【幽波紋呟奇譚】(新田古来その2)【独】『自己紹介と新生活とヴィジョンの話』
『アクセル・エフ』というスタンドを得て、自己紹介文およびスタンドまとめを質疑を参考に作成。
★名前:新田古来(にった こき) ★スタンド:『アクセル・エフ』 ★能力:『隙間』に潜み、引きずり出された時に『跳躍』する三体の『騎士』。★25才 ★男 ★身長:180cm ★体重:61kg ★1/20生まれ ★O型 ★黒の長髪を後ろで束ねている。カエルみたいなコートを羽織っている。
2019-01-21 21:13:35新田のスタンド。 『御玉杓子』に似た人型の三体の『騎士』のヴィジョン。 その軟体であらゆる『隙間』に滑り込むのが能力。 『引きずり出された』場合、強靭な脚で『跳躍』する。 『アクセル・エフ』(跳躍時) 破壊力:C スピード:D(A) 射程距離:B 持続力:D 精密動作性:C 成長性:B
2019-01-21 21:26:28能力詳細その1 【ヴィジョン】 身長は本体の腰の高さ位。30cm程の剣と円形盾を持ち騎乗の心得を持つ。意思があり身を隠す事を好む。会話は不能。 ダメージフィードバックは3分の1ある。感覚共有も可能。 【備考】 入った隙間への内部干渉は可能。軽いものなら入った『隙間』ごと動く事も可能。
2019-01-21 21:27:07能力詳細その2 【『引きずり出す』と『跳躍』】 力づくで『引きずり出す』だけでなく、潜む『隙間』を『隙間として成立できなくする行為』全てを『引きずり出す』とみなす。その際の『跳躍』の『矛先』は本体の任意。
2019-01-21 21:27:38続いて新田古来の現状説明と新生活への決意。
奇妙な『茶屋』に赴いたのは夢ではなかったのかーーー私は『スタンド』という異能に目覚めていた。『アクセル・エフ』。この名が自然と頭に浮かぶ。念じれば出るのは一体、二体、三体……これで全部のようだ。とても奇妙な『騎士』たち。これが私の『精神』の具現だという。
2019-01-22 08:02:06一体私の中のどんな性質を表しているのかーー『オタマジャクシ』は未熟、『騎士』は防衛、『能力』は願望、といったところか。『願望』……そう、私はこのウンザリするような日常から跳び出したかった。夢も持てずバイトで食いつなぐ日々……そういうものから解放されたかったのだ。
2019-01-22 08:13:37だから本日づけを持って叩きつけてやったよ……『辞表』をな。そうしたら店長は鼻で笑ってこう言った。「バイトで辞表って…ジョーシキねえなあ」。何が問題だったのかは分からなかったが馬鹿にされているのは理解出来た。だから出してやったーーー私の『アクセル・エフ』をなッ!
2019-01-22 08:22:56どうやら『スタンド』は一般人には見えないらしい。ヘラヘラしている店長の口中に入りこんでズタボロにしてやろうかとも思ったが、ここは我慢の子だ。その代わり奴のスマホの充電口の『隙間』に入り、内部から精密機器を破壊しておいてやった。こんな事でスカッとするのは我ながら情けないが…
2019-01-22 08:30:45そんなこんなでバイトは辞めた。これからのアテは一切ないが、この能力があればなんとでもなるという無根拠な確信だけはあった。当面はバイト生活で蓄えたささやかな貯金で暮らすとしよう………さあ、『スタンド新生活』の始まりだ。
2019-01-22 08:35:42ヴィジョンについての言及。
『アクセル・エフ』の三体は一見すると同一の存在に見える。容姿もほぼ一緒だし性能も等しい。ただ違うところもないわけではない。それは額に浮かぶ模様。気づけばごく単純な区分けなのだがそれぞれローマ数字の「I」「I I」「I I I」をモチーフにしたデザインが施されているのだ。#幽波紋呟奇譚
2019-01-22 22:09:51スタンドが見えるという事について。
この超能力、総じて『スタンド』と呼ばれているようだが、これは本当に興味深い。意思を籠める事で発現する三体の『ヴィジョン』。薄っすらと透けるそれらは、同じように『使える』者しか見えないという。その説明には当初、半信半疑だった。『こんなにはっきりと見えるのに』、と→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 07:29:46→なので、初めは人前で使う事に相当な抵抗があった。『使える者しか見えない』などというのは真っ赤な嘘で、バカ正直にヴィジョンを晒せばたちまち自分が異能を持っている事に気づかれてしまうのではないかと恐れていた。ただ、いつまでもそれでは『スタンド使い』となった意味がない→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 07:37:05→ある日、勇気を出して、道を歩いていた1人の男児の前でヴィジョンを発現した。子供にしたのはもしもの時に『夢見る子供の戯言』と誤魔化せるかもしれないと考えたからだ。【グオン!】一体出すが反応はない。【グオン!】二体目でもそうだ。【グオン!】念のため三体も。無反応→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 07:45:13→つまり例の説明は正しかったという事か。更にヴィジョン同士でチャンバラをさせ、剣と剣がぶつかる音を出してみたがそれへの反応もない。ついでに彼の耳に触れ、中へお邪魔させてみた。流石に触られた感覚はあるようで驚いた様子。虫でも入ったと思ったか耳を傾けトントンとしていた→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 07:52:58→この実験を経て私は人前でも『スタンド』を使う事を厭わなくなった。大勢の前で発現させても気づかれない。 その成功体験に自分が『特別なもの』であるという自信を深めた。三体のかわいい『アクセル・エフ』たちを、女性を侍らせる海外ボクサーのようにお供にして街を闊歩する日々→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 08:03:39→その日も私は『アクセル・エフ』と戯れながら駅の階段を降りていた。通り過ぎる沢山の群衆(モブ)達。その波を何の気なしに掻き分けていく私の耳にそっと、「見えてますよ」。声が響く。冷たい感覚が体内を駆ける。さっと後ろを振り返るもすでに人の波に紛れに紛れ、その正体は不明→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 08:12:47→今となってはその声が男の声だったのか女の声だったのかも分からない。いずれにせよ私にとって大いなる教訓となった。『特別』なのは自分だけだという思い込みを捨てる良いきっかけ。この事件から私は無闇にヴィジョンを出す事はやめた→#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 08:19:17→ただ一方で全く能力を使わないのも問題だと考えている。せっかく得た異能でもあるし、『スタンド使い』が身近にも居るのであれば『自衛』の為に能力は使いこなせるようにした方が良いだろう。その者が敵意を持って行動しないとも限らないのだからーーー(了)#幽波紋呟奇譚
2019-01-23 08:24:06『スタンド』で出来る事。
【独】スタンドが剣と盾を持っているというのは戦いでもあれば有用なのだろうが俺が住んでいるのはごく平凡な現代日本であり、むしろ邪魔になる事が多い。日常での利用法を考察したところ、思いついたのは『料理』だ。剣は『包丁』、盾は『まな板』とか『鍋の蓋』に使えばいい。→#幽波紋呟奇譚
2019-01-24 07:49:06→三体もいるのだからさぞかし時短になるだろう。というわけで早速挑戦。まず一体目が材料を切る。その間、二体目が、材料を切る。そして、三体目が、材料を、切る。…………。結局、切るしか出来ない。しかもアクセルエフ達は常人より鈍く、効率はあまり良くない。→#幽波紋呟奇譚
2019-01-24 07:58:41