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ご案内:今谷和徳/今週は、16世紀の皇帝カール5世の宮廷とその支配地で活躍した作曲家たちをご紹介します。1日目は宮廷楽長を務めた3人の作曲家の作品です。
楽曲
「モテトゥス「カールは偉大なりき」」
クレキヨン:作曲
(ソプラノ)マリア・ルース・アルバレス、(合唱)エギディウス・クヮルテット
(5分15秒)
<Etcetera KTC 1239>
「モテトゥス「人生のすべては遍歴なり」」
コルネリウス・カニス:作曲
(合唱)エギディウス・クヮルテット
(5分30秒)
<Etcetera KTC 1239>
「モテトゥス「カールよ、何ゆえにイサベルのことを」」
二コラ・パイヤン:作曲
(ソプラノ)マリア・ルース・アルバレス、(合唱)エギディウス・クヮルテット
(4分48秒)
<Etcetera KTC 1239>
「モテトゥス「キリストの復活は」」
二コラ・パイヤン:作曲
(ソプラノ)マリア・ルース・アルバレス、(合唱)エギディウス・クヮルテット
(8分06秒)
<Etcetera KTC 1239>
「シャンソン「死が私をとらえた」(5声)」
クレキヨン:作曲
(合唱)ブラバント・アンサンブル、(指揮)スティーヴン・ライス
(2分11秒)
<Hyperion CDA 67596>
「シャンソン「死が私をとらえた」(4声)」
クレキヨン:作曲
(合唱)ブラバント・アンサンブル、(指揮)スティーヴン・ライス
(2分30秒)
<Hyperion CDA 67596>
「モテトゥス「われとともに祝え」」
クレキヨン:作曲
(合唱)ブラバント・アンサンブル、(指揮)スティーヴン・ライス
(6分08秒)
<Hyperion CDA 67596>
「シャンソン「恐れと希望が」」
クレキヨン:作曲
(合唱と合奏)クレンデ・コンソート、(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
(2分20秒)
<EUFODA 1165>
「シャンソン「ある喜びのために」」
クレキヨン:作曲
(合唱と合奏)クレンデ・コンソート、(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
(1分14秒)
<EUFODA 1165>
「シャンソン「あの目のひとつを私に貸して」」
クレキヨン:作曲
(合唱と合奏)クレンデ・コンソート、(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
(1分59秒)
<EUFODA 1165>
「シャンソン「ああ、私はわかってる」」
クレキヨン:作曲
(合唱と合奏)クレンデ・コンソート、(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
(2分23秒)
<EUFODA 1165>
「シャンソン「ある陽気な羊飼いが」」
クレキヨン:作曲
(合唱と合奏)クレンデ・コンソート、(指揮)エリク・ファン・ネーフェル
(3分19秒)
<EUFODA 1165>
#古楽の楽しみ カール5世ざっと復習 1500年、今のベルギーにあるヘントGent(仏名ガンGand)で、皇帝マクシミリアンの子でブルゴーニュ公(=当時のベルギーの為政者)だったフィリップ美公(右上)と、スペイン王女フアナ(右下)の間に生まれたのが彼(左) 1506年、父の死でブルゴーニュ公の地位を継承 pic.twitter.com/7K8ehEfFIb
2019-08-26 00:32:44承前)ヘントは当時ネーデルラントの一部(現ベネルクス界隈にあった諸州の総称。オランダ語で「低地地方」の意) ネーデルラント諸州(Nederlanden)は百年戦争以来ブルゴーニュ公の土地。そのブルゴーニュ公の地位をヴァロワ家と婚姻関係をむすんだハプスブルク家が継承することに #古楽の楽しみ pic.twitter.com/NoprCI5wku
2019-08-26 00:42:16承前)母フアナはスペイン王家の出身。 イベリア半島統一を導いたアラゴン王とカステーリャ女王の結婚によって、1476年にその間に産まれた娘だったのだけれど、1516年に亡くなる父のアラゴン王から情緒不安定を理由に継承不適格とされ、彼女の息子がカルロス1世としてスペイン王に #古楽の楽しみ pic.twitter.com/MoM2VdZr2X
2019-08-26 00:52:36承前)ちなみにネーデルラントの為政者の地位を得たとき、カルロス(フランス語シャルル、ドイツ語カール、オランダ語カレル)はまだ6歳の年。当然統治はむりなので、叔母(父フィリップ美公の妹)のマルグリット・ドートリッシュ(オーストリアのマルハレーテ)が摂政役だった #古楽の楽しみ pic.twitter.com/1Btcew3qjP
2019-08-26 01:07:01承前)さらに1519年、父フィリップの父つまり祖父にあたるマクシミリアン皇帝(左)が崩御し、スペイン王カルロス1世はその後継で神聖ローマ皇帝カール5世として即位(右) ネーデルラントの為政者にしてスペイン王、同時にドイツ語圏諸侯の名目上の上役?たる皇帝にもなったという次第。 #古楽の楽しみ pic.twitter.com/KBrGXFfAHJ
2019-08-26 01:08:14承前)カール5世の祖父マクシミリアン1世は、ごぞんじイザークやラ・リュー、ゼンフルなどの音楽家を配下に擁したほか、ブルクマイアやデューラー(この肖像の描き手)などドイツ人画家たちを擁護、諸芸術の発展にも寄与があった人ですね👀✨ #古楽の楽しみ twitter.com/t_shirasawa/st…
2019-08-26 01:23:50承前)ちなみに右の肖像も、さきにあげた彼の叔母マルハレーテの肖像も、描いたのはネーデルラント随一の重要都市ブリュッセルで活動した画家ベルナルト・ファン・オルレイ(1491/92-1542)によるもの。この人はラファェッロの絵に刺激を受けてイタリア絵画の技法も取り入れた新世代… #古楽の楽しみ pic.twitter.com/nfI0Oo6sS3
2019-08-26 01:41:26承前)ネーデルラントの画家たちって、15世紀を通じて油彩技法に長け独自の伝統を誇り続けていたんですよ。レオナルド・ダ・ヴィンチらイタリアの画家たちも、当初しばらくネーデルラントの画法を参考にしていたくらい…ファン・オルレイらの世代あたりからそこに逆転現象も起こり始める #古楽の楽しみ pic.twitter.com/DtHCLqd3Tj
2019-08-26 01:51:50承前)参考…カール5世が受け継ぎ、征服したヨーロッパの領域(記述はオランダ語)こんなに広い!! 赤と紫はスペイン領(ミラノMilaanの周りは後に征服)。オレンジがブルゴーニュ公領とネーデルラント諸州、肌色が神聖ローマ帝国 #古楽の楽しみ (c) Lucio silla/Paul2 on Wikimedia commons pic.twitter.com/k4szXG9iga
2019-08-26 02:24:04承前)#古楽の楽しみ 月曜に登場する パヤンNicolas Payen(1512-1559) クレキヨンThomas Créquillon(1505頃-1557) カニスCornelis Canis(1506-1561) はみなフランス語使いでネーデルラント諸州生まれながら、スペインのフランドル聖歌隊Capilla Flamencaで活躍した人ですね👀🇪🇸✨ pic.twitter.com/FZEnN6e4cX
2019-08-26 02:49:38承前)地元の民が話す言葉=殿様の言語とは限らない時代 カール5世はメヘレン(住民は主にオランダ語を話すベルギーの町)で育ちつつ、ブルゴーニュ公だった父の系譜をひいて母語はフランス語だったそう フランス語シャンソンがスペイン王室で楽しまれてても不思議はないのね #古楽の楽しみ suivre pic.twitter.com/GZM2SWAFFI
2019-08-26 03:03:08古楽の楽しみ ▽カール5世の宮廷・支配地で活躍した作曲家(1) - NHK ご案内:今谷和徳/今週は、16世紀の皇帝カール5世の宮廷とその支配地で活躍した作曲家たちをご紹介します。1日目は宮廷楽長を務めた3人の作曲家の作品です。 www4.nhk.or.jp/kogaku/x/2019-… 26/07/72786/4818251/ #古楽の楽しみ
2019-08-26 05:24:30#古楽の楽しみ タミタミの衆~~~そろそろ起きんと間に合いませんよ~~~ 今週はセニョレェ~イマタ~ニィ~の館に 金曜日に笛の名人のマダマァ前田が訪問されますよ
2019-08-26 05:51:00おはようございます!月曜日です。まもなくNHK-FM「古楽の楽しみ」の時間ですよ。今週の演目はなんでしょう♪ www4.nhk.or.jp/kogaku/ www3.nhk.or.jp/netradio/
2019-08-26 05:55:02