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『半分、青い。』 総括。このドラマはいじめを受けたトラウマを抱えた主人公がそれを克服するまでを描いた物語だったのではないか?

様々な物議を醸し、脚本家のツィッターは炎上した異例の朝ドラ『半分、青い』それは朝ドラという性格上、直接描かれないという制約を抱えながら幼少期にいじめを受けてそのトラウマを抱えた主人公がそれを克服して行く物語だと僕は捉えた。
連続テレビ小説 半分、青い。 朝ドラ トラウマ いじめ
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窪田浩一 @ko1kubota
#半分青い 補足をアップしようと思っていたけど、時間がなくて随分期間が空いてしまった…何を補足しようと思ったかももう覚えてないし(^_^;)、そろそろまとめておこう… pic.twitter.com/aVxKG9wHBT
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窪田浩一 @ko1kubota
色々な事を考えながら半年間観てきた #半分青い だけど、終わってから振り返る事で初めて全体像が見えて来るので、様々な事が繋がった時に改めて緻密で凄いドラマだったと感嘆してる。それについて追い追い書いていきたいけど、かなりの長文になりそうで中々手をつけられない…(^_^;)
窪田浩一 @ko1kubota
#半分青い という作品は視聴者に様々な命題を突きつけ、視聴者の心に潜む様々な感情を暴き出した。差別意識もそのひとつだ。鈴愛はどう見ても社会的弱者だ。どちらかと言うと差別を受ける側だ。だけど、視聴者の多くは鈴愛を差別的だと糾弾した。
窪田浩一 @ko1kubota
マンガ家…いや売れないマンガ家というのは明らかに社会的弱者だ。生活しておくのにも困難が伴う。マンガだけ描いて食べて行けないマンガ家も多い。当然食べて行く為にマンガ以外の仕事をしなければいけない事もある。それは本来やりたい仕事ではない。それは誰にとっても苦痛の筈だ。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
多くの視聴者は鈴愛がイラストレーターを差別したと非難した。しかし、僕は鈴愛が引越し業者を差別したと言った人は1人も見ていない。鈴愛にとっては引越しもイラストも本来やりたい仕事でないのは同じだ。生きていく為にやりたくないけど仕方なくやっている仕事だという意味では同じ。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
しかし、多くの視聴者は鈴愛がイラストレーターを差別したと糾弾したが、引越し業者を差別したとは糾弾しなかった。つまり鈴愛を差別的と批判した当人が実は引越し業者を差別していたのだ。 #半分青い というドラマは視聴者のそういう差別意識を暴き出した。
窪田浩一 @ko1kubota
また、鈴愛はマンガ家だった事は就職には不利だと言う。それは社会的弱者である鈴愛が、世間は社会的弱者である自分に厳しいという事を実感して言った言葉だ。これは同じく社会的弱者である脚本家という職業で生きて来た脚本家の実感でもあるだろう。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
脚本家だけではない役者であれ、監督の卵であれ創作に関わる仕事をしていたり、それを目指している人達は皆社会的弱者弱者であり、一様に就職には不利だろう。脚本家の周辺にもそういう差別を受けて苦労している人達を多く見て来た事から、そういう社会に対する不満を描いたのだろう。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
しかし差別を受けている側の立場から社会にそういう差別が存在する事を描いたらその脚本家を差別的だと非難する。違う!!非難すべきは差別の実態を描いた脚本家じゃない。差別をしている社会の方だ。これは黒人は差別されていると訴えた黒人を黒人差別主義者だと糾弾する様なものだ。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
ドラマの中でだけ差別が存在しないユートピアの様な世界を描いたら、世の中から差別がなくなる訳じゃない。むしろ逆だ。ハリウッド映画の中には黒人差別は存在しない。黒人は尊敬される存在と描かれている。それは実在する差別から目を逸らしているに過ぎない。ただの誤魔化しでしかない。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
鈴愛や脚本家を差別的だと糾弾する者達は、極端な事を言えば、差別の隠蔽に加担していて、実質的には差別を助長させているに過ぎない。私は差別を許さないと声高に言う者程、実際には無自覚なだけで差別的であり、差別社会を構成している一員でしかない。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
#半分青い を差別的だと批判する人達は、差別があるのを知りながら、なかった事にしたい人達。差別がある事を知りながら見て見ぬ振りをしてる人達。いじめがあるのを知りながら見て見ぬ振りをしてる人達と同じだ。差別やいじめが自分に降りかかって来なければそれでいいという人達だ。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
差別を受けている人や、いじめを受けている人の事など知ったこっちゃない。自分は差別もいじめもしてないから、自分には関係ない。だからドラマで差別やいじめなんか見たくない。それが実在する事を認めたくない。見て見ぬ振りしてる自分の罪を認めたくない。そういう事なんだろう。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
そうだ。鈴愛がマンガ家よりイラストレーターを下に見た。差別したという人に言っておこう。マンガ家というのは、映画で言えば、監督、脚本、役者、衣装、美術をたった1人でやる様なもの。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
それでいて多分1人何役もの仕事をこなして原稿料は絵を描くだけのイラストレーターと比べてその分高いという訳でもない。売れないマンガ家より売れているイラストレーターの方が原稿料が高いという事もあるだろう。どちらかというとイラストレーターの方がランクが高い職業とも言える。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
だけど鈴愛にとってはどっちがランクが高い職業だとか労力と原稿料のバランスがどっちが良いかとかは全く関係ない。鈴愛がやりたいのはマンガ家であってイラストレーターではない。マンガ家としての仕事が来ないのは屈辱でしかない。他の仕事で食いつなければならないのは屈辱でしかない。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
鈴愛が辛いのはイラストレーターの仕事をしなければならない事ではない。マンガ家として必要とされず、マンガの仕事が来ないのが辛いのだ。だから、マンガの仕事を取る為にもマンガを描く事に集中したい。でも生活の為に他の仕事をしなければいけないのが辛いのだ。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
生活の為に他の仕事をすれば、その分マンガを描く時間が削られる。良いマンガを描く為にマンガに取り組む時間が欲しいのに、それを削って他の仕事をしなければいけないのが辛いのだ。ただお金を稼げればどんな仕事でも良いという訳にはいないだけだ。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
さて、僕なりの #半分青い の総括を始めようと思う。かなりの長文になると思う。何日かに分けた方が良いかもしれないと思いつつ、一気に書いてしまった方が良いかもしれないとも思ってる。どっちになるかはまだ分からない。取り敢えず書き始めようと思う。
窪田浩一 @ko1kubota
#半分青い というドラマはどういうドラマだったのか?終了から1週間。あれこれ反芻して僕が辿り着いた結論は、まだ誰も言っていない、少なくとも僕は目にしていない結論だった。多くの反論が予想されるけど、先ずは最後まで読んで欲しい。やはり何度考えても僕にはこのドラマはこう見えていた。
窪田浩一 @ko1kubota
#半分青い とは、いじめを受けたというトラウマを抱えた主人公がそれを克服して成長し、やがて母親として我が娘がいじめを受けているという現実を受け止め、それに対し母親として適切な対応出来るまでになったという物語だと僕は受け止めている。
窪田浩一 @ko1kubota
もうひとつの側面は、そのいじめを受けていた主人公をいじめから守った幼馴染が、単に自分の人生は幼馴染を守るという事だけの人生なのか?自分は何者で、何を達成出来るのか?そういう悩みを抱えて成長し、その答えを見つけるまで長い回り道をした物語でもあると思っている。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
先ずは鈴愛というキャラ造形から考えて行こう。僕が鈴愛はいじめられっ子体質だと言ったら、そうは思えないと言ったフォロワーさんがいた。しかし、この半年間鈴愛はツィッター上で執拗なバッシングを受け続けて来た。これは実質的にツィッター上のいじめだったと言って良いと僕は思う。 #半年青い
窪田浩一 @ko1kubota
それを半年間見てきて、鈴愛はいじめられっ子体質ではないと言う人の考えは僕には理解出来ない。しかし、そこにはいじめ問題の根深さが伺える。多くの場合、当事者でない者はいじめに気が付かないものなのだ。つまりこのドラマはそういう問題も浮き彫りにしたと思う。 #半分青い
窪田浩一 @ko1kubota
何故ならいじめを受けている本人はその事を隠そうとし、自分がいじめを受けているという現実を認めようとしないからだ。だからいじめは発覚し難く、エスカレートし易い。また、その分いじめを受けた人間の受けた傷は深く、トラウマは大きくなる。 #半分青い
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コメント

孤高の山猫藤木中務大輔凪沙 @NaGiSa_FJ 2019年2月28日
そこまで真剣に漫画の仕事をしていたとは思えない>最後まで自分の才能の全てを絞り出して、もう一滴も出て来ない処までやり切って終えた
CD @cleardice 2019年2月28日
真剣になんかやってる描写より思い付きで色々始めて周囲の人間にコストを負担させてた描写の方が印象深いんだよなあ
ろんどん @lawtomol 2019年2月28日
良くも悪くも「等身大の主人公」だったように思われます。人間、ああしとけば良かった、こうしとけば良かった。無神経に人様に迷惑かけた。自分の才能の無さを知った、いや才能が無いせいにした…
かさね @kasaneunder 2019年2月28日
後半はあっちへズルズルこっちへズルズルはい何ヶ月後だよ何年後だよが多すぎて主人公の言動以前の問題という感じもあった いいから早く扇風機行って終わってくれ……という祈りすらあった
かさね @kasaneunder 2019年2月28日
律と鈴愛、最初期の世界中にお互いしかいないような世間からちょっとずれた二人組でいくと思ったんだ…それならけっこう好みだったんだ…
hachidori @hachidoridori 2019年2月28日
不確かな何かに依存したり周囲に粗相しまくるところも含めて鈴愛に共感しながら観ていたから、放送中ツイ見るのが辛かった。なるほどなぁ……。あったかもしれない鈴愛のいじめ体験が直接的に描かれていたら世間の反応は全く違ったのかもしれないけど、描かなかった(鈴愛自身が認めなかった)ために、理由もなくヒステリックに喚く女がなんだかんだで幼馴染に助けてもらえる話と勘違いした視聴者が彼女を糾弾し、現実に「いじめ」が起こったのか。凄いドラマだったな、本当。
hachidori @hachidoridori 2019年3月1日
世間からずれた人間は鈴愛と律の他にもたくさん登場したけど、誰一人として完全に生きづらさを解消できた人はおらず、生きづらい現実を変えようとするお話ではなく、自分が現実に順応して変わろうと努める話だったのが、朝ドラらしからぬといえばそう。
窪田浩一 @ko1kubota 2019年3月1日
lawtomol そうですね。最近は朝ドラは成功者の偉人を描いたものが主流になっていますが、本来は違ったと思います。このドラマはむしろ本来の朝ドラの精神に近かったのではないかと思います。
窪田浩一 @ko1kubota 2019年3月1日
hachidoridori そうですね。そのテーマがドラマ内だけに留まらず、ドラマ外にまで拡大して、いじめ社会というのを浮き彫りにした凄い作品だったと思います。
窪田浩一 @ko1kubota 2019年3月7日
hachidoridori 仰る通りだと思います。脚本家自身がいじめに近いバッシングを受けて来た経験も生かされていると思いますが、そういう世の中が変わる訳もないし、それにどうやって対処して生きて行くか?という事しかないんですよね。その点絵空事ではないリアルなドラマだったと思います。
アリ〜 @Rn3oAxnzuRvPt9l 2019年4月6日
結果的に誰が弱者なのか?!と言う目線で観るとステキね。
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