【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第223話「裏工作」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第13巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」】 第223話です。今回から、大判・横山光輝「三国志」第13巻の内容となります。 葭萌関で対馬超戦を繰り広げている玄徳。と、そこに孔明の姿が。綿竹関を守っているはずでしたが、そちらは趙雲、黄忠に任せて、夜通しでやってきたという孔明。

2019-06-27 12:39:44
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」02】 孔明としては、葭萌関が破られる方が問題なので、こちらの戦況を優先して対応したい模様。早速、張飛と馬超が一騎討ちをしたニュースも耳にいれておりました。そのとおりだが勝負がつかぬ、と玄徳。

2019-06-27 12:41:14
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」03】 二人ともすぐれた豪傑、どちらを死なせるのも惜しいという孔明に玄徳も同意。できるならば馬超を味方につけたいということで二人の意思は一致しています。孔明は、馬超を引き入れる策があるというと、身を乗り出して聞く玄徳であります。

2019-06-27 12:42:48
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」04】 漢中の張魯は野心家で、どうかして漢寧(かんねい)王の称号を欲しいと願っていると孔明は言います。そこで、馬超を呼び戻すことを条件に、玄徳が蜀を治めたら、天子、つまり皇帝に願い出て、張魯を漢寧王に報じる運動をしようと約束するというのが策です。

2019-06-27 12:46:14
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」05】 張魯はその条件をのむだろうが、それでは馬超を味方にできぬではないか、と玄徳が疑問を呈します。ここで孔明は馬超の立場を考慮します。国のない馬超は手柄を立て自分の基盤を築きたいところ。張魯の帰還命令はその機会を失するものと考えるだろうと。

2019-06-27 12:49:17
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」06】 おそらく、張魯と馬超はうまくいかなくなる、と孔明。そこを狙って説き伏せるというのが大まかな作戦です。ふむう、と孔明の意図を理解した玄徳。しかし、張魯とはどうやって連絡をとるのかと尋ねます。

2019-06-27 12:50:29
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」07】 漢中情報に通じていた孔明。張魯の腹心に楊松(ようしょう)という人物がいるのですが、この男、賄賂には目がない人物で、この男に賄賂を贈って仲をとりもってもらうと言います。玄徳は早速張魯に手紙を書きます。孫乾が使者となって届けに行くことに。

2019-06-27 12:52:34
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」08】 もちろん、孫乾は買収工作をするために、金銀珠玉を持っていきます。 この裏交渉はうまくいったとみえ、張魯に玄徳からの手紙が無事届けられます。漢寧王の称号に目がくらんだ張魯は、玄徳の約束を信じ、馬超を引き揚げさせることに同意します。

2019-06-27 12:54:40
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」09】 かくして、漢中から馬超へ帰還命令が出されます。しかし馬超は、孔明の読みどおり、未だなんの手柄を立ててはおらぬ、と張魯の命令を拒否。使者は直ちに引き返し、張魯にその旨を伝えますが、こちらにも都合があると、再び引き返すように伝えろと命じます。

2019-06-27 12:56:54
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」10】 こうして説得の使者は何度も張魯と馬超の間を往復することになります。 一方、楊松邸にいた孫乾は、楊松に馬超引き揚げの件はどうなったかと尋ねます。張松は、馬超がうんと言わぬと困り顔。

2019-06-27 12:58:27
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」11】 しかし、馬超は張魯に世話になっている身、そんなわがままが通るのか、と孫乾が言うと、張魯は馬超が拒絶する言い分を述べます。では張魯は漢寧王の称号を諦めるのか、というと、とんでもないと楊松。

2019-06-27 13:00:20
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」12】 ここで孫乾、とっておきの贈り物を楊松に披露します。ことがうまくいったらこれをあげると。まばゆいばかりの金銀珠玉を見た楊松は、これまでにも贈り物をたくさんもらっているのに、さらにこれだけのものを…、と心動かされた様子です。

2019-06-27 13:02:23
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」13】 玄徳様は気前のいいお方でございましてな、と孫乾。思えば、日々の生活にも困る暮らしをしていた一青年が、賄賂作戦も使えるほど出世したか玄徳。 さて、これを確実に手に入れたい楊松は、なんとしても馬超を引き返させねば、と画策します。

2019-06-27 13:04:16
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」14】 そしていい方法がある、とアイデアが浮かんだ楊松。孫乾に、必ず馬超をなんとかする、と孫乾に約束します。 楊松は張魯に会い、馬超が蜀を奪り、自分が蜀の王となって父の仇を討つつもりだ、と馬超の野心をでっち上げます。

2019-06-27 13:06:40
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」15】 さもありなんな話に乗ってしまった張魯。このままでは漢寧王の称号はもらえぬし、蜀二十州も手に入らないと考えます。何か良い策はないか、と楊松に尋ねる張魯。楊松は、馬超に3つの条件を出すように言います。

2019-06-27 13:08:33
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」16】 手柄を立てるなら、(1)一ヶ月の間に蜀を奪ること、(2)劉璋の首をあげること、(3)荊州の軍勢を追い返すこと、この3つができなければ、自分の首を差し出せというもの。張魯はそんな厳しい条件を出すと、馬超が漢中に攻め入ってこぬか、と懸念します。

2019-06-27 13:10:48
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」17】 楊松は、馬超の逆襲に備え、国の要所には兵を配置すればいいと言います。張魯は楊松の策を取り入れます。 さて、葭萌関の馬超は、この3つの条件が突きつけられたことに驚愕します。

2019-06-27 13:12:17
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」18】 いったいこれはどうしたことだ、なぜこんなことになった、と馬超。使者は詳しいことはわからないと言うばかり。とりあえず、よしわかったと伝えるように使者にいう馬超。

2019-06-27 13:13:32
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」19】 馬超は馬岱に、一ヶ月で3つの条件を満たすのは無理な話だ、手柄も立てずに引き揚げるは残念だがやむをえないと半ばあきらめムードで言いますが、馬岱はこの急変は解せないと、引き揚げる前に少し調べた方がいいと言います。

2019-06-27 13:15:20
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」20】 馬超も、たしかにおかしい、と思っていたようで、誰かに調べさせるように命じます。馬岱は、はっ、と返事。こうして、馬超たちは自分たちのおかれた状況を理解しつつありますが…。

2019-06-27 13:17:04
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【横山光輝「三国志」講座223「裏工作」21】 孔明がしかけた裏工作が、果たしてどのような結末を迎えるのか…。続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-06-27 13:17:52