あいちトリエンナーレ2019国際フォーラム「『情の時代』における表現の自由と芸術」1日目 配信視聴者&現地組の実況ツイート
曽我部:権力は必ず腐敗する。権力の監視=ジャーナリズム(報道の自由)。これを保障するものとしての表現の自由。この点で、現在の日本は民主主義が危機的状況。
2019-10-05 13:52:01曽我部:ヨーロッパ人権裁判所。表現の自由が人間の発達にとって重要という考え。少数派は多数派の圧力を受け、その意見は発信されにくい。例として女性の自立。多様性の尊重。多数派にとっても視野を広げることになる=知る権利。少数派の意見への批判→(時間と共に)賛同。
2019-10-05 13:54:20曽我部:国家や人々を驚かせ、傷つけ、混乱させる見解も表現の自由として保障されること。多数派の道徳観、価値観によって制限されない。児童ポルノなどの場合は、その表現より法的価値(?)が上回るので規制される。
2019-10-05 13:56:35林:表現の自由が歴史と共に変わっていくこと。芸術の歴史と表現の自由の歴史がリンクされていること。印象派は1874年の第1回展で批判された。セザンヌは狂人扱いされた。現在では万人に愛されている。こうした例は美術史において枚挙に暇がない。現在の価値観だけで測ってはいけないこと。
2019-10-05 13:58:16横大道:今日的な表現の自由について。表現の自由を「守る」とはどういうことか。発信者が逮捕されたりしないこと?それは今はない。現在あるのは「不自由」、つまり援助しない、後援しない、場所を貸さないといった関与。現代型の関与。
2019-10-05 14:00:54横大道:なぜ道路に使用許可を出してデモをできるのか。管理権(貸す側)の意見で左右されるのはおかしい(アメリカの判決)。パブリックフォーラム(公的な場所)では、管理権があっても原則自由であるべき。公的な施設もそれに含まれる。
2019-10-05 14:02:52横大道:なぜならば、それは県や自治体の首長のためでなく、市民が自由に使うべき施設だから。危機管理上の理由でなければ、原則使用許可を出さなければならない。芸術祭はどうか。国や自治体が「内容が気に入らない」と理由で場所を提供しなかったり補助金を出さないのはダメ。
2019-10-05 14:05:01@YouTube 表現の自由について語るとき、少数意見も尊重すべきだと言われるけど、歴史修正主義への警戒がないと、例えば今回の場合、「慰安婦問題はデタラメかもしれないけど、表現の自由を保障すべきだ」なんてところに着地しないか心配…
2019-10-05 14:05:24横大道:間に専門機関を置くことで、介入の可否を判断できる。専門機関に資金を提供する=特定の内容に金を出すのではない=専門家の判断を尊重する。しかし専門家が日本で育っているか。自律的判断ができるか。それが今回の問題だ。
2019-10-05 14:06:49マクニールさん、あいちのケースは not an isolated case. one of many censorships happened in Japan over 20 years と。ほんとうにそうおもう
2019-10-05 14:11:48マクニール:あいトリ事件は、過去20年で最重要ケース。日本のメディアとの付き合いの中で彼らがデリケートと感じていること、皇室、戦争犯罪について。
2019-10-05 14:12:02マクニール:女系/女性天皇について。日本のメディアは私の見解を放映できない。反発、右翼、右派への恐れ。議論を避ける。脅迫。日本にいる海外メディアは、近年、政府による圧力を感じている。海外ジャーナリストのサイトが攻撃されたことも。
2019-10-05 14:15:44「さまざまな脅迫が怖くはないのか。threads of XXX は何かをキャンセルしたり取り下げたりする理由にはならない」
2019-10-05 14:16:03表現の不自由展や補助金の不交付についての議論のすれ違いは、根底にはパブリック、公共についての認識のずれがあるのだろうな。欧米では、パブリックは「みんなの」で多様性と寛容さが前提、日本では「お上の」でしばしば画一的で狭量。
2019-10-05 14:16:46「表現の自由をめぐる日本の状況はこの6~7年で悪い方向に変わってきた。not healthy。そのことは国際的に認識されている。」2012年というはっきりした指摘
2019-10-05 14:18:57マクニール:古舘伊知郎、国谷裕子の降板。海外特派員も日本の言論の自由が脅威にさらされていることを研究している。 pic.twitter.com/mU46RXRsNI
2019-10-05 14:19:07