『けものフレンズ2』最終回（12話）の考察 ～ビースト、フウチョウ、イエイヌを軸に～

しろうと @sirouto

細かい経緯は省くが、かばんはヒトのフレンズ。キュルルはオリジナルのヒト。と前作／本作から推察される。だからイエイヌはキュルルを選んだ。（もしかしたらサーバルたちもそうかも）

しろうと @sirouto

このイエイヌに対して、ビーストからキュルルを守ったのに、置き去りにするのは「かわいそうではないか」という意見が出ている。

しろうと @sirouto

なぜ、キュルルがイエイヌの元で暮らす、というようなエンディングではダメだったのか？

しろうと @sirouto

もちろんこれにはまず、話を作る都合があるだろう。たとえば『男はつらいよ』の寅さんが、特定のマドンナとくっついて、腰を落ち着けないようなものだ。シリーズで続く旅ものでは、お約束的展開だ。

しろうと @sirouto

しかし作品固有の文脈で考えたときに、先のフウチョウのメッセージが関係してくると考えた方が、意義あるものになっている（真相とは言っていない）。

しろうと @sirouto

キュルルは人類代表なので、セルリアンやそもそもフレンズが生まれたことなど、この島のことに責任がある。だからただ安穏と暮らすのではなく、島を調査して回って解決する必要があるのだ。

しろうと @sirouto

と考えれば、イエイヌの元に落ち着かず、冒険を続けるエンディングも妥当に思える。1のセルリアンはサンドスターの影響で生まれたが、2はセルリウム（＋キュルルの絵）から生まれる、という事情も関係するだろう。

しろうと @sirouto

ただ、もうちょっとイエイヌとか、先のビーストに関しても、フォローがあっても良かったかも、とは思う。

しろうと @sirouto

ビーストの最期（？）は、サーバルがボーッと見ているだけだったが、「お前も逃げろ」と言うとか、何かもうちょっと別のやり方もあったかもしれない。

しろうと @sirouto

もちろん、最終回に展開を詰め込み気味で、尺を確保できなかったという事情はありそうだ。ただ中盤までわりとゆったりした進行だったので、謎を消化しておけば良かったのに、とは少し思う。

しろうと @sirouto

最終回でイエイヌは、キュルルやジャパリパークの人間と共に絵に描いてあったから、キュルルの過去の記憶と関係しそうで、重要そうな登場人物だ。だから、次回（以降）作で、たまにイエイヌの所に寄ればいいと思う。

しろうと @sirouto

キュルルに関して、考察できることは多いが、今回は記憶が失われた過去について、推測してみたい。

しろうと @sirouto

前作の初代『けもフレ』で、かばんはサンドスターから生成した、ヒトのフレンズ（ミライのクローン的な存在）だったのに対して、キュルルはおそらくオリジナルのヒトだ。イエイヌが見分け（嗅ぎ分け？）ている。

しろうと @sirouto

キュルルの過去は、いろいろなパターンを考えられる。たとえば一例としては、過去にパークが事故に遭って、何か避難できない事情があって、安全な場所に、キュルルを冷凍睡眠したとか。

しろうと @sirouto

キュルルはパーク全体が家だと受け入れた。たんなるハウスではなくホーム、仲間の存在が居場所の本質だったから。

しろうと @sirouto

ただもし、島の外に本来のキュルルの家があるとしたら、帰るかどうかの決断が改めて迫られるだろう。それが描かれるのは、次作以降か、外伝になるだろうが。

しろうと @sirouto

さて、まだ言い残したことはいろいろあるが、だいたいポイントを言ったので、今日のところはここら辺でお開きにします。ありがとうございました。