしたという。乗り込んで殴り倒してやりたい衝動を抑え、見張りを犬で油断させて首を絞めて気絶させ、荷車を奪って避難民の列に加わった。フランス軍人たちはレジスタンスとして活動するため大陸に残った。
2018-09-29 09:31:08犬を連れての渡英はトラブルの連続で、船長から言い渡された動物持ち込み厳禁を破ってこっそり持ち込み、到着時はこっそり持ち出して検疫を逃れた。苦労を共にしたチェコ人航空兵7名は強い友情で結ばれたが、終戦までにうち4名が戦死したという。
2018-09-29 09:33:35フランスの降伏が40年6月だから、ポテ63の撃墜は40年じゃないや、39年の冬だな。この本、英語もの戦記の例に漏れず、年月日の記述が極めて少ない(・ω・) 彼らがイギリスに渡ったのはその後だから、バトルオブブリテンとブリッツの真っ最中だ。
2018-09-29 09:39:10彼らの訓練基地もしばしばDo17による奇襲爆撃を受けたが、ボーディッチの愛犬アンティスは人間に聞こえる遥か前に爆音を察知、空の一点を睨んで唸り声を上げて警戒を示し、「レーダー犬」の渾名で呼ばれたという。民家の爆撃跡から生存者救出に活躍したことも。
2018-09-29 09:41:431940年の暮れ、訓練教程を完了したボーディッチはいよいよ実戦出撃を迎える。乗機はビッカース・ウェリントン、シリアル1958C、通称「Cのセシリア」号、配置は機首または尾部の機銃手。アンティスは311sq公認のマスコットになっていた。
2018-09-29 09:47:50ボーディッチが出撃している間、アンティスは滑走路端に座って空を見上げたまま微動だにせず、好物のミルクにもレバーの煮込みにも口も付けなかった。その忠義ぶりは隊員たちを感動させたという。
2018-09-29 09:52:27ある夜、いつものように主人の帰りを待っていたアンティスが不安そうな様子になり、甲高い声で何度も吼えた。1958C号機は高射砲に被弾、ボーディッチは額に裂傷を負って帰還した。軽症ではあったが、アンティスに何かを決意させたらしい。次の出撃時、アンティスは命を破って1958C号に忍び込む。
2018-09-29 09:54:43ブレーメン上空で犬に気づいたボーディッチは驚愕し、自分のマスクを外して交互に吸いながら帰還した。以後、アンティスは1958C号の出撃に必ず同乗するようになり、工作部が犬用の酸素マスクを作ってくれたという。
2018-09-29 09:56:46英空軍には軍用機への動物持ち込みを禁じる条項があり、厳密には軍機違反だったが、311sqの司令官が無類の犬好きだったので「見てみぬふり」をしたらしい。高射砲の被弾やBf110夜戦との戦闘で2度の負傷をしながら、1958C号のクルーは200時間の作戦時間を重ね、一旦実戦勤務を離れる。
2018-09-29 10:00:54ウェリントン1958C号には新たな乗員が配置され出撃を続けたが、乗員交代後わずか2度目、ベルリンへの出撃で炎に包まれて降下する姿が目撃されたのを最後に未帰還となった。ボーディッチは愛犬アンティスが幸運を繋いでくれたと感じたとある。
2018-09-29 10:03:24爆撃機乗りの心理として、夜間戦闘機は撃ち返すこともできるし向こうも同じ飛行機乗りという思いがあるのに対し、一方的に撃たれるばかりで運任せの高射砲のほうが嫌だったとある。米軍の重爆乗りもそんなことを書いていなかったっけ、万国共通なのかもしれない。
2018-09-29 10:05:32ボーディッチは311sqを離れ、しばらくは旋回機銃の指導教官としての任務に就く。1942年11月再び311sqに戻り、今度は「リベレイターGR.1」で洋上対潜哨戒任務に就くことになる。米空軍がレンドリースに回した初期型B-24A(輸出呼称LB-30B)の改造機で、燃料タンク防弾が無かったとある。
2018-09-29 10:11:18写真は後期型(B-24Dベース)のGR Mk.Vだけど、機首先端にASVレーダー、左右に60ポンドロケットランチャーレール(片舷4発)を後付け、前方爆弾倉内には20mmの下向き斜め銃4門を搭載したとある。 pic.twitter.com/oWICNY9DWD
2018-09-29 10:19:52ボーディッチの配置は機銃手からレーダー・無線手に変わっていた。ということは機首前方の4畳半くらいの空間に航法手・爆撃手/機首機銃手との3人勤務で、犬を連れ込める状態ではなくなっていた。犬好きだった前司令官は戦死していて、後任は規則に厳格だった。 pic.twitter.com/0SNteCZ5XD
2018-09-29 10:26:24ボーディッチはアンティスを基地に残して出撃することになったが、厳寒の冬に北大西洋岸沿いの基地で10時間を越える哨戒任務の間、吹きさらしの滑走路脇で微動だにせず主人の帰りを待とうとするアンティスは急速に体力を消耗し、腎臓を傷めて血尿を出すようになってしまった。
2018-09-29 10:29:18獣医から「あと1度でもあんなことをやれば生命に関わる」と忠告されたボーディッチは苦悶のすえ、アンティスに冷たく当り散らして彼の忠誠心を解こうとしたが、「僕が悪いことをしたのですか?ごめんなさい、僕を一人にしないでください」と訴える犬の目に、彼自身の心が引き裂かれる有様だった。
2018-09-29 10:31:37