【ゆふぃ姐さん】ちーとあいあい【ついった恋愛ドラマ】
- xxrojiuraxx
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ちーは急いでいた。会社に遅刻すると。そこに男の娘で走ってきたあいあいと角でぶつかった。ちーははっとなりあいあいをみた。あいあいもまたちーをみた。その瞬間2人に理屈抜きの感情が芽生えた
2010-04-06 21:45:08「「あの・・大丈夫ですか」「はい・・大丈夫です。すいません」そういって横を向いた時の襟足にちーは見とれていた。なんとなくその襟足だけを見ていたかったのだ
2010-04-06 21:47:24あいあいはちーの手を見てうっとりとする。ちーの手はあいあいの一番好きな手だった。そして2人は名前も知らぬまま別れた。あの人は誰だろうと思いながら・・・
2010-04-06 21:51:16あいあいは講堂の戸をそっと3寸ほど開け様子を窺う。遅刻していたのだ。そして音を立てぬように隙間を作り中に身体を滑り込ませた
2010-04-06 21:53:46辺りを窺い、先生に見つからぬよう姿勢を低く保ち列に紛れた。友達のようすけからは「あいちゃん、なにしてたの?」「それが・・角で人とぶつかって」心持ちあいあいの顔が紅潮している
2010-04-06 21:56:33「きょうちゃん、あのね・・ぼく一目惚れしたかも知れない」最後はか細く恥ずかしそうに言い、それがきょうすけにはきこえなかったらしく「あいちゃん、なんて言ったの」と問い返す
2010-04-06 21:59:01「だからぼく今日一目惚れしたみたいって言ったの!」その声は講堂一杯に響き気が付いた時にはあいあいは青ざめそして白くなった。ここでは「付き合うことも席を並べること」もまた許されていなかった
2010-04-06 22:01:24今朝の人!あいあいは内心ときめいた。胸が苦しい。見ているだけで切ない。こんな経験はあいあいはしたことがなかった。そしてちーは先生たちが集まっている場所に向かい全校生徒の注目中堂々と歩いていく。その姿にあいあいの目はぴたりとちーを捉えていた
2010-04-06 22:07:05この学校の関係者だったなんて!えもいえぬ喜びがあいあいを満たしたが彼が教諭と言うことはこの気持ちの置き場がないことに改めて気が付いた。こんな小さな学校のこと、すぐに噂にされ・・最悪両親の耳に入ったら・・・
2010-04-06 22:09:20あいあいは憂鬱になった。母のさきはおおらかだったが、父のすかはとにかく厳しくあいあいに変な虫が付かないようにと睨みを利かせていたのだった。そのためたまにあいあい宛に届く恋文は父の目の触れぬとこにしまってあった
2010-04-06 22:11:39そんな厳格な父がそんなことを知ったら烈火のごとく怒り学校にやってきてちーを転勤させるように言うに違いないと思った。あいあいは決めた。心に堅く決めた。どんなことがあってもボクの操は・・・
2010-04-06 22:13:51許されない恋に悩むあいあい。一報ちーはあいあいがここの生徒と知り驚愕する。そんな2人の思いは右へ左へと流されていく。あゝ君よ。どこへいこうと言うのか・・
2010-04-06 22:16:36