- toshi3636_1
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集中する前頭葉の回路は、生まれつき決まっているわけではなくて、鍛えることができる。とりわけ、ノイズのあるところで集中するのが良い。勉強は静かな部屋でやるのもいいけれども、いろいろ邪魔が入る居間でやるのが良い。「どこでやるの?」「居間でしょ」というわけである。
2019-08-16 06:20:14カフェのような、周囲からいろいろな音が聞こえるところで集中するのも良い。静かでないと集中できないというのは前頭葉の鍛え方が甘いのであって、となりでおじさんが話していたり、誰かがきゃっきゃと笑っていても、関係なく目の前の課題に集中できるような脳に鍛えればいいのである。
2019-08-16 06:21:23集中力は、リアルタイムのノイズに対する頑強さだけに限られない。たとえば、集中している間に誰かに話しかけれれて邪魔が入ったときにも、それに一度は対応して、その後にまたすっと課題に戻るというような、「集中の復元力」も大切である。
2019-08-16 06:24:04集中の復元力がないと、誰かに話しかけられて、「あ〜、今せっかく集中していたのに、話しかけたから、もう集中できない!」とやつあたりをするようなことになる。集中の復元力があれば、邪魔が入っても動ぜずに再び大切な課題に集中できる。
2019-08-16 06:25:35もう少し長いスパンで見ても、ノイズや邪魔が入っても集中できる力は養える。たとえば、ある課題について、いろいろ周囲から雑音が聞こえてきたり、気をそらすような状況があったとしても、それに引きずられずに、(自分が考えるところの)その課題の「本質」に戻ることができる力が、広義の集中力だ。
2019-08-16 06:26:51つまり、全体として、集中力は事象のさまざまな変動や予測不可能性、ノイズの所在を乗り越えていくのであって、困難や邪魔が入るほど、鍛える機会が得られる。だから、外から邪魔が入ると嘆くのではなく、「しめた、集中力を鍛えるチャンスだ!」とよろこぶくらいの気持ちがあった方がよいのである。
2019-08-16 06:28:12