『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT 1（冒頭10分40秒00コマ) 0706版』を見た感想

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見れたとこだけの話にはなるけど、庵野秀明監督はえげつないことをするなぁというのが率直な感想。ネタバレするので注意してください。 #0706作戦

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開始直前の司会から高橋洋子さんへの質問中、しかも家まであと5分というところでiPhoneのバッテリーが切れた…… #0706作戦

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フランスを舞台に、と前置きでバラした上（しかも今公式Twitterでもアナウンスある）でパリの街を救う展開をするのは海外展開前提というか、パリっ子のための物語。

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これは日本で最初期にエヴァに心を捉えられた当時の10代、今の30〜40代は（少なくともこのアバンの内容では）最早ターゲットにされてないのでないか。というのも、これが仮に日本の大都市、それこそイベント上映された東京、大阪、名古屋、福岡、札幌が復活しても、多分パリのような歓声は起きない。

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それは今の30〜40代が、就職氷河期にぶち当たりリーマンショックに翻弄され、今最も日本や自分の住む都市に愛着や、希望を持てない世代だろうからだ。

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フランスだって不況やら移民やら暴動やらゴーン逮捕やら色々あるけれど、あの歓声を聞くかぎりではやはりパリを愛しているのだろう。我々はあそこまで自分たちの都市の復活を素直に喜べるかというと、気質の違いもあるとはいえ、やはり難しいのではないか。

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しかも劇中で使ってる純日本的なネタに至っては庵野秀明と同世代、いわゆるバブル世代までしか分からない、もしくは彼らが子供の頃親やメディアで耳にしたネタので、やはり氷河期世代には通じず、プロデューサー兼任で興行面まで取り仕切ってる庵野監督は完全に氷河期世代を切り捨てているのでは、と。

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海外ファンと自分と同じバブル世代、あと入るとすればパチンコから入った人たち。つまり今金落としてくれる人達をターゲッティングしてるんだろう、と勘ぐるのは邪推にすぎる？

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尺的にはこれまで100分前後なことを考えると残り90分ほど？その中で、最初の熱狂的なファンであった氷河期世代も救われる内容になると良いなぁ。