折田先生を称える『える会長(@orit_ter)』が放射線の基礎を解説。
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さて、では。放射線は体内でいったいどんな悪さをするのでしょう。これについて考えるときは、皮膚を突き抜けてきた放射線であろうと、体内に残留した物質由来の放射線であろうと、区別しなくていいです。これは細胞の世界の話です。
2011-05-01 01:05:09例えば、新しい赤血球や白血球を常に作っている骨髄や生殖器官、皮膚や 腸の内壁の細胞などはとっても影響が出やすい。その反対に脳の神経細胞や骨の表面などはあまり影響がありません。
2011-05-01 01:11:05その通りです! RT @bikuyama つまり、医療用は一瞬放射線を浴びるだけで終わりですが、放射性元素によっては、体内に入ってずっと放射線を出し続けるやつがいるので、トータルの被曝量が大きくなります、ということかな?
2011-05-01 01:14:23では、細胞分裂活性の高いことと放射線の影響を受けやすいことと、いったいどういう因果関係が有るのか。これを理解するは、DNAの話をしなければなりません。。。そろそろついて来れなくなったかしら。。。。
2011-05-01 01:20:05どうしましょう。これからDNAの話をして、それから発ガンのメカニズムでしょ。それからDNA修復の話に。。。。ダメだ。これでは素人向きではなくなってしまう。。。。
2011-05-01 01:22:09あ、そうですか? では挫けそうになってたんですが、続けてみます。 RT @riocampos @orit_ter 多分、一般の方でもDNAの話はついていけると思いますよ。ぜひそのまま続けてください。
2011-05-01 01:25:31ええっと。だいたいそういうことなんですw RT @bikuyama 「細胞が活発な体の部分では放射線の影響が大きい。放射線でDNAが傷つくと発がん性が高まる」でとりあえず終わり、でどうでしょう。 RT @orit_ter ダメだ。これでは素人向きではなくなってしまう。。。。
2011-05-01 01:30:33どうしてそんなに大切にしまわれているのか。それは、DNAが生命の設計図であるから、それと健康であり続けるための生体調節にも関わっているから。
2011-05-01 01:41:36飛行機に例えるならば、飛行機が安定に飛行を続けていること。これが人間が健康でい続けることに相当します。飛行機の設計図や飛行や整備に関するマニュアル類、これがDNAです。同志社女子大ではこの例えでDNAの大切さがわかってもらえたんですけど、いかがでしょう?
2011-05-01 01:48:07さて、このDNAは、普通に生きているだけで傷をおいます。例えば、酸素を人間は吸って生きていますが、酸素は物を良く燃やす物質です。つまり体内でも本当は危険な物質なんです。だから酸素を利用するプロセスでDNAに傷を入れてしまうこのとがある。
2011-05-01 01:54:21タバコに含まれている二十種類近く有る発がん物質、一部のお薬、魚のお焦げ、紫外線、それに放射線。みーんなDNAに傷をいれてしまいます。人体の設計図や健康のためのマニュアル類が汚されてしまうのです。
2011-05-01 01:56:42この傷の入り方にもいろいろあって、二本一セットのDNAのうち、X線やガンマ線やベータ線は片方だけに傷を入れます。しかし、アルファ線や中性子線は二本とも一度に切断してしまいます。
2011-05-01 01:59:32傷が入ると、当然それを治そうとする仕組みが細胞内にはあるのですが。これが困ったことに、二本同時に切れてしまうとなかなか治せない。それから、あまりにもたくさん傷が入ると、それが片側だけであっても、修復が間に合わないことがある。
2011-05-01 02:02:02傷が入ると、当然それを治そうとする仕組みが細胞内にはあるのですが。これが困ったことに、二本同時に切れてしまうとなかなか治せない。それから、あまりにもたくさん傷が入ると、それが片側だけであっても、修復が間に合わないことがある。
2011-05-01 02:02:02普通は、傷をたくさん抱えた細胞は積極的に排除されて、新しい真っさの細胞に置き換わります。しかしそれができないままDNAに傷が蓄積されていくと、この細胞はどこかの時点で癌細胞になってしまいます。
2011-05-01 02:05:21癌は普通に生活しているだけでもなる可能性がありますから、微量な放射線の影響を考える時、他の原因物質による発ガンと区別するのが難しいのです。
2011-05-01 02:09:44