【110511】京都府立大学 公共政策学部の講義について
政策評価1では、プロセス評価について学びます。 つくられた(企画立案された)政策(施策・事業)が、正確に実施されたかを問う評価です。つくられた政策が正確に実施されない場合ってあるのかと思われる方もいると思いますが、そういうことはありえます。
2011-05-11 10:08:14(1)に関しては、一面において、つくられた政策が思惑通りの効果をあげたか確かめるということです。あがっていればよし、あがっていなければ修正するわけです(なお、効果うんぬん以前に必要性の評価がありますが、ここでは割愛します)。
2011-05-11 10:08:16(2)に関しては、責任ということで、政策がうまくいけば賞され、うまくいかなければ罰せられるわけです。そのためにも、誰が考えた政策が実施されているのか確かめることが重要ということになります。実施中に政策を変えた人がいるなら、その人が責任を問われるべきというわけです。
2011-05-11 10:08:19注意が必要なのは、何がなんでもつくられた政策通りに正確に実施しなければいけないかというと、そうでもない場合もあるということです。
2011-05-11 10:08:20(1)実施現場に一定の裁量権が与えられている場合、(2)企画者の誤認や状況の変化により元々の政策を実施するのが非合理な場合(目的達成不可能、費用過大、弊害発生など)、(3)よりよい業務の進め方を実施現場で思いついた場合、などです。
2011-05-11 10:08:21裁量が認められる範囲を超える変更を政策に加える場合でも、きちんとした連絡・報告がなされない場合もあるので要注意です。 まとめると、以下のパターンがあり得るわけです。
2011-05-11 10:08:22正確に実施→思惑通りの効果あり 正確に実施→思惑通りの効果でず 正確に実施されず(問題なし)→思惑通りの効果あり 正確に実施されず(問題なし)→思惑通りの効果でず 正確に実施されず(問題あり)→思惑通りの効果あり 正確に実施されず(問題あり)→思惑通りの効果でず
2011-05-11 10:08:23@YoshioKubota おはようございます。連続ツイートtogetterまとめしましょうか?読んでて勉強になっています。
2011-05-11 10:11:18