観劇報告書2019(10月ーⅡ)

収録団体…劇団わに社
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!🙋】 【好きも嫌いもいつかは棺桶(花)】 いやぁ、ほんとに懐かしいし、個人的には観れて嬉しかったなぁ。わに社の本公演(第三営業)として初めて観たのがこの演目だったんですよ。流石に年数経てるので忘れてるとこも結構ありましたが、覚えてるとこは覚えてましたねぇ。#いつかん pic.twitter.com/cs8aFPFVhe

2019-10-07 00:27:02
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【作品紹介】
とある小さな葬儀社に勤める佐藤ハジメという青年が主人公。彼はかつて子役として一世を風靡したという異色の経歴の持ち主。ただ今はその葬儀社の「泣き屋」として また後輩を指導する中堅として(掃除婦のモモタを始め、社長夫妻や他の社員からも心配されるくらいに寝る間もないくらい…時に寝落ちしてしまうくらいに)馬車馬の様に働く日々を送っていた。そんなある日、どこからともなく「ハジメ、こっちにおいで…」という『謎の少女』の声が聞こえて…。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【葬式の話です】
ある葬儀屋に勤める青年の話です。今年は葬式扱った演劇作品多いけどなんかあったっけなぁ…?ま、いいかw

結末から言っちゃうと彼と派遣社員?の女性以外ってみんな幽霊として彼を見守ってたという結末だったんですね。(実は社員旅行の事故で彼だけが生き残った)

そのことで彼は彼だけが生き残ったことに罪悪感みたいのを感じるんですね。それは先に述べた通り子役で 自分が売れっ子になった時と繋がってくるんですね。

要はどういうことかと言うと「さほどパーフェクトでもなんでもない不完全な生きていてもなーんにも空っぽな自分だけがなんで生き残っちゃったんだろ?なーんで選ばれちゃったんだろう?」とそーんなことを思っちゃうんですね。

だからその『みんなの埋め合わせ』をしようとしたのか「早くみんなの元に行きたい」と思ったのか、がむしゃらに仕事するんですよね、まるで『生き急ぐ』かの様に。

そんでもって、『今の自分ってなんなんだ?』みたいなことを思っちゃうよーなんですね。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【気持ちの整理って難しい】
率直な感想としては、ずいぶんとネガティブだなと思ったもんです。ただ同時に謙虚というか素直な内容でもあるなと思った訳でしてね、過去の自分やその取り巻く環境みたいのが良ければ良いほど今の自分ってなんでこーなんだろ?なんか不甲斐なくて苦しいし悲しいなぁ…みたいな、でもどーにもできるだけの勇気も気力も時間もないし。だからこの後くらいにtwitterに書いてるんですが「あーあるわぁー」って感想になってるんけどね。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物】は全員ってのは無理なんで記憶の限りで挙げておきますね。人数の割に覚えてた。※なお敬称と所属団体は略してます。

【登場人物①】
佐藤ハジメ(演:川井ケージ)…泣き屋。
元々あんまり感情を表に出さない圧し殺した印象のキャラだった様に。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物②】
市川ミモリ(演:坂本あずき)…化粧師、社長の一人娘。ちょっと口が悪い。
ちょっとどころの騒ぎではないw 言うなればツンデレ入ってる姉御肌タイプ。劇中でも文句言いつつも面倒見の良さを発揮してたキャラ。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物③】
市川カナ(演:上田愛)…社長秘書兼社長婦人。旦那溺愛。
美人。性格はおっとり系で天然入ってそうなキャラ。行動が突然、大胆になるのが笑える。「そーきたか」笑。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【素朴な疑問】
なぜにこの母親からこの娘が「爆誕」したのか未だに疑問wwww。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物④】
市川ジョウジ(演:源千晃)…葬儀屋社長、調子のり。妻溺愛。
声が結構渋い。調子のりだが決して軽薄という訳ではない…たぶんない…と思う。ちなみに会社の電話には勿体ぶって出てくれないw(←幽霊だからそもそも無理)(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【社長】
前作あたりは園長だったよな?この役者さんって?なにげにエライ人の役柄が多いwwww(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑤】
後藤アヤメ(演:加川未友)…びびり、(本編に登場するお抱えの坊主である)コンゴウの妹。
喋る段階で既にびびりなので『ご病気』にしかw なお、びびりなのは周りが全部幽霊であることを知ってたから…?あと、実はハジメのことが好きだった…のかい?(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【ラストの雛壇における家庭的な並びが好きだった】
最後、天に召された葬儀屋の社員たちが雛壇で主人公を見守ります。もうね、純粋にあの家庭的な雰囲気を想わせる並びの構図がなんとも微笑ましくてね…。なんだか思わず、もらい泣きしそうでしたね。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑥】
下村マリ(アンダーソン・シャーロット・マリィ)(演:和久田朱里)…葬儀屋お抱えの女性牧師。カタコトでしゃべる。
聖職者なのにミモリより数倍口が悪いキャラw。性格も後半に進むに連れて冷酷さが目立つように。正体は劇中の台詞にもある通り『悪魔』?。金髪。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【カタコトの人】
出会うと「頭をかち割られ」ますwwww なお、演じたのはアイドルの方。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑦】
モモタ(演:一柳智美)…掃除婦。謎の女。
謎の人①。冒頭よりハジメの傍らにたびたび現れる女性。正体は死神だが死神というよりは盟友的なものに近い気がする。運命共同体というか。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【観たのは「花」ver】
モモタを演じたのは一柳智美さんでした。久々の出演でしたがその存在感は未だ衰えてはいなかったですね。(←なんて失礼な)(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑧】
少女(演:OHANA)…ハジメの名前を呼ぶ女の子。
謎の人②。劇中では最も謎だった人。演じたのはこの団体にしては珍しく子役。大人の役者と比べても見劣りしないくらいの演技力だった。なおこのキャラの存在が後述の考えを生み出す元に…。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【少女とハジメ】
話半分以下←で聞いて頂けたら。

実はこの本編の一連の流れってのはバス事故で未だに入院中の佐藤ハジメの意識の中の話ではないかと思ってたりもしなくもないのです。つまり彼はまだ「生死の境をさ迷っている」訳ではないのかと…。

だから、少女が何回も呼んでいる訳で…いやなに、今も枕元で彼の名前を誰かが呼んでるのかもしれないじゃないですか?…ねぇ?

なのでついでに言うと死神と悪魔の件もそっから来てるのかもはしれないですねぇ…とかなんとか思ったり。

がしかし、ただですね、そうなると『実在する人物は誰なんだよ?』って誠にややこやしい底無し沼みたいな話にこっからなりかねないのでね、この辺で失礼を笑。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑨】
木村リコ(演:杏月)…長女。後に出てくるキクの娘。
謎の人③。実は既に他界しており故人。健気すぎて、なんだかそこがむしろ幸薄な感じがしなくも…。葬儀でのやり取りが泣ける、今生の別れって感じで。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑩】
鹿島ウメ(演:まとい)…キクの姉。叔母さん1、見栄っ張り。(※本編では3人登場するがそのうちの一人)
世間体だけを気にする典型的な小姑タイプ。性格がキツい上に説教まで垂れるクソババ←キャラw もうそこばっかが印象に残ってしまったwwww(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑪】
木村キク(演:浅井千寿代)…(死んだ木村重工業の元会長である)ゲンコツの妻。息子のヘンジの扱いに困っている。
喪服と相まって貞淑な雰囲気漂うキャラだが同時に普段大人しそうな人をキレさせると誰も止められないという典型であることをも思い知らされた人でも。怖えーwwww(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑫】
早坂アカリ(演:はらみつちはる)…女優志望、騙されてイタコをしている。
余りにアブナイキャラに映ったのか「イタコ」という名前で個人的には覚えてしまったキャラ←。男運と頭はたぶんあんまりよろしくないw。声が甲高い。どーみてもドM。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑬】
明石フブキ(演:ミヤマまゆ)…レポーター。敏腕Pの古田ダイナゴンに抱かれている気がする。
「あの人は今?」みたいな番組のレポーターのはずなのだが、話す間もずっと瞬きをしてくれないので心霊現象のレポーターにしか見えなかった人。怖いってば笑。(好きも嫌いもいつかは棺桶)

【登場人物⑭⑮】
マメタ(演:織田佳祐)…少年探偵マメタ。天才子役が勤めたドラマのキャラクター。
ミミコ(演:岩瀬かえで)…マメタの助手。ドジ。天才子役が勤めたドラマのキャラクター

『二人で一人』って印象が強かったキャラ。最も懐かしみを感じた二人組でもあった。衣装の蝶ネクタイ🎀とベレー帽がいかにも少年探偵団っぽい。(好きも嫌いもいつかは棺桶)