801ちゃん「俺が考えた劇場版セーラームーン」

こじま@bioのurlに避難先 @801_CHAN

セーラー戦士が全員で歌うみたいな曲が全員の夜の過ごし方を背景に流れる、曲がフェイドアウトして、ゴォォォという空気の音と、セーラーコメットの姿。地球にいるセーラー戦士の姿が見える感じ。

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そして大学の研究室でコーヒーを飲んでうさぎと電話で話している衛の姿を見る。『さみ、しい』と唇だけが動くセーラーコメット。衛の優しい表情を食い入るようにハイライトのない瞳で見つめる。裸足で氷の砂の上に立っている。

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翌朝、麻布十番商店街で天体祭りみたいな幕があって、出店とか出てる。衛と待ち合わせするうさぎ。でも衛が来ない。何度も腕時計を見る。『マモちゃん、どうしたんだろう』『もしかして忘れちゃった？』『まさかそんなはずないよね』『まもちゃん……』

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夕方になって、人がどんどん増える中、ふと顔をあげると、セーラーコメットっぽい女と歩く衛が雑踏の隙間から見える。思わず駆け出すも、躓いて転んでしまううさぎ。『マモちゃん、どうして？』

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『きっと気のせい、見間違いだよ。だって、マモちゃんが、そんな、そんなわけ……』うさぎの表情に比例するように空模様が怪しくなってポツ、ポツ、と雨が降り始める。時計塔の下で泣きながら雨に打たれるうさぎ。

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通りかかったゲーセンのお兄さんがうさぎを見つけてピックアップ。店の軒下でタオルをかけてあげる。しばらくすると、美奈子が息せきって店に飛び込んでくる。『うさぎちゃん、こんなズブ濡れだと風邪ひくよ』『とにかく、一回帰ろう？彗星が見える時間までまだ大分あるし』首を振るうさぎ

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なんとか説得して、うさぎの部屋。風呂上りのうさぎの髪を美奈子がとかしてあげる（原作みたく）窓の外はまだ雨。『それにしてもおかしいね、今日は天気予報では晴れのはずだったのに』そして、彗星の上でなぜか衛をお姫様だっこしながら、その様子を千里眼してるセーラーコメット。

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『この男は、地球そのもの』『みずみずしい』『あたたかい』『あたたかい』カタコトっぽくぶつぶつ言うセーラーコメット。一方地球ではこの異変は彗星が原因だと亜美ちゃんとルナアルテミスが例の通信機で話し合う。

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で、ルナがうさぎにシッカリしてうさぎちゃん、それよりも大変なのとか言うけど、『見間違いなんかじゃない、わたしが、わたしがマモちゃんを見間違えるはずがないもん』とか泣きじゃくる

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で、泣きながら相手の女の特徴を話した瞬間、ルナがハッとする。切れ目長で、青い長い髪に真っ白な肌、もしかして、セーラーコメット？まさかそんなはず、セーラーコメットは目覚めることのない永遠の眠りの戦士のはず。他のみんなが合流。

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亜美ちゃんによる謎の精密機械により、彗星に衛がいることがわかる。レイちゃん『めそめそしている場合じゃないわよ、うさぎ。アンタの恋人、取り戻さなくっちゃ！』セーラーテレポート。そこで空気が一瞬やわらかくなったようで、孤独の戦士に対してうさぎ以外の戦士は複雑な表情。

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マコちゃん『なんだここ、砂漠？いや違う！これは氷だ！』亜美ちゃんが彗星の表面は基本的に凍っていると説明。その割りにこの彗星の表面は不思議と砕けてるという疑問を持つ。亜美『こんな小さい星で衛さんを隠せるはずないわ、手分けして探しましょう』

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ばらばらに分かれて探すセーラー戦士。うさぎ以外は、それぞれがコメットの孤独と自分の孤独を思い出す。でもこんなの、間違ってる。と、思い直すも、少し同情的。

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小さい星を一周したけど見つからず、再合流、ずっとアワアワしてるだけのうさぎ。亜美ちゃんが例の電子手帳っぽいものをアンテナつきのサングラスでピコピコやりながら、『たいへん！星の軌道がどんどん動いてる！いいえ、違うわ！地球の引力にひきよせられてるのよ！』ルナ『なんですって！』

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アルテミス『おかしい、この星は巡る事だけを使命にして、特定の星の引力にここまで引き寄せられる事はないはずなのに！』マコちゃん『なあ、こうは考えられないか？地球が引き寄せてるんじゃない、この星が、地球を、衛さんを引き寄せてる』ΩΩΩΩｿﾚﾖｯ

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亜美ちゃん、謎の集中力アップメカで更に解析を進めて、彗星の地下に衛がいる事を知る。うさぎ『この下に……？マモちゃん……っ！』レイがバーニングマンダラで地面砕く。地下に空洞があって、氷で出来た台座に横たわる衛（なぜかエンディミオン服）

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うさぎ『まもちゃんっ！』走りよろうとするセラムンを止めるマーズ。『いるんでしょう？彗星の戦士、セーラーコメット！』台座の後ろの影から、ゆらりと出てくるセーラーコメット。その美しさと、無表情さに息を呑むセーラー戦士たち。セラムン『まもちゃんに何をしたの！』

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セラムン『なんで？どうして？まもちゃんを返して！』コメット『返す？地球は、この男は、お前のものか？』地面から樹氷がドカンドカン生えてきて、衛が見えなくなる。樹氷の一本一本から、単色の青いセーラーコメットが現れて攻撃してくる。

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美奈子『どういうこと?同じセーラー戦士で戦うなんて！』ルナ『無理もないわ、セーラーコメットは何も知らないもの！何も知らないまま眠りで封印されていたのよ！』戦うセーラー戦士たち。しかし樹氷がどんどん生えてきて、キリがない。そのうち、複製コメットたちが口々にささやきだす

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『さみしい』『みてた』『ずっとゆめで』『みてた』『みずのほし』『あおいわくせい』『ちきゅう』『あたたかい』『みず』『あたたかい』『えんでぃみおん』『わたしは』『ひとり』『わたしは』『せーらーこめっと』

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『せーらーむーんには』『わからない』『ずるい』『ずるい』『さみしい』『かなしい』『ひとりは』『イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！』共鳴する複製コメット。それを歯を食いしばって粉砕していくセーラー戦士たち（うさぎのぞく）

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唐突に片言でなくなるセーラーコメット本体がいつの間にかエンディミオンの傍らに座っている。『うさぎちゃん、いくんだ！』『いきなさい！うさぎ！』『はやく！うさぎちゃん！』『まもるさん、とりかえすのよ！うさぎちゃん！』目の前の複製コメットを粉砕しながら、道を明けるセーラー戦士。

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『わたし、わたし行けない。だってこんな寂しさ、知らないもの……』この期に及んで複製コメットのガチぼっち激白に怖気づくセラムン。ルナ『行きなさい！うさぎちゃん！このままじゃ衛さんだけじゃない、地球にこの星がぶつかるのよ！』

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アルテミス『そうだ、うさぎちゃん、この星を守れるのは君しかいないんだ！』そんな言葉をかけられながらも、いかに寂しいかなどをさざめくように語り続ける複製コメットたち。そんな中、ついにセーラー戦士たちが倒れていく。

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複製コメット『この子たちは』『わたしとおなじ』『こどくを』『しってる』『ひとりを』『しってる』『おもいだして』『おもいだして』さざめくような複製コメットの声に、はいつくばったセーラー戦士たちの脳裏に孤独の記憶が流れる。孤独の記憶に支配されかけるも、それぞれの記憶の中にうさぎが登場