「めちゃくちゃ怒り狂ってるマグロの霊が出てきた！」

一騎 @ikiikiikki

夏なので少し不思議な話を… その昔、私がアルバイトしていたパチンコ屋さんは、良く体調不良者が出ていた。 「お祓いしてもらった方が良いんじゃないか」 なんて話が店長から出るほどだった。 ある日、休憩室から姉に電話を掛ける用事があった。 私「もしもし？」 姉「うわぁあああ、マグロ！？」

一騎 @ikiikiikki

私「どうしたの？」 姉「マグロ！！マグロの霊がケータイから出てきた！！なに、なに！？お前いまどこにいるの？頭をかち割られてめちゃくちゃ怒り狂ってるマグロの霊が出てきた！」 マグロ…？

一騎 @ikiikiikki

私「職場の休憩室だけど…」 姉「マグロ、めちゃくちゃ怒ってるよ？ なんか心当たりない？」 その時私は思い出した。 当時働いていたパチンコ屋は、集客サービスのためにさまざまなイベントをやっていて、そのうちの一つに《マグロの解体ショー》をやったことがあった。 私「解体ショーやった」

一騎 @ikiikiikki

その解体ショーはお世辞にも盛り上がったとは言えなかった。 当たり前だ。 パチンコ屋でマグロの切り身を球と交換する人なんて、そうそう居るわけがない。 マグロの切り身は余りまくった。 そのマグロの恨みが、職場の休憩室に取り憑いていたのだった。

一騎 @ikiikiikki

姉「とりあえず、マグロは害がない程度に小さくしておいたよ。 時間が経てばそのうち居なくなるとは思うから、パチンコ屋なんて悪いものが寄りやすい場所で、生物使った客寄せしない方が良いって偉い人に言っておいてね」 姉は霊感が強かった人だけど、私は流石にそのことは誰にも話さずにいた。

一騎 @ikiikiikki

携帯からマグロの霊事件からしばらく経ったある日。 私はベテラン社員さんと2人で事務作業をしていた。 社「あのさぁ。笑わないで聞いてくれる？」 私「はい」 社「ここね、マグロの幽霊出るんだよ」 私「？！」

一騎 @ikiikiikki

社「頭から血を流したマグロの霊がいて…私遅番で一人で事務作業とかしてる時、ドアのところで通せんぼとかされたりしてたの」 私「…それは…大変でしたね…」 社「でも最近、居なくなったんだよね…居なくなったって言うか、すごく小さくなって…だからもう平気なんだけど」

一騎 @ikiikiikki

社「やっぱさ、賭け事するところで解体ショーとかやったら行けなかったんだよね…」 以上、怖くはないけど本当に不思議なパチ屋に取り憑いたマグロの霊のお話でした。 マグロの霊に通せんぼされたのは、全世界でこの社員さんだけだと思うwww

一騎 @ikiikiikki

@cphlufthavn リプありがとうございます( ´∀｀) 電話口の第一声が「うわぁあああああ、マグロ！マグロがでてきたぁああ！」と言うインパクト、一生忘れられないです。

一騎 @ikiikiikki

@elven_ears3 リプありがとうございます。 築地とか、普通の飲食店で美味しく食べてもらうための解体ショーは問題ないみたいです。 今回のように「ただ見世物にされて、喜んでもらえなかった」のが原因のようです。 食べ物には感謝しないといけないですね。

一騎 @ikiikiikki

バズった。 やはり飲みの席で絶対にスベらないマグロの幽霊の話は、Twitterでもスベらなかった… pic.twitter.com/kDZ29HeFbK

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