【うみねこ考察】死体行動説の見地から考察するEP5

死体行動説を前提としたEP5の犯人とその犯行方法 金文字について
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■考察概要

Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

安田紗代はボトルメールの想定解を二つもっており、作中語られる一般的な解が999人向けの解。 もう一つの解こそが戦人に解いて欲しい、1000人の内1人に届いて欲しい解であると考察しました。 togetter.com/li/1319606

2019-03-24 05:27:19
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

先入観を捨て物語を見直し、ベアトリーチェの立場から考察し直したところボトルメールは安田紗代がかいたミステリ小説であると考察できました。 togetter.com/li/1320262

2019-03-24 05:27:35
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

また、作中で使われているトリックも悪食島の悪霊の怪談と金蔵の思考の考察より『死体行動説』を導き出すことができました。 togetter.com/li/1320303 これらを前提にEP5の犯人と犯行を考察したいと思います。

2019-03-24 05:29:43

■ロノウェから見たラムダのゲームとは

Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

EP5の序盤でロノウェはラムダのゲームを「愛がありませんな」「義理が通らぬ」と表現しました。 これはどのような意味なのでしょうか。

2019-03-24 05:31:06
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

小冊子「我らの告白」にはベアトはこの物語をかくのに3つの物語を書いたと言及されています。 私の考えでは 一つは誰もが目にできるボトルメール 一つは結末の語られた安田紗代(紗音)が犯人の物語 一つは紗音が犯人と語られた上でも彼女は無罪と信じることによって別の犯人が見えてくる物語

2019-03-24 05:31:34
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

この3つの物語でうみねこはできていると考えています。 つまり安田紗代は自分が犯人の物語とそうではない物語の複数の想定解を用意しているのです。 紗音が無罪である物語を1000人の内1人に届いて欲しい物語とすれば、 結末の語られた紗音が犯人である物語は999人に届くであろう物語となります。

2019-03-24 05:32:34
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

安田紗代はこの複数の想定解を成立させるために紗音と嘉音が特定の人物の前以外では登場しないようにしていました。 しかし、ラムダデルタはこの想定解を無視し、1000人に1人届く物語を優先してしまったのです。 それがロノウェに「愛がありません」「義理が通らぬ」と言わしめた理由です。

2019-03-24 05:32:46

■紗音・嘉音と口裏合わせ

Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

ラムダは想定解の両立を無視し、1000人に1人伝わる物語を優先しました。 そのためこのEP5では紗音・嘉音が頻繁に同時に目撃されています。 この紗音・嘉音は口裏合わせではありません。

2019-03-24 05:33:35
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

例えば5日の朝、厨房で紗音嘉音が同時に目撃されています。 目撃だけではありません。きちんと二人が二つの役割を持って行動しています。 まず郷田と料理の盛り付けをしていた紗音。 郷田は紗音の幻想を生み出せる人物だったでしょうか? 郷田は幻想の紗音と盛り付けを楽しんでいたのでしょうか?

2019-03-24 05:34:24
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

「あのお二人もいつもああだといいんですけどねぇ…」と言う熊沢の発言があります。 第三者から見てここには郷田と紗音の二人いたことがわかります。 では嘉音の方が幻想でしょうか? こちらも違います。 魔女法廷で源次の部屋の封印を証言する際に熊沢と嘉音の二人で確認したと証言しています。

2019-03-24 05:34:48
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

熊沢と共に源次の扉を確認した嘉音。 郷田と共に配膳の準備を行った紗音。 二人が同時刻に確認されています。 口裏合わせで二人を描写していたと考えるよりも、これまでは想定解の両立のため特定の人物をわざと同時に書かなかった。 EP5ではそれをやめた。 そう考えた方がいいのではないでしょうか

2019-03-24 05:36:32

■犯人と動機

Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

EP5での犯人の動機は明確です。 右代宮夏妃に過去の事件の報復をおこなうこと。この一点に集約されます。 過去の事件を知っている人間が犯人になります。 すると源次・熊沢・蔵臼・紗音・嘉音が候補になります。 この中から選ぶのならば私は源次を選択します。

2019-03-24 05:37:22
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

19年前の事故で被害を受けた赤ん坊は金蔵だけではなく源次にとっても手塩にかけて育てた子供の縁者です。 恨みも深いと言う物。

2019-03-24 05:37:42
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

また、一緒に死んだ使用人もその出自を語られていませんが源次の関係者である可能性があります。 夫がいることから恋愛関係はないとは思いますが、源次が台湾から逃れた後日本でできた新しい絆である可能性もあるのではないでしょうか。 源次が復讐のため犯行に及ぶ動機は十分と考えられます。

2019-03-24 05:38:08

碑文と金蔵

Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

戦人がヱリカと碑文を解いた際に金蔵を目撃しています。 これについて作中では「金蔵は死んでいる」「金蔵は見間違えない」の赤字を基に戦人の客観性を疑い、戦人が探偵ではないことを示す根拠として使われてます。 しかし、この論拠は本当でしょうか?

2019-03-24 05:40:22
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

今回の考察の前提となる「死体行動説」であれば金蔵をここで戦人が目撃することは可能です。 戦人の主張する主犯説を通すための後付けで、戦人は実際に金蔵を目撃していると考えられます。

2019-03-24 05:40:36

■食堂の手紙と扉のノック

Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

一見ガチガチに固められて誰にも不可能に見える手紙の設置とノックですが「死体行動説」であれば金蔵の行動として捉えることができます。 前項で金蔵は戦人が碑文を解いているのを確認していますのでその祝福のためと考えれば動機も十分です。

2019-03-24 05:41:14
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

金蔵ならば赤字に触れることなく手紙とノックが実行できるでしょうか? まず「誰一人」手紙を廊下に置いたものはいないとのことですが、金蔵は死体ですので「一体」です。「一人」とはカウントされません。

2019-03-24 05:41:39
Goat-Chan@introducing 07th @DNakukoroni

一切のニンゲンは屋敷内に存在しなかった」とのことですが、金蔵は死体ですのでニンゲンとは言えません。 「ノックは、人が手で扉を叩くもの」も人の死体である金蔵ならノック音は出せるはずです。 金蔵であれば手紙とノックを実行することは可能です。

2019-03-24 05:41:48