『夜の真義を』の邦題話

何気なく目にしている翻訳小説の邦題1つ、ひらがな1文字にも、こんな事情があったのだなあ…と感心したつぶやきです。
1
越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen

ゆうべ更新。『古書の来歴』の話題など。RT @Honyaku_Mystery: 翻訳ミステリー長屋かわら版・第12号 http://bit.ly/gdssbb

2011-04-23 11:39:18
Schün Ngash @Schunag

越前敏弥さん(@t_echizen)が『夜の真義を』の邦題話。「を」をつけた動機は「真義」って縦書きで見ると風呂場の椅子っぽく安定よすぎの字面だから。でした。RT @Honyaku_Mystery: 翻訳ミステリー長屋かわら版・第12号 http://bit.ly/gdssbb

2011-04-24 16:30:54
越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen

そ、そうだったのか RT @Schunag://『夜の真義を』の邦題話。「を」をつけた動機は「真義」って縦書きで見ると風呂場の椅子っぽく安定よすぎの字面だから。でした。RT @Honyaku_Mystery: 翻訳ミステリー長屋かわら版 http://bit.ly/gdssbb

2011-04-24 16:33:24
Schün Ngash @Schunag

「義」の底辺が広がってて台形気味な上に「真」という細身の台形が載ってるから安定よすぎっぽいのだと思う。見なれない文字面の割に、きれいすぎた見かけになってインパクトが減じる気がしたのでした。

2011-04-24 16:34:42
Schün Ngash @Schunag

なので、「を」を付加してみたら思いのほかいい感じに。台形の底と地面のあいだに細っこい縦棒がくっついて、締まった気がしました。「夜」のてっぺんに線が飛び出してるので、下の「を」の細さと合わせて「焼鳥の串を横から見たとこ」みたいな統一感もあるんじゃないかと。

2011-04-24 16:39:20
Schün Ngash @Schunag

「を」じゃなくて「は」でも「に」でも良かったんですが、「は」とか「に」だと音として締まりなく抜けてしまう感じがするので、「を」のほうが(意味的には「開き」つつ)音としてはカチっと「止まる」気がしました。

2011-04-24 16:39:36
Schün Ngash @Schunag

漢字とひらがなのまざり具合って結構いつも気にしてるんです。RT @t_echizen そ、そうだったのか RT @Schunag://『夜の真義を』の邦題話。「を」をつけた動機は「真義」って縦書きで見ると風呂場の椅子っぽく安定よすぎの字面だから。でした。

2011-04-24 16:40:26
越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen

そう、そこをうまく言語化できなかったんだが、納得。 RT @Schunag: 「を」じゃなくて「は」でも「に」でも良かったんですが、「は」とか「に」だと音として締まりなく抜けてしまう感じがするので、「を」のほうが(意味的には「開き」つつ)音としてはカチっと「止まる」気がしました。

2011-04-24 16:41:44
Schün Ngash @Schunag

完全にぼくの生理に基づく言語感覚の話で一般性には大いに怪しいのですけれど。RT @t_echizen そう、そこをうまく言語化できなかったんだが、納得。 RT @Schunag: 「を」じゃなくても良かったんですが、「を」のほうが音としてはカチっと「止まる」気がしました。

2011-04-24 16:44:50
Schün Ngash @Schunag

完全に個人的な言語感覚の話だけど、みすず書房みたいな背表紙+フォントで、内容もグルーミーなトピックを扱う人文系の本であれば、「を」なしの『夜の真義』もカッコいいかもしれない。

2011-04-24 16:47:37