マンガ病患者による書評的な何か。

かわかつまちこ @machiko22

南Ｑ太の新刊があんまりだったので旧作とかＳＡＢＥの追悼本とか昔のアビコマリエとかマスノのブログとか２ちゃんとかで探りまくっていたら夜になってしまった。それにしてもトイレ行きたい。

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Ｑ太とか桜沢エリカとか内田春菊とかみたいな「トンでる女」が生活マンガ描くと必ず何かが崩壊しますね。東村アキコとか西原理恵子とかみたいにはなれないんだろうな。 いやーしかしトイレ行きたい。

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楽しみにしていたおお振り13巻、ひたすら試合の実況のみでなんかガックリ…。阿部くんのお母さんが心配するとことか、もっと膨らませても良かったんじゃないか。このまま「タダの野球マンガ」になってしまいそうで怖い。そしてトイレ行きたい…。

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ジョージ朝倉の新刊２冊「テケテケ★ランデブー１」「溺れるナイフ９」読了。どちらも素晴らしい！「溺れる」は８巻がイマイチで買うのやめようかと思ってたけど、完全に盛り返した！！大友くんが可愛すぎる！！！「テケテケ」はまだ序章って感じだけど、独特のポップさが初期のテイストを思わせます。

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今から考えると「ピース オブ ケイク」とか明らかに停滞期だな。やっぱ「ハッピーエンド」の衝撃が大きすぎた。勢いで久々にフィーヤンも買ってみたけど、収穫なし。「オハナホロホロ」は悪くないけど、やはり「Flat」には及ばず。つか、子どものキャラがそっくりで若干ひいた。

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漫画以外では「消える新宿二丁目」がよかった。文章も構成もド下手だし、引用多すぎでどうかと思うが、こうして町の歴史を体系的に記録しておくのはとても大事だ。「読み物」としてではなく「資料」として読むべし。余談だけど、行間から「ビアンは別です」というエクスキューズ感が匂ってて苦笑。

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バガボンドと竹光侍がどんどん近づいて来てる。「日本画風の筆描き」「主人公がジャパニーズ・サムライ」「『強さとは何か』『戦う意味』がテーマ」長いこと一線で活躍して、アートっぽく扱われてる男性作家が、ソッチに傾くのはなんだか納得。「男の子って大変ね」って感じで。好きだけど。

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志村志保子「女の子の食卓」６巻読了。やっぱりこの人は天才だ。特に「男の子の食卓」が最高だった。これにグッと来るかどうかはかなり票が分かれるだろうけど、それこそが少女漫画の醍醐味だと思う。万人のためでなく、私のためだけに作られた贈り物…的な。少女はわがままなのです。

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久々に戸田誠二を読み直す。このヒトのは全部持ってるけど、やっぱり初期の短編がすごい。読み手として、こういうモノに共感できる感性を持ち続けたいと思う。　http://www2.odn.ne.jp/~cbh42840/life.html

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こういう研ぎ澄まされた表現は、商業的に成功するほど鈍ってゆく。大手出版社に安定と束縛を約束されながら作れるものじゃないのだと思う。漫画家が書下ろしをメインに暮らしてゆけるシステムがあればいいのに。

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西原理恵子「毎日かあさん」の新刊を逃していたことに気づいて、慌てて購入！随所に鴨ちゃんのエピソードが挿入されていて、涙が出そうになる。育児マンガって完全に「トンガリ系女性作家」の墓場と化してるけど、この人はやっぱり別格。フェミ的な意味でもすごく嬉しい。

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「バクマン」も本日新刊。「デスノート」もそうだったんだけど、つくづく好みに合わない。話も面白いし絵も好みだし、メディアとしての完成度は申し分ないんだけど、私がマンガに求めるものがココにはない。描き手が切迫してない。本気が見えない。そして今回、それすらも戦略だということが判明。

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作中で新妻エイジが「亜城木作品は主人公に自己投影しない、心がない。だがソコがいい」的なセリフがあるんだけど、当然これは大場＆小畑作品のことを言ってるわけで。私はそれが受け入れられない。自分たちコンビをモデルにした作品なのに「自己を投影しない」なんて、カッコつけてんじゃねーよ、と。

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私はやっぱり「マンガはカタチじゃない、ココロだ！」と青臭く叫んでほしい。その点で言えば「ラッキーマン」の方がよっぽど熱かった。「バクマン」はあれを反転させたリベンジなんだろうけど、できればこのタイプのマンガはこれ以上増えてほしくないなぁ。研究対象としては買い続けて行くけどね…。

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しつこくバクマンねた。私と同じ年の映画監督(ドキュメンタリー)の署名記事。とても共感する。http://goo.gl/IXFl

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今月は雁須磨子の新刊ラッシュ！3冊の中では「猫が箱の中 」がベスト。かたっぽ小学生のホモ話ってのがアレですが、かなりおすすめ。何が素晴らしいって、キャラの性格がテンプレ化してないこと。「日本に長く暮らしてる外人高校生」の描き方とか、最高です。

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青桐ナツの「flat」が出てから高校生男子と小学生男子の ほのぼの話がハヤリだけど、私は「猫が～」がベストだと思う。ちゃんと、人格のある人間同士の話になってる。「オハナホロホロ」も「マイガール」も「うさぎドロップ」(の、前半)も、子どもが動物みたいなんだもん。

かわかつまちこ @machiko22

最近の新刊3冊、完読。浦沢直樹「BILLY BAT３」・小山宙哉「宇宙兄弟９」・志村貴子「放浪息子１０」。最近のモーニングはやっぱり凄いと思う。雑誌は買わない主義だけど、単行本で７～８作は買い続けてます。隔週連載や不定期連載が多いので、それが単行本派の嗜好にあってるんだと思う。

かわかつまちこ @machiko22

「BILLYBAT」は、まぁ最初から覚悟はしてたけど、完全に「よみもの」になって来た印象。キャラの表情にグッと来たり、コマに感情を持ってかれちゃう！みたいなマンガ的面白さがほとんど味わえない。

かわかつまちこ @machiko22

「BILLYBAT」に限らず、浦沢/長崎ペアっていつも前半がマンガマンガしてて後半が理屈っぽくなるんだけど、今回は最初から…。「『ともだち』の正体なんかどうでもいい派」だった私にとっては、色々心配です。それでも、ある程度面白く読めちゃうのがまた凄いんだけど。

かわかつまちこ @machiko22

「宇宙兄弟」は、ようやく「度胸星トリビュート編ｗ」が終わってオリジナル話に入って来た感じ。今回はヒビトが死にかけたりして緊迫した状況なんだけど、いまいちドキドキハラハラできなかった。たぶん、舞台を宇宙に移すのが急すぎたんだと思う。

かわかつまちこ @machiko22

ムッタ視点の選抜試験ではムチャクチャ遠い夢の世界だった「宇宙」が、ヒビト視点になってから急にただの舞台装置になっちゃった。しかも、全然リアリティないSF舞台…萎えー。この作家の本領は両親の会話とか犬がどうのとかの日常芝居だと思うので、あんまりSFっぽくなってほしくない。です。

かわかつまちこ @machiko22

志村貴子「放浪息子」。これはもう信者なので冷静な分析とかホント無理なんだけどｗとにもかくにも、甘酸っぱい！！マホと瀬谷のやりとりとか、シュウちゃんと土居くんの微妙な関係とか、本っ当～にうまい。小説とか脚本ではぜったいに描けない、絵とセリフの「間(ま)」で読ませるマンガだと思う。

かわかつまちこ @machiko22

こんなに省略しちゃっていいのか、ってほど言葉や絵での説明が少ないから、マンガを読み慣れてない人や、ここに描かれてるような青春の葛藤を経験していない人には、まったく伝わらないとは思うけど。私にとっては、形式もテーマもどストライクです。

かわかつまちこ @machiko22

ファン心理的には、高槻くんの登場が減ってるのが残念ｗキミがどうやって幸せになるかは、私の人生にも大きく影響するのだよ！ｗｗ